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(前回の続きです)
あくまで勉強を優先ということであれば、地道な学習が必要です。
そして勉強優先ということになれば、部活優先の場合よりは、将来の選択肢が増えます。
どちらを選ぶかは、そのご父兄と生徒さんの人生観次第です。
いちばんまずいのが、どっちつかずになることです。
そもそも「勉強も部活もどちらも!」というほど、我が子が器用にこなすタイプでないことは、ご父兄ご自身が一番お分かりのはずです。
ズルズルと「部活!部活!」で過ごした結果、勉強をしてきたわけでもなく、また高校の推薦をもらえるほどの力があるわけでもなく、中3の終わりころになって「さあどうしましょう」となってしまうパターンは避けなくてはなりません。
どっちつかずになるのは、中学生の段階ならば、100%親の責任です。
またわたしの目から見て、「こういう部活はやめたほうがよい」というのがあります。
それはハードスケジュール過ぎて、勉強をする暇がほとんどとれないという部活です。
甚だしい場合には、試験の直前に「大会出場」と称して、多くの練習時間を取られたり、また当該大会出場のために、朝早くから駆り出されたりします。
「部活優先」というのならば、それでもよいでしょう。
しかし、「勉強優先」ということであれば、そうした部活は控えておくほうがいいです。
いくら「部活と勉強の両立は本人の自己責任」であるとしても、限度というものがあります。
最近「ブラック部活」という言葉を耳にするようになりました。
こういう部活が存在することは事実で、そういうところは、避けるべきです。
部活がきつくなって、勉強まで手が回らなくなると、生徒さんのほとんどは部活のほうを優先します。
そういう「現実」をよく見据えてほしいのです。
(次回に続きます)
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教育コラム「雨か嵐か」
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