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(前回の続きです)
そもそも「英語の波」は、数学のように大きくはありません。
学校の授業でも、覚えるべき単語の多さは中学とは比べ物にならないことは体感します。
が、それでも時間をかけて調べれば何とかなります。
実際、わたしの高1の生徒さんからは、この時期まで質問と言えば数学が大半を占め、英語は少ないです。
「英語で聞きたいことはありませんか?」と尋ねると、「特に..... 調べれば何とか分かるので..... それより数学が.....」という答えがかなり返ってきていました。
しかし夏休みの課題で出されるものは、英文が長くなったり、また抽象的な内容が増えるなどして、だんだん「英語の波」を実感するようになります。
そして夏休みが終わるころには、英語にも手を焼くようになります。
数学がいきなり大波でガツンと来るのに比べると、英語は「最初は大した大きさではないので、気にも留めずにいた。気が付いたら、胸のあたりまで水につかっていた」という感じです。
この時期の英語で怖いのは、実は「難しい単語」ではありません。
「難しい単語」は、辞書で調べれば当座はしのげます。
もちろんこうした「難しい単語」は覚えずにいると、後で苦しくなってきますが、現在のところ、目立った実害はありません。
ほんとうに怖いのは、中学で習う易しい単語です。
(次回に続きます)
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教育コラム「雨か嵐か」
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