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(前回の続きです)
小学1年生の授業にしてそうですから、学年が進めば進むほど、抽象的な事柄を理解する力を必要とします。
この力がなければ、授業についていくことが難しくなってきます。
例えば、次のような文章をご一読ください。
(問題)
B君とD君が会話をしています。
「おーい、B君! 体育の徒競走、やっと君に勝てたよ。」
「ああ、負けちゃったね。でもタイムはA君には負けたけど、C君には勝てたよ」
「へえ、C君に勝てたんだ。じゃあ、ずいぶんがんばったね。」
「うん、何とかね。ところでA君とはどっちが速かったの?」
「A君はぼくに追いつけなかったよ」
(問い)
徒競走の早かった順にA,B,C,Dを並べなさい
以上は、小学生の生徒さんの国語力調査のために、今春わたしが作った問題の一部です。
この問題文で使われている言葉は、小学生であれば、知らない単語はないはずです。
しかし、ここから着順を割り出すという作業は、これをお読みのご父兄も、メモを取ったり、相関図を書くのでなければ、正確に回答するのは難しいはずです。
ここで申し上げている「読解力」というのは、上記のような文を読んで、それを論理的に考え、理解するというものです。
ちなみに答えはD→A→B→Cの順です。
(次回に続きます)
成績upのヒント!
教育コラム「雨か嵐か」
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