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(前回の続きです)
こうなった原因は、評価の方式が改められたからです。
極端に言うと、今は全員が5という評価でも構わない、という制度です。
仙台二高の前期選抜における出願条件は、平均評定が4.8以上です。
これは1科目だけに4が許されて、残りはすべて5でなくてはなりません。
そういう人が少なくとも、今春、274人いるのです。
「評定が甘くなっている」ということがお分かりいただけているものと思います。
第3点として、定期試験の出来が内申に最も大きな影響を与えるのは言うまでもありませんが、それだけで内申点は決まりません。
宿題をきちんとやるとか、提出物を遅れずに提出するとかそういったものです。
この当たり前のことができていない中学生は山のようにいます。
そういう人が高い内申点を得ることはありません。
わたしは職業柄、宿題・提出物の類をやろうとしない中学生をたくさん見てきました。
特に女子に比べ、男子にその割合が高いです。
配られたプリントや副教材をなくして平然としていられる神経がわたしには理解不能ですが、そういう人は内申点以前の話です。
今まで述べてきたのは、結局のところ、「当たり前のことを当たり前のようにやる」ということです。
そうすれば、内申書、恐るに足らずです。
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教育コラム「雨か嵐か」
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