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中学理科の計算問題ができないのはナゼ? 〜原因は小学校の算数にあり〜 その2 2019/10/31

前回の続きです)

小学校5年以降の算数では、%などの割合の計算、速さ・時間・道のり、3:4というような比を学びます。

平均点の取れない生徒さんは、こういうところのどこかに必ず穴ボコがあります。

この個所ができなければ、中学理科で計算問題ができないのも当然です。

理科において、問題演習をこなせば、力は付いていきます。

しかし、小学校の算数の能力以上にはできるようになりません。

習熟度にもよりますが、理科で習う公式をしっかり学んだつもりでも、小学校算数の力がないと、すぐに頭の中から抜けていってしまいます。

問題演習を積み重ねても、それ以上に上達しないとなれば、それは「能力の限界」です。

いくら優秀な受験関係者でも、能力以上の力を引き出すことはできません。

もし、どうしても計算問題ができるようにならないとなれば、できることは一つです。

「計算問題をあきらめて、他のところで点を取るようにする」という方法しかありません。

これは社会の計算問題についても言えることです。

特に平均点の取れないという生徒さんの場合、できないことに力を注ぐより、「できることを確実に試験場で発揮できるようにしておく」ことが必要です。

やはり小学校の勉強は大事です。

 

 

中学理科の計算問題ができないのはナゼ? 〜原因は小学校の算数にあり〜 その1 2019/10/30

先日、中学理科の計算問題について、このようなことをツイッター上で述べてみました。

わたしとしては、ごく当たり前のことをサラッと語っただけですが.....

とにかくビックリするほどの反響がありました。

リツイート回数が94で、「いいね」が380付いています。

だいたいわたしのツイートは、リツイートがちょっとあるかないかです。

「いいね」はせいぜい5個程度です。

リツイートや「いいね」が増えてくると、群集心理としてリツイートや「いいね」をしたくなるというのがあるのかもしれません。

が、それにしても、という感じでした。

それだけ同じように感じていた方が多かったということでしょう。

理科という教科は、小学校の段階ですと、入試を除けば、計算問題はあまり出てきません。

ところが、中学入学後に計算問題がグッと増えます。

ここを苦手にしている人は多いです。

「どうやったらできるようになりますか?」という相談も生徒さんから寄せられることがあります。

理科の計算問題ができないのは、小学校の算数に原因があります。

それでも、計算それ自体なら、巧拙はあるものの、何とかできる人が多いです。

要は、式を立てることができないのです。

次回に続きます)

 

「動画で雨か嵐か」 〜公立高校 出願から入試までの流れ〜 2019/10/30

 

動画がきちんと表示されない場合はこちらから

 

https://youtu.be/GJ4VOF7ALvE

 

 

二華・青陵中受験 手を出さないほうがいい場合 その3 2019/10/29

前回の続きです)

ご父兄にしてみれば、「中学受験のときにやった勉強は、たとえそのとき結果が出なかったにせよ、のちのち役には立つだろう」ということで子息の受験を応援しているはずです。

しかし、こと二華・青陵中の入試に限った場合、「全体の平均」より下回っている生徒さんが、両校の入試に挑むのは、得るものより失うものが大きいというのがわたしの意見です。

そうした生徒さんは、二華・青陵中以外の中学入試、例えば、東北学院、白百合、宮城学院といった私立中学の入試をターゲットにしたほうがいいです。

あるいは、中学受験を行わず、照準を高校入試に据えて、現在学校でやっている内容の基本的なところをガッチリ演習するタイプの塾に行くのも一法です。

また附属中の受験を目指すという方法もあります。

附属中の入試問題は、極めて基本に沿った問題が出題されています。

ただ、「当座の目標」がないと、ご父兄も生徒さんも、学習の途中でダレが出てきてしまいがちになります。

よって、「あくまで記念受験」として、二華・青陵中を受験する、というのもアリかもしれません。

重要なのは、「基本の基本」ができていない生徒さんは、二華・青陵中の入試問題演習に手を出すべきでない、という点です。

子息が「全体的な平均を上回っているかどうか」は、仙台市内の場合、毎年行われる学力調査の数字をご覧になってみてください。

平均より下あるいは、平均をわずかに上回る程度であれば、二華・青陵中の入試問題はかなり荷が重いです。

その点、心におとどめください。

 

 

 

二華・青陵中受験 手を出さないほうがいい場合 その2 2019/10/28

前回の続きです)

事実、そうした生徒さんの中には、小学校の算数の基本がかなり抜けてしまっているケースがいくつかありました。

小学校の算数の基本というのは、例えば%などの割合の計算、道のり・時間・速度、図形の面積の公式などです。

そうした生徒さんは、「中学受験のときにはきちんとできたが、中学入学後は忘れてしまった」という感じではありません。

「基本の基本」が生煮えの状態で、二華・青陵中の入試問題を塾等で演習してきた公算が極めて高いのです。

二華・青陵中の入試は、国語・算数というように科目ごとに分かれた試験ではありません。

いろいろな科目の要素が幕の内弁当のように詰まった総合問題です。

そのため、思考力が試されます。

そういう問題に対応できるのは、基本がしっかりできている生徒さんだけです。

「基本の基本」ができていない生徒さんは、ほぼ対応不能です。

本来、そうした生徒さんは、易しい問題を数多くこなして基本を固めなくてはなりません。

しかし、小6という貴重な時期に実力以上の問題演習を続けてしまったために、中学校入学後、「小学校の基本がさっぱりできていない」という状態に苦しむことになってしまったというわけです。

次回に続きます)

 

 

 

二華・青陵中受験 手を出さないほうがいい場合 その1 2019/10/27

二華・青陵中の受験に関しては、これまでいろいろな形でかかわってきました。

現在そこを志望しているご家庭、在校生、そこを不合格となって別の中学に進学した生徒さんなど様々です。

そうした生徒さんを見てきて、「二華・青陵中受験、やめておいたほうがよかったのではないか?」と感じたことが何度かありました。

今回のコラムではそうしたケースを紹介します。

わたしが「二華・青陵中受験、やめておいたほうがよかったのではないか?」と感じたのは、当該生徒さんの成績が「全体の平均より下回っている」場合です。

ここで言う「全体の平均」とは、例えば「仙台市の小学生全体の平均」という意味です。

今春の二華・青陵中の競争率は次の通りです。

 

二華 定員105 出願487 倍率4.64

青陵 定員140 出願266 倍率1.89

 

この中で残念ながら不合格となった生徒さんは、両校合計で508人です。

この508名は中学受験をするくらいですから、平均的に見て優秀な生徒さんたちが多いです。

しかし、その中には明らかに実力不足となっている生徒さんも一定数含まれていると思われます。

そのように感じたのは、二華・青陵中の受験経験のある生徒さんを中学になってから担当する機会があったからです。

次回に続きます)

 

10月26日現在の指導枠空き状況について 〜平日のキャンセル待ち承ります!〜 2019/10/26

本日現在の指導枠空き状況は以下の通りです。

お問い合わせをくださる方は、以下をご参照ください。 

 

☆お問い合わせに当たって、合格実績を参考にしたいご父兄へ

当方の合格実績のページをご参照ください。

また、過去5年間の合格実績一覧もご参考にどうぞ。

 

<空き状況>

☆平日

夕方〜夜の時間の枠はありません。

14時以前あるいは22時以降も受け付けております。

☆土曜・日曜

1枠の空きがございます。

また、各方面調整の上、もう1枠取れるかもしれません。

お住まいの場所の関係で、指導のできない場合がございます。

詳しくはお問い合わせください。 

◎「なるべくなら平日指導希望」というご家庭向けに、「平日指導のキャンセル待ち」を承ります。

他のご家庭の解約あるいは入試が終わったことによる指導終了があった際、優先的に平日での指導を行うようにいたします。

現在、「平日のキャンセル待ち」2件です。

 

☆11月以降の予定

11月4日月曜は、文化の日の振り替え休日です。

この日の追加指導依頼は承っておりますが、「短期指導」もお引き受けいたします。

 

指導に当たって、当方は、特に次のような生徒さんの力になれます。

1.大学受験、赤点対策を希望する高校生

2.二華・青陵・附属など中学受験を予定する小学生

3.通塾しても、成績がなかなか上がらない中学生

4.塾・予備校のサポートを求めるご家庭

☆学習障害やADHDなどの発達障害を持つ生徒さん、大歓迎! 


二華・青陵中を志望するご家庭からのお問い合わせは非常に好調です。

指導をお引き受けするに当たりましては、「生徒さんが、菊池の指導を受ける意思があること」のみが要件です。

現状の成績については、一切問いません。

一方、「うちの子供は、全くやる気がありません。何とかやる気の出るようにして下さい」というご依頼は、申し訳ございませんが、お引き受けできません。

引き続きよろしくお願いいたします。 

 

高専の大学進学率 〜普通高校との違い〜 その3 2019/10/25

前回の続きです)

前回示した数字を見ると、仙台高専の卒業後の進路については、おおよそ次のようになります。

 

就職 60%強

専攻科 25%前後

大学編入 10%〜15%程度

 

要するに85%〜90%近くの人は、一般的な大学に編入しません。

「高専」の枠内で学生生活を過ごすことになります。

もっとも、専攻科に進んだ後は、大学院に進む人も一定数います。

ここで「高専からの大学編入」を考察します。

高専入試において、みやぎ模試偏差値は57という数字が出ています。

この偏差値付近の高校は、次のようなところです。

 

仙台南 58

泉 普通 56

東北学院榴ヶ岡 特進 56

ウルスラtype2 58

 

これらの高校から、東大・京大と行ったところに進学するのは、相当に至難の業です。

阪大・明大・北大・東北大のようなところへの進学もかなりのキツさを伴います。

以上のことを考えると、高専を経ての旧帝大以上への進学は「かなりお得でオススメ」とも言えます。

試験科目としても、国語・社会といった文系科目に煩わさせることがありません。

とはいえ、90%近くの同級生が、就職・専攻科に進むという環境で、自分の意志を貫くのは、かなり強い精神力が必要です。

高専からの大学編入は、その点を十二分に考慮すべきです。

 

高専の大学進学率 〜普通高校との違い〜 その2 2019/10/24

前回の続きです)

仙台高専の直近3年間の進路状況は以下の通りです。

出典は、同校のホームページによります。

数字は人数です。

ここで、「専攻科」というのは、高専5年を終えて、その後2年間、高専にて勉強を継続できます。

 

<平成28年度>

大学編入 119

就職 169

進学率 41.3%

就職 58.7%

◎主たる進学先

仙台高専専攻科 50

東北大 1

京大 1

北大 1

☆専攻科進学者数は、名取キャンパス分のみの数字。

広瀬キャンパスについては数字なし

 

<平成29年度>

大学編入 124

就職 205

進学率 37.7%

就職 62.3%

◎主たる進学先

仙台高専専攻科 84

東北大 1

名大 1

阪大 1

 

<平成30年度>

大学編入 111

就職 200

進学率 35.7%

就職 64.3%

◎主たる進学先

仙台高専専攻科 75

東北大 1

東大 1

北大 2

 

上記を見るとお分かりのように、仙台高専の場合は、就職が6割強、進学が4割弱です。

前回紹介した数字とほぼ重なります。

進学先の6割を占めるのが、高専専攻科です。

専攻科を卒業すれば、学歴は大卒同等になります。

また、国公立大学への進学も数字が出ています。

数字を上げて紹介したのは、旧帝大関連です。

そのほかにも、長岡技術科学大学、岩手大学などの国立大学への進学者もいます。

次回に続きます)

 

「動画で雨か嵐か」 〜二華・向山・仙台南高 偏差値50台後半の高校の特徴〜 2019/10/23

 

動画がきちんと表示されない場合はこちらから

 

https://youtu.be/XHAv3COvy9g

 

高専の大学進学率 〜普通高校との違い〜 その1 2019/10/23

先日のコラムにおいて、高専の退学・留年率のことを取り上げました。

今回は、その続編です。

高専の大学進学率について考察してみます。

そもそも高専は、大学進学を目的として設立されたものではありません。

その点、普通高校と大きく趣を異にします。

論より証拠に、学校教育法115条1項に、高専とは以下のような学校であると記してあります。 

 

・・・高等専門学校は、深く専門の学芸を教授し、職業に必要な能力を育成する 

 

一方、高校は学校教育法50条に次のように定めてあります。 

 

・・・高等学校は、中学校における教育の基礎の上に、心身の発達及び進路に応じて、高度な普通教育及び専門教育を施すことを目的とする 

 

上記の通り、高専とは、まずもって「職業に必要な能力を育成する」ための学校です。

よって、高専における大学進学あるいは編入は、あくまで二次的なものです。

実際、高専卒業後の進路は就職60%、進学40%となっています。

上記数字の根拠は、国立高専機構このパンフレットの18ページです。

ここに次のような記述があります。

 

・・・高専生は多彩なキャリアパスがあり、卒業後すぐに就職して技術者として活躍する道と、進学して専門的知 識・技術を更に高める道を選択することができます。 

卒業者の進路状況は、就職が約6割、進学が約4割となっています。 


次回に続きます)

 

 

中学受験生にとっての「楽しい指導」とは 〜「楽しい指導」こそが実績を作る!〜 その2 2019/10/22

前回の続きです)

中学受験生にとっての「楽しい指導」というのは、具体的に申し上げると以下のようなものです。

わたしの担当する中学受験生は、ギリシャ神話に興味があります。

そこでわたしは、指導の際、日本神話に関する話題を出してみました。

イザナギ、イザナミから始まって、その子孫が皇室につながるということを教えてみました。

その生徒さんは、初めて聞く話と見えて、興味を持ちながらわたしの話を聞いています。

「楽しい指導」というのは、言い換えると、その生徒さんの知的好奇心をいかに満たすか、にあると考えています。

もちろん、以上は指導のちょっとした合間にサラッとやっているものです。

普段、問題演習をしっかりやっていることは申し上げるまでもありません。

その生徒さんがどういう興味関心を持っているかは、それぞれ違います。

どのボタンを押せば彼らは満足するか、顔色を見ながらやっています。

このようなやり方で、平成25年には青陵中、平成30年には二華中の合格者が出ています。

どちらの生徒さんも、「楽しい指導」を楽しみながら聞いていた生徒さんです。

わたしのこうしたやり方が、点数としてどれほど役に立ったのかは分かりません。

しかし、1点2点を争う入試において、幅広い知識をどれだけ持つかは、合否を決める際にものを言う気がします。



中学受験生にとっての「楽しい指導」とは 〜「楽しい指導」こそが実績を作る!〜 その1 2019/10/21

受験のための学習というのは、一般的につまらないものです。

つまらないからこそ、それを手助けしてくれる受験関係者が全国津々浦々にいます。

実は指導をしているわたしのほうも、国語の試験問題に出てくるようなお硬い文章はあまり読みたくありません。

それより、芸能人のくっついた、離れたというようなゴシップ記事を読んでいたほうが楽しいです(苦笑)

そんなわけで、わたしは少しでも指導に「楽しさ」のようなものを入れられないかということを考えています。

そういった中で、わたしが特に留意しているのが、「中学受験生にとっての楽しい指導」です。

「楽しい指導」というのは、勉強をやらずに生徒さんと駄弁っていたりすることではありません。

指導の際は、彼らになるべく多くの知識を与えることができるように、いろんなことを関連付けて指導をするようにしています。

二華・青陵といった中高一貫校の問題は、国語、算数と言うように科目が分かれていません。

ある物事をいろいろな角度から聞いてくる総合問題です。

ですから、ある出題があった場合、算数的な処理能力、社会科からの視点など、様々な方向から問われます。

そうした試験は、「いろいろな知識を幅広く、たくさん持っていたほうが高得点が取れる」という仕組みになっています。

「いろいろなことを関連付けた指導」というのは、そういう指導内容です。

次回に続きます)

 

入試における「思考力」対策 〜実は「思考力」以前の生徒さんが大多数という現実〜 その3 2019/10/20

前回の続きです)

わたしの見る限り、「思考力」以前という生徒さんが大多数です。

「受験生の思考力を試す」問題への対策を気に掛けなくてはならない生徒さんというのは、全体の1割、多く見積もって2割程度です。

ほかの8割から9割の生徒さんは、英単語をしっかり記憶するとか、数学の計算を間違わず、確実に行うという「基本の基本」に重点を置いて学習すべきです。

この「基本の基本」がボコボコと抜けている状態では、「思考力」うんぬんはあったものではありません。

「思考」というのは、たくさんの、そしてしっかりとした「知識」が必要です。

それなくして、「思考」はできません。

試験対策と言うと「あれもやらなくちゃ、これも」と目移りしがちになります。

不安な気持ちは理解できます。

しかし、しっかりした力もないのに、思考力を試すような問題の出来ばかりを気にする必要はありません。

むしろ、そういう生徒さんは、基本的な問題の取りこぼしを心配すべきです。

点数アップのためには、そのほうが効率的です。

8割から9割の生徒さんは、まず「知識の詰め込み、基礎の徹底」が必要です。

それがきちんとなれば、自然と思考力は付きます。

 

入試における「思考力」対策 〜実は「思考力」以前の生徒さんが大多数という現実〜 その2 2019/10/19

前回の続きです)

生徒さんのほうからは、こうした「受験生の思考力を試す」問題について、しばしば相談を受けます。

ご父兄からも同様です。

10年ほど前、ある家庭教師派遣会社に在籍していたとき、今くらいの時期に中3生の案件を新たに担当することになりました。

その生徒さんはみやぎ模試偏差値が50前後でした。

ご父兄からのご希望は「ナンバースクール」にという、かなり高度な、というより、かなり無茶な案件でした。

学習を開始しましたが、とてもナンバースクールに手が届くような感じではありません。

基本も抜けまくっています。

ご父兄は、「うちの子供のどういうところがよくないのか、数学で言えば、方程式ができないのか、確率なのか、関数なのか、どうして結果が出ないのか?」と畳みかけてきます。

こういう場ですと、

「方程式はこういうところが.... 確率ではこの点が..... 関数では....」

と、いかにも勿体を付けて分析まがいの口上を述べれば「空気を読んだ」ということになるのでしょう。

しかし、わたしはあえて、

「どこが悪いとか、そういう話ではなく、全体として基礎力が決定的に不足しています。

これではご希望はかなり厳しいです」

と申し上げました。

ご父兄はかなり不満な様子で、何か魔法のような対策をすれば、子息がナンバースクールに行けるものと思っている様子でした。

その後、そのご家庭は、ほどなくして契約終了となりました。

次回に続きます)

 

入試における「思考力」対策 〜実は「思考力」以前の生徒さんが大多数という現実〜 その1 2019/10/18

去る15日、ツイッター上で、こんなツイート、そしてこんなツイートをしたところ、思いのほか反響がありました。

このところ、各所で「思考力を重視した入試に傾向が変わってきている.....」など、「思考力」という単語をしばしば見かけます。

では、「思考力を重視した問題」とはどういうものなのでしょうか。

ここで話を分かりやすくするために、「思考力を重視していない問題」の典型を示します。

これは例えば次のようなものです。

 

「次のカタカナの部分を漢字に直しなさい コウフクな生活」

「1603年、江戸幕府を開設した人物の名前を答えなさい」

 

「思考力を重視していない問題」というのは、要するに「知識を問う問題」です。

言い換えると、「暗記していれば解ける問題」です。

こういう問題は、逆に言うと、「知らなければ解けない問題」です。

「思考力を重視していない問題」というのは、覚えれば何とかなります。

よって、これを大量に記憶すれば、点数アップには即効性があります。

一方、「思考力を重視した問題」というのは、このようなものではありません。

例えばこういう問題です。

 

「太平洋側の気候の特徴を、宮城県と山形県の雨温図の違いについて触れながら述べなさい」

 

これは単純な暗記だけでは済みません。

グラフを読み取ったりする力が必要です。

こういうものは、教科書に書いてある用語を覚えてどうにかなるものではありません。

こうした問題が、「受験生の思考力を試す」と言えます。

次回に続きます)

 

受験勉強で一番役に立ったもの その3 2019/10/17

前回の続きです)

「いろいろな知識」という下地がある人と、そうでない人とでは、同じように学習を進めていても、結果は全く違ってきます。

実際、わたしも生徒さんを教えていて、その点は痛感します。

学習の苦手な生徒さんは、まず語彙が少なく、加えて持っている知識も少ないです。

語彙が少なく、さらにそれを下支えするような知識も少ないとなれば、教科書を読んだところで「さっぱり分からない.....」となるのは道理です。

逆に小学生で二華・青陵に合格できるくらいの生徒さんは、例外なく語彙と知識が同年代の平均的な人たちより豊富です。

というよりむしろ、平均的な中学生より、その点はよほどしっかりしています。

逆に申せば、豊富な語彙と知識がないと、あの入試は突破できない仕組みになっています。

選良を集めるのですから、当然と言えば、当然ですが.....

二華・青陵狙いの受験生は、追い込みの季節となれば、受験学習一色です。

しかし、6年生になる前に、多読・乱読をしておくことは大いに必要です。

たとえその時点では、入試で問われないにせよ、頭の柔らかいうちに詰め込んだ知識というのは、その後にどこでどう化けるか分かりません。

まだ忙しくないうちに、「語彙と知識の裾野」を大いに広げておいてほしいものです。



受験勉強で一番役に立ったもの その2 2019/10/16

前回の続きです)

小学生のときには、別に勉強に役立てようと思って本を読んでいたわけではありません。

周囲を見たら、本があった.....

何となく興味があった.....

だから、気の向くままに読んでみた.....

それだけのことです。

しかし、今にして思えば、この「小学生の頃の読書」は非常に役に立ちました。

その後の何かに役立てようとか、「これを読んでおけば大きくなったときに役に立つ」というような損得勘定抜きだったのが功を奏したのかもしれません。

学年が上がると、学習内容も難しくなります。

いろいろな新しい概念も出てきます。

出題される問題自体も難しくなります。

入試に対応するとなれば、重箱の隅をつつくようなことも記憶しておかねばなりません。

それを直接・間接に救ってくれたのが、「小学生の頃の読書」です。

もちろん、受験学習は、直接的な効果があったものとして、問題演習等があったことは言うまでもありません。

とはいえ、いくらその学年になって、ねじり鉢巻きを締めて頑張っても、その学習を効果的に尻押ししてくれるような下地がなければ、結果は出ません。

小学生の頃に、そういう下地を持った人と、そうでない人とでは、中学生以降の受験学習がまるっきり違ってきます。

次回に続きます)

 

 

「動画で雨か嵐か」 〜私立高校 選び方の留意点〜 2019/10/16

 

動画がきちんと表示されない場合はこちらから

 

https://youtu.be/UcmY-pkD-yA

 

受験勉強で一番役に立ったもの その1 2019/10/15

わたしは日々、生徒さんの学習指導をしています。

もちろん、このわたしにも子供の頃があり、受験勉強に励んだことがありました。

そのときには、夢中で気が付かないこともあります。

そして、年齢を重ねて、今度は受験指導という世界に身を投じることで、ある程度客観的に受験時代を見つめることができたように感じます。

その時代を振り返ってみると、受験学習で最も役に立ったのは、「小学生の頃の読書」です。

その当時は、周囲に自分の関心のある物事を扱った本があり、それを乱読していました。

わたしには11歳年上のいとこがいます。

そのいとこが小学生のときに読んでいたものをお下がりという形で譲り受けたものが、わたしの家にありました。

時間があるときに、目を通していた覚えがあります。

また、母は毎月、学研の「科学・学習」を取ってくれていました。

学研の「科学・学習」.....

「ああ、懐かしいね」とお感じになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ネット情報によれば、この教材は最盛期に月販670万部を記録していたそうです。

付録とともに毎月届けられる「科学・学習」は、小学生のわたしにとって、大きな楽しみの一つでした。

扱っていた内容も、漫画など肩の凝らない企画はありましたが、百科事典的な本格的知識を随分と扱っていました。

次回に続きます)

 

令和元年10月度 対抗バトル 入賞者発表! 2019/10/14

不定期かつ菊池の気まぐれで行う「対抗バトル」、今回は次の生徒さんを「英雄認定」いたします。

 

 
(定期試験の部)

仙台市若林区 中学2年 Sくん

☆前回比 17位アップ 改善率8.67ポイント

(敢闘賞)

仙台市青葉区 小学3年 Oさん 

 

今回は両名が受賞の運びとなりました。

2人とも努力の跡がうかがわれます。

Sくんは新しい環境となりました。

地に足をつけて、今まで以上に持てる力を存分に発揮してください。

わたしの感じるところでは、もっといけます。

Oさんは、きちんと集中して指導を受けています。

Oさんほど指導に集中できていない中学生をこれまでたくさん見てきました。

Oさんの爪の垢を煎じて飲ませたいお兄ちゃん、お姉ちゃんはたくさんいます。

そうしたことを考えても、Oさんの真摯な姿勢は、他の模範です。

この点を「敢闘賞」といたしました。

わたしは以前から申しておりますが、一生懸命に頑張る生徒さんは無条件で応援します。

成績や学年など、その生徒さんの置かれた状況によって、「一生懸命に頑張る」の基準は違ってきますが.....

これから一日の寒暖の差が激しくなり、一気に寒くなります。

風邪等に留意し、しっかり学習を続けていくようにしましょう。

これは生徒さんのみならず、わたし自身に対して向けた言葉でもあります。

 

9月期末試験 結果と総評 2019/10/13

先月行われた期末試験、順位・点数がすべて出そろいました。

以下は中学生の生徒さんに関してです。

上位陣は以下のような結果です。

数字は主要5教科の点数・順位です。

 

445点 21位

447点 3位

463点 6位

 

前回6月の中間試験の結果に比べて、席次が上がった生徒さん7割、下がった生徒さん3割でした。

中には、前回と全く同じ順位という生徒さんもいて、思わず腕組みして唸ってしまいました。

順位が最も改善したのは、

 

前回104位→今回84位

 

です。

17位改善しました。

上位陣はいずれもナンバースクールが第一志望です。

模擬試験や実力試験では、この順位よりもう少し上という生徒さんもいます。

わたしからすると、ナンバー狙いであれば、450点以上は取ってほしいです。

このラインを超えるためには、わたしが指導したことをきっちり実践するという気持ちで、指導に臨んでもらう必要があります。

それから彼らに常に言っているのが、「高校入学後を意識した学習」です。

指導の際、「今後とりわけ高校入学後、この単元はどういうふうに発展していくか」をできる限り説明するようにしています。

それをしっかり心の中に落とし込むようにしてほしいです。

また上位70%以下という学習の苦手な生徒さんは、引き続き、「分かっている問題を確実に得点する」ことを指導の主眼とします。

野球に例えると、「ど真ん中ストライクを確実にヒットする」「本人も呆れてしまうようなエラーをしない」ことです。

引き続き気合を入れていきます! 

 

 

凡事徹底! 凡事徹底! その3 2019/10/12

前回の続きです)

前回述べたとおり、わたしは「喝入れ」のポイントを生徒さんごとに使い分けています。

それゆえ、生徒さんには決して無理無体な要求をしたり、また無茶苦茶な「喝入れ」はしていないつもりです。

それでもしかし、何度も何度も何度も何度も、同じことで「喝入れ」をして、なおこれほどまでに定着しないものかとしみじみ感じます。(苦笑)

しかも、わたしが何度も何度も何度も何度も指摘することというのは、至極ささやかなレベルに過ぎません。

当該注意を受ける生徒さんは、また違った考えを持つかもしれませんが.....

たぶんこれは、指導に当たる者と生徒さんとの「永遠の課題」です。

試験答案全体が金釘流の書体で埋め尽くされているというような生徒さんには、せめてわたしが読めるように書いてほしいと、こちらがうんざりするほど指導しても、動かざること山の如し。

実に根気のいる仕事です。

半ば諦めかけることもありますが、わたし自身が放棄してしまったら、そこで生徒さんの伸びは止まります。

今の実績を維持できません。

家庭教師という指導体制は、必ずしも「難関どころ」を目指す生徒さんばかりではありません。

が、どの生徒さんにせよ、「成績向上」「更なる上」を目標とすべきは当然です。

そのような事情から、「凡事徹底」の難しさを日々感じます。

まあ、これが難しいからこそ、全国津々浦々に塾だ、家庭教師だと、受験関係者がいるわけです。




凡事徹底! 凡事徹底! その2 2019/10/11

前回の続きです)

わたしは後学のために、受験関係者がお書きになった、ブログやツイッター等の書き込みをちょくちょく参照しています。

その際、生徒さんに「喝入れ」をしているという文にしばしば遭遇します。

「喝入れ」とは、「怒った、キレた、叱った.....」などです。

その際、「怒った、キレた、叱った.....」という事実のみをお書きになる方、なぜそうなるに至ったかをつぶさにお書きになる方、様々です。

「喝入れ」に至った理由を詳しく読むと、これはほとんどすべてが「凡事徹底」のためです。

「当たり前のことを当たり前にする」

「当たり前のことが実施されていない。だから生徒に喝入れをする」

中身はシンプルです。

ただ、その受験関係者がどういう方向性を目指しているかによって、「凡事」の意味は異なります。

例えば、「中学生で定期試験9割は当たり前」というお考えをお持ちの方と、「8割を超えているかどうかを目安としている」という方とでは、「凡事」の意味合いは変わってきます。

わたしの場合は、小学校低学年から高校生まで、生徒さんの年齢が幅広いです。

なおかつ、能力・志向も様々です。

よって、何をもって「凡事」とするかは、その生徒さんごとに使い分けなくてはなりません。

次回に続きます)

 

凡事徹底! 凡事徹底! その1 2019/10/10

先日、自宅近くを散歩していたところ、アパートの建設現場がありました。

「はあ、ここにまたアパート、建つんだな」

そう思ってヒョイと中を覗くと、「凡事徹底」という大きな看板が現場本部の壁に掛けてありました。

「凡事徹底。凡事徹底か..... ホントにこれ、大事だよな」

と、その看板を見て、腕組みをしながら、しばし立ち止まっていました。

わたしが日々行っている学習指導においても、心がけているのは、この「凡事徹底」に尽きます。

字は採点者が読めるように書く.....

数学は頭の中だけで考えず、図や表を書く.....

問題集を解いたときには、答え合わせをしっかりやる.....

これらいずれも「凡事」です。

格段、特別なことは何もありません。

「当たり前のことを当たり前のように」です。

しかし、これをやり続けるというのは、なかなかに困難です。

事実、学習の苦手な生徒さんほど、この「凡事」ができていません。

繰り返し、繰り返し、繰り返し、指導してもです。

逆に、「凡事」が着実にできている生徒さんほど、しっかり結果を出しています。

当然と言えば、当然の結果です。

こういうところのちょっとした差の積み重ねが、大きな得点の差となって表れているような気がします。

次回に続きます)

 

「動画で雨か嵐か」 〜仙台二華高受験について〜 2019/10/09 

 

動画がきちんと表示されない場合はこちらから

 

https://youtu.be/f8nD2IjrMTc

 

5教科100点未満の人の運転免許試験 その3 2019/10/09

前回の続きです)

わたしがここで何を申し上げたいのかというと、学生のころの学習というのは、こういう場面でも大きくかかわって来るということです。

特に中学までの学習内容は、何がしか社会生活に関係してきます。

もちろん、知らなくても何とかなります。

が、知っておいたほうが得なのは、申し上げるまでもありません。

運転免許というと、就職の際には必携という会社も多いです。

そういう状況で運転免許を取得できなければ、会社の内定が取り消されてしまう可能性もあります。

また、運転免許試験のみならず、社会人となれば、これ以外にもいろいろな資格試験を受ける必要が出てきます。

社会人の場合ですと、学生のときのように、勉強だけをやっていればよいわけではありません。

仕事をしながら受験というのが普通です。

そしてなかなか合格できなければ、上司から小言や嫌味の一つも言われてしまいます。

そういった社会の現状を考えると、今、生徒さんたちが取り組んでいるようなことは、決してないがしろにすることはできません。

アフリカやアマゾンの奥地で文明から隔絶された生活をしていれば別ですが、我が国のようなところは、「読み書き」がいつまでも付いて回ります。

その点、学校にいるうちはなかなか気が付かないことです。

 

 

5教科100点未満の人の運転免許試験 その2 2019/10/08

前回の続きです)

わたしも、知り合いの話を聞くまで、運転免許試験のことを深く考えたことはありませんでした。

しかし、改めて問題を読んでみますと、パターン化されているとはいえ、それなりの国語力は必要とされます。

例えばこんな問題が出ます。

 

「内輪差とは車が右左折するときに前輪が後輪よりも内側を通ることによる、前輪と後輪の軌跡の差のことである。」

 

これを○×で回答します。

95問を50分で解き、合格点は90点です。

姪御さんの中学時代の定期試験の点数が前述した通りであれば、試験の文章は、なかなかにハードと言えるのではないでしょうか。

「内輪差」などという言葉は、字を見れば、おおよその意味は分かります。

また、実際の意味もそれに準じており、記憶に支障が多いわけではありません。

が、わたしのこれまでの経験で申しますと、例の姪御さんくらいの成績の方は、漢字の意味から語句の意味を理解するのがかなり困難になります。

さらに、理解できる語彙自体も少ないです。

加えて、文章自体も読み慣れていません。

語句の意味はなんとなく分かっても、文章に書いてあることが、イメージとしてとらえるのが難しいです。

だからこそ、合格するのに、8回もかかったのだと思います。

次回に続きます)

 

5教科100点未満の人の運転免許試験 その1 2019/10/07

最近、ある知り合いの人と話す機会がありました。

この方は、以前わたしが宮仕えしていたころの同僚です。

お互いに近況を語り合い、よもやま話をしていたとき、この方の19歳になる姪御さんが、最近、運転免許を取ったという話題が出ました。

それだけだと「だから何?」となりますが、この姪御さんは7回試験に落ちて、8回目でようやく合格したそうです。

わたしは学生のころに1回で取りました。

そして、この話を聞いて、「運転免許試験って、そんなに難しかったっけ?」と思いました。

ネットで検索すると、合格率は70%程度です。

ということは、3人に1人は不合格になるという計算です。

そのくらいの試験ですと、2〜3回の挑戦というのは珍しくないかもしれません。

商売柄、これをみやぎ模試偏差値に当てはめて考えると、一発合格者は偏差値45以上の人ということになるでしょうか。

芸能人に10回だか、20回だか落ち続けた人がいたとはいえ、8回というのは、かなり多いほうなのではないでしょうか。

例の知り合いが言うには、当該姪御さんは、勉強が苦手で、中学生の頃は、定期試験でついに5教科100点を上回ることはなかったそうです。

そして、ある高校に進み、就職するということで運転免許を取得しようとしましたが、なかなか筆記試験がうまく行きません。

「うちの姪っこ、これだけ試験に落ちて、もう合格できないと思ったけど、何とか頑張って合格したんだよな」と、知り合いは語っていました。

次回に続きます)

 

高専の退学・留年率 その3 2019/10/06

前回の続きです)

わたしはナンバースクールを目指す生徒さんに、「しっかり高校で勉強するつもりがなければ、別の学校にしたほうがいい」ということをよく言います。

中退・留年率の数値を見る限り、高専はナンバースクール以上に「15の決断の覚悟」が求められます。

大学生は18歳から入学可能です。

よって、高専に比べて、「3年分の猶予」があります。

しかし、高専は普通高校生が持っているような「3年分の猶予」はありません。

いきなり、「自主自律の世界」に飛び込むことになります。

高専には普通高校とは違った「キツくないがゆえのキツさ」があると申し上げたのは、そうした理由からです。

適性がないのに、「なんとなく数学好き」「なんとなく就職がいい」という理由で高専を選べば、その後はどうなるか.....

本人が普通高校以上に苦しむ結果になるのは、高専の中退・留年率の高さが物語る通りです。

そもそも、普通高校が高専より優れているとか、逆に高専が普通高校より優れているとか、そういうことはあり得ません。

重要なのは、受験生本人にとってどちらがいいのかということです。

普通高校には普通高校なりの、高専には高専なりのメリット、デメリットがあります。

そこをよく理解した上で、慎重に判断すべきと申し上げています。

普通高校であれ、高専であれ、進路選択をし、その結果責任を受け止めるのは、受験生本人です。

 

 

高専の退学・留年率 その2 2019/10/05

前回の続きです)

普通高校は、高専に比べ、ムダな課題が多いとか、学校の方針にいろいろ振り回されるなど「負の面」というのは確かに大きいかもしれません。

一方、客観的な数字を見れば、退学・留年率の高い高専というシステムの「負の面」を過小評価すべきではありません。

高専の現状がこのようになっている原因は、高専には普通高校とは違った「キツくないがゆえのキツさ」にあると考えます。

キツくないがゆえのキツさ.....

いささか形容矛盾です。

わたしは以前、「高専進学のメリット・デメリット」というコラムで、「高専とは、中学生がいきなり大学生になるシステム」であると述べました。

高専は、高校に比べても、自主自律度が高いです。

それゆえ、ハマらなければ、脱落していくのもまた自由という方針です。

わたしは一度、高専の学生さんに数学の教科書を見せてもらったことがあります。

高校で慣れ親しんでいる教科書というよりは、大学で使うそれといった風です。

わたしが高1になった段階でこれをやれと言われたら、正直申し上げて、やれる自信がありません。

あまり深くは掘り下げないとはいえ、短期間のうちに、これだけ高度な数学をこなすのか.....と驚いた記憶があります。

わたしは普通高校を選んでおいて正解でした。

次回に続きます)

 

高専の退学・留年率 その1 2019/10/04

去る9月21日に、高専に関してこのようなツイートをしたところ、思いのほか反響がありました。

ツイートに付けられたコメントとしては、普通高校は高専と比較して、ムダな課題が多く、高専より大変であるといったものがありました。

また、国公立大学の受験よりは気楽にできる側面があるというコメントもありました。 

そうした点を考慮し、今回のコラムで焦点を当てたいのが、高専の退学・留年率です。

高専の留年率に関しては、旭川高専の公式サイトに次のような記載があります。

 

「平成27年度から平成29年度までの3年間では,残念ながら第1〜第5学年で平均2.0%の学生が留年しました。」

 

この2.0%という数字がどれほどなのか、普通高校と比べます。

文部科学省による調査資料を見ると、125ページに、留年率は全日制が約0.2%、通信制が0.3%とあります。

また、文科省の平成24年調査によると、高専の中退者は1,405人です。

高専全体の在学者は、この資料によると、平成29年で51,504人です。

よって、調査の年度が違ってきますが、中退率は2.7%となります。

また普通高校の中退率は、平成29年で1.3%です。

出典はこちらです。

以上より、退学率・中退率は一覧にすると次のようになります。

 

普通高校(中退率)1.3(留年率)0.2もしくは0.3

高専(中退率)2.7(留年率)2.0 

<中退率+留年率>

普通高校 1.5もしくは1.6

高専 4.7

 

以上は大雑把な数字ですが、いずれも高専関連の公式発表です。

こういう数字を見る限り、高専は退学・留年率合計で、普通高校の3倍以上になっています。

次回に続きます)

 

 

仙台圏私立高校の「みんなの高校情報」ランキング その3 2019/10/03

前回の続きです)

第三点目として、生徒さんたちが感じる不満についてです。

不満の矛先は、まず先生であり、次に校則といった感じです。

この点については、わたしがその年齢だったころのことを考えても十分にうなずけます。

また、私立高校の場合、コースが違うと「違う学校」といった雰囲気です。

そのため、「不満」の内容がコースで随分と違っているように思いました。

公立高校の場合、「普通科」「理数科」というふうに所属は違っていても、「同じ高校に通う生徒同士」という連帯意識のようなものはあります。

一方、私立高校は違います。

「名前だけは同じ高校だけど、ヨソの人たち」という雰囲気が感じられるのです。

それから、男子は宗教、女子は制服に大きく不満を持っているように感じられました。

制服については、私立高校に限らず、女子にとっては何かと不満の種になっています。

男子の場合は、そこまででありません。

一方、男子は、女子に比べると、一連の宗教行事に大きく不満を持っているようです。

わたしは小学校から大学まで国公立に通学しました。

よって、宗教行事がどういうものか、いま一つピンと来ません。

ただ、科学的に無理のある話を、延々とやられるのは、そういう年齢の男子にとってかなり苦痛だろうと推測します。

この点、高校側も少しずつ改めていけるところは、改めたほうがいいのかもしれません。

 

 

「動画で雨か嵐か」 〜中学受験と高校受験 親の役割の違い〜 2019/10/02

 

動画がきちんと表示されない場合はこちらから

 

https://youtu.be/QFml2CiG_gc

 

 

仙台圏私立高校の「みんなの高校情報」ランキング その2 2019/10/02

前回の続きです)

前回のランキングを見ていて、感じたことを3つ書きます。

第一点目は、男女別学の学校ほど、順位が低い傾向にあるということです。

10位から14位の5校のうち、別学校が3校入っています。

もっとも常盤木のように「ほとんど女子高」でありながら、3位にランクインしている学校もあります。

また、こちらの数字にもあるように、別学校は充足率が低い傾向があります。

充足率が低いということは、受験生からの人気が今一つである、という意味でもあります。

そういう数字と、今回のランキングの数字に、ある程度の相関関係を見出すことができます。

第二点目として、公立高校の総合評価と比較すると、私立高校は低い傾向にあるということです。

例えば、ナンバースクールの総合評価は以下の通りです。 

 

一高 4.62(63件) 

二高 4.60(60件) 

三高 4.52(33件)

宮一 4.28(62件) 

二華 4.06(45件) 

 

ナンバースクールは、第一志望で入ってくる受験生が大半です。

その点、私立高校とは事情を異にします。

そうした事情の差が、評価につながっているものとわたしは考えています。

次回に続きます) 

 

仙台圏私立高校の「みんなの高校情報」ランキング その1 2019/10/01

ネット上に「みんなの高校」というサイトがあります。

ここには、在校生・卒業生・ご父兄から、高校に関する口コミ情報が書き込まれています。

そして、「校則、いじめの少なさ、部活、進学、施設、制服、イベント」という7項目を1〜5で評価する仕組みになっています。

今回のコラムでは、仙台圏にある私立高校がどのように評価されているか、評価の高い順から紹介します。

カッコ内の数字は、アップされた口コミの件数です。

 結果は以下の通りです。 

 

1位 ドミニコ  3.98(14件) 

2位 育英 3.57(67件) 

3位 常盤木 3.56(32件) 

4位 尚絅 3.49(34件) 

5位 ウルスラ 3.45(46件) 

6位 城南 3.42(60件) 

7位 生文 3.42(29件) 

8位 聖和 3.12(34件) 

9位 榴ヶ岡 3.07(56件) 

10位 宮城学院 3.05(45件) 

11位 白百合 2.92(58件) 

12位 東北 2.90(75件) 

13位 明成 2.85(31件) 

14位 東北学院 2.80(68件) 

 

以上の数字には、ご覧の方それぞれにいろいろな感じ方があることと推測します。

これらの数字は、在校生・卒業生・ご父兄が感じたままをつけたものです。

100%主観的であり、客観的なものは何もありません。

とはいえ、この表の数値は、その学校の満足度がいかほどか、その一端を示しているものと言えます。

次回に続きます) 

 

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