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高校1年生の生徒さんを担当すると、毎年決まって彼らの口から出ることに、中学の先生とは一味違った分からない授業をしている先生が少なからずいることです。
その「授業の分かりづらい」という度合いが、中学の先生に比べると高くなっています。
高校は中学に比べて高度な内容を扱いますので、授業が分かりづらくなっていることは、仕方のないことです。
しかしそういうことを差し引いても、分かりづらい授業をする先生は、中学に比べて高校のほうが多いような気がします。
わたしが高校生のころを振り返っても、分かりづらい授業をする先生は高校のほうが多かったです。
では、なぜそうなのかということをわたしなりに2点に分けて考えてみました。
第1点目は、高校の先生の場合、中学の先生に比べると、難関大学出身者が多いことです。
そのため専門とする教科に対する知識の量は、中学の先生よりも多く、深くなるでしょう。
すると、職業柄、生徒が理解しているかどうかにかかわらず、いろんなことをしゃべりたくなります。
それはわたしのような受験関係者についてもいえることですが、教えているというのは、結構それで気持ちのいいことなのです。(笑)
それゆえにどうしても教えたがり、授業が独演会状態になってしまいます。
また学問の研究者としては有能かもしれませんが、必ずしも教えることにたけているとは限らない、という側面もあります。
(次回に続きます)
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教育コラム「雨か嵐か」
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