「考える授業・探求授業」って入試にどう関係する? その1 2025/11/11

ここ数年来、学校現場では「考える授業・探求授業」というのが盛んです。

盛んな理由は、お上が推奨しているからです。

お上の側は、これを「主体的・対話的な深い学び」と言っています。

その授業は、ごく大雑把にいうと、こんな感じです。

 

「先生が生徒に一方通行で教えるのではなく、生徒が自分たちの力で考えて正解を導き出す」

 

ちょっと分かりづらい説明かもしれません。

具体的に申し上げると、こういう授業スタイルです。

↓の図形の面積を求める問題が与えられたとき、

「これはこういう風に求まります」と指導するのが、「伝統的なスタイル」です。

そして、「これはどのように求まるか、グループで考えて発表してみましょう」というのが、「考える授業・探求授業」です。

もちろん、こういう「考える授業だけ」が行われているわけではありません。

これまで通りのスタイルのものも実施されています。

今回のコラムでは、この「考える授業・探求授業」が、入試にどう関係してくるのか、書いてみます。

わたしの考えでは、次の通りです。

 

・上位層にとって、「考える授業・探求授業」は、入試で問われる学力アップに役立つ

・学習苦手層にとって、「考える授業・探求授業」は、マイナス面が多い

 

次回に続きます)

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