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(前回の続きです)
わたしがこの生徒さんに言いたかったのは、「甘ったれないでほしい」ということです。
中3の9月ともなれば、どうしなくてはならないのか、生徒さん本人は痛いほど分かっているはずです。
そして、自分の成績のことも。
彼女の成績で、公立高校に行きたいとなれば、彼女が泣いて嫌がった○○高校しか選択肢がありませんでした。
彼女が普段から頑張るタイプであって、どうしても成績が伸びずに
「わたし、○○高校にしか行けないのかも」
と言ってきたなら、突き放すような言葉を彼女にはかけなかったでしょう。
彼女がこれまで頑張ってきたことをたたえるような言葉をかけたと思います。
ビジネスとしてみれば、クライアントである生徒さんを泣かせるなんて、わたしは「悪い講師」です。
しかし、わたしとしては、「悪い講師」上等。
甘ったれたことを言って、泣きたくなれば、好きなだけ泣けばいいのです。
仮にわたしが、彼女に励ましめいた言葉をかけたところで、彼女はその後に改心して懸命にやるというヤワなタイプではありません。
その生徒さんは、この件があったからだというわけではないのでしょうが、後に指導終了となりました。
受験を前にして残念ではありましたが、致し方ありません。
成績upのヒント!
教育コラム「雨か嵐か」
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