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(前回の続きです)
第三点目は、ルールが守られないときの対抗措置はためらいなく実行に移すことです。
罰則があるにもかかわらず、ルールを破るということは、「罰則は決めたものの、そこまではやらないだろう」と子供がたかをくくっているからです。
スマートフォンの解約やゲームの処分は、いざ実施する段になると、ちょっとした勇気がいるでしょう。
しかし必要なのは、子供に「断固たる姿勢」を見せることです。
「あれほど言っているのに、約束を破ったのだから、こちらも取り決めを粛々と実行するのみ!」です。
以前担当したご家庭で、生徒さんがスマートフォンやゲーム類にかまけて、勉強をしないので、それらをどこかに隠してしまうというご父兄がいらっしゃいました。
それで、生徒さんは必死にそれを探し当てます。(笑)
「困ったもんだ」と言いながら、どこかまだ甘いんです。
そういうイタチごっこのようなことをするより、ルールを決めて、スパッと解約・処分をしてしまったほうが話は早いです。
「初犯」ということで、情状酌量の上、1回は目をつぶる、ということも方策としてはあり得ます。
しかし2回目を許してはいけません。
ご父兄がきちんと対処すれば、子供は今後ルールを破らないでしょう。
必要なのは、勉強しないこと以上に、「ルールをしっかり守る」「親がきちんとした姿勢を見せる」ことです。
今後の子息の将来を考えて、適切な対処が求められます。
成績upのヒント!
教育コラム「雨か嵐か」
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