中学英語がおぼつかない高校生 ~プライドとの戦い~ その1 2026/04/01

このところ、公立中学の英語がひどい状況になっています。

どのようにひどいのか...

それは、「できる生徒」と「できない生徒」の差があまりにつき過ぎているということです。

「真ん中あたり」の層が相当に薄くなっています。

現場の先生方がそれで苦労なさっています。

このことは、当欄でもたびたび申し上げてきたことです。

さて、こういう状況は、高校生の英語にも、当然ながら影響を与えています。

特に、偏差値50未満の高校の場合、「中学での積み残し」がそのまま高校へ引き継がれることになります。

そういう生徒さんは、中1の最初の頃で習う事項に、何がしかの不完全さを抱えています。

これをどうにかするには、中1の頃に戻って、その穴を埋めるほかありません。

これが遠回りのように見えて、一番の近道です。

で・す・が...

「中1の頃に戻ってやるなんて、イヤでございます」

という生徒さんが少なからずいるようです。

そういう生徒さんは、英語が分かるようになるより、中1英語を拒否する道を選ぶわけです。

もちろん、この先、英語の成績がわずかなりともよくなることはありません。

そして、このまま行けば、卒業後の志望先は相当に限られることになります。

次回に続きます)

中学英語がおぼつかない高校生 ~プライドとの戦い~ その2 2026/04/02

前回の続きです)

中1の頃の最初の部分が、ボコボコに抜けている...

でも、そのころに戻っての学習は、高校生の自分にはカッコ悪いのでやりたくない...

こういうタイプの生徒さんには、次のような経験があります。

わたしが家庭教師の派遣会社に所属していたころの話です。

季節はちょうど今ころでした。

新学期から高3になるという男子生徒さんの担当を指示されました。

偏差値50をちょい下回る高校の生徒さんです。

前任の英語の先生から、指導を引き継ぎました。

当時、彼は運動部に所属しており、志望校が東北学院大ということでした。

初回、指導に入って、その生徒さんの実力がどのようなものかをテストしてみました。

すると、中1の最初がガタガタというか、シッチャカメッチャカというか...

とにかく、ひどい状態でした。

本人も赤点ギリギリだと言います。

本人曰く、総体までは部活を続けて、そのあと勉強して、東北学院大に行きたいのだとか。

わたしはそこでその生徒さんに、

「あなたの英語の力は、中1の最初から、すでにつまずいています。

まずは春休み中だけでも、中1の最初に戻ってやり直しましょう」

と、提案し、その生徒さんも了解しました。

次回に続きます)

中学英語がおぼつかない高校生 ~プライドとの戦い~ その3 2026/04/03

前回の続きです)

ところが、初回指導が終わった後、2~3日して、突然「教師交代」を派遣会社から告げられました。

交代の理由は、

「息子は、菊池と指導の方針が合わないと言っている」

というものでした。

「中1の頃に戻って」というところが、生徒さんの中でどうも引っかかったらしいのです。

わたしは、初回指導の経緯を説明し、生徒さんからは了解を得ていたことを派遣会社に伝えました。

派遣会社の担当の方からは、

「事情は分かりました。

しかし、ご家庭からはそういうことですので。」

とのご返答。

わたしからは、

「せっかくご紹介いただいたのに、ご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ございません」

と、派遣会社の担当の方に謝罪しました。

派遣会社の担当の方からすると、「講師の交代依頼」は、どんな理由であれ、悪になります。

新しい講師を見つけねばならないなど、面倒なことばかりだからです。

結果論から言えば、

「英語がひどい状況だから、少しでも改善していこう」

などと、菊池が頑張ってしまったのは、全く余計なことだったわけです。

派遣会社にとって、最も大事なのは、

「ご家庭と契約を続けること」

です。

余計な波風が立っては困るわけです。

次回に続きます)

中学英語がおぼつかない高校生 ~プライドとの戦い~ その4 2026/04/04

前回の続きです)

前回までに話題にした新高3生のような生徒さんは、個人的な感想を言えば、

「こちらのほうからお断り」

です。

「プロ家庭教師菊池」としては、指導のお引き受けをしません。

中1の英語がガタガタなのに、改善の機会を拒否する。

そんな状態で、学院大に入りたいという。

学院大はそんなハンパな大学ではありません。

真面目に学院大を目指して学習している人に失礼です。

たぶん、この生徒さんは、学院大に入ることはできなかったでしょう。

家庭教師派遣会社の「よいお客様」というだけで終わってしまった可能性が高いです。

受験産業の従事者としては、それだけの話です。

例の生徒さんは、成績改善より、プライドを優先したわけです。

それも一つの選択ではあるでしょう。

こういう事案を見ると、中学英語がおぼつかない高校生は、成績を改善しようとしたら、プライドとも戦わなくてはならないということになります。

中1の頃に戻ってやったほうが、少しは英語が今より分かるようになるはずなのですが.....

あるいは、菊池のような受験指導者に当たると、勉強させられそうだから、「指導方針が合わない」ということにしてしまったのか.....

いずれにしても、残念な気がしてしまうのです。

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