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時節柄、中3生は、私立高校のスポーツ推薦を打診されて来ています。
当節、私立高校によるスポーツ推薦が今までより増しています。
これにより、多く生徒を囲い込むのが狙いです。
スポーツ推薦が内定すれば、高校の部活に参加することも求められます。
こうしたスポーツ推薦を含む私立高校の推薦入試は、1月半ばに行われます。
そして、一部の例外を除いて、ほぼ合格決定です。
今回のコラムでは、こうした私立高推薦で入試に合格した生徒さんたちを、学校の先生・クラスメイトはどうとらえているか、述べてみます。
結論を申し上げますと、
「私立高推薦入試の合格者は、中学の先生・クラスメイトからポジティブな感情を持たれない場合がままある」
なぜなのか...
まず、3月に公立高校受験を控えているクラスメイトの場合、
「私立高推薦で合格した人たちは、授業・自習時間のときにうるさくしてイライラする」
と感じている人が意外と多いです。
というのも、わたしは、毎年、私立高推薦合格者への愚痴を聞くからです。
私立高推薦合格者全員が、授業などでうるさくしたりするわけではないでしょう。
しかし、公立受験組は、私立高推薦組をどちらかといえば、ネガティブに捉えているのが分かります。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
加えて、学校の先生も、私立高推薦入試合格者をポジティブには捉えていないようです。
理由は前回のコラムで述べたことと重なります。
つまり、中学の先生とすれば、
「私立推薦組は、卒業式まで問題行動をせずにおとなしくしていてほしい」
「公立高校受験を控える生徒の邪魔にならないようにしてほしい」
こういう考え方です。
これは、何を意味するのか。
公立高校受験を控える生徒さんの妨害をしたり、自重できない私立高推薦組が残念ながら出てきてしまうということです。
もちろん、そういう生徒さんは全体からすれば、ごく一部です。
しかし、時期が時期だけに、中学の先生としては目についてしまうのです。
それは高校の先生も同様です。
高校の先生が推薦入試合格者を見る場合、懸念するのは学力面です。
私立高推薦入試は、前々回のコラムで申し上げたとおり、実施が1月半ばです。
推薦入試では、一部の例外を除けば、作文・面接・内申評定で合格が決まります。
国語や数学といったお勉強科目の試験はありません。
そのため、推薦入試を受けることが決まる12月あたりから、彼らの多くは勉強しなくなります。
(次回に続きます)
わたしは、プロフィールにも書いてある通り、むかしむかし仙台二高を卒業した者です。
そのころは、昭和真っただ中の時代でした。
ちょうど今の生徒さんのご父兄が高校生くらいだったころの二高と、今の二高...
わたしから見てどう違っているか、思いつくままに書いてみます。
◎女子生徒がいる
昔と、いちばん変わったのはこの部分でしょう。
その当時、二高は、一高・三高とともに、男子校でした。
今では共学というのが広く受け入れられているようです。
わたしは定期戦の観戦で、二高に女子がいるのを見ると、いまだに
「二高に女子がいるっていうのは、随分とあのころと違うもんだ...」
と感じます。
ただ二高126年の歴史で、共学の時期というのは、19年しかありません。
ゆえに、同窓生というと、お爺さん・おじさんばかりです。
◎先生もほぼ男でした
二高というところは生徒が男子であるのみならず、先生もまたほぼ男でした。
わたしが高校生の頃は、音楽の講師の先生と保健の先生が女性で、あとの先生は男性でした。
今の二高は、女性の先生も結構いらっしゃるようです。
というより、昭和の時代は、高校の先生自体に女性が少ない時代だったと思います。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
◎学校・先生方の「面倒見がよくなった」
授業あるいは受験指導等、手厚く丁寧になりました。
二高を取り巻く環境が、少子化とは無縁だった昭和の頃とは様変わりしたからでしょう。
その昔、二高というところは、学習面に関して、「放置」だったと思います。
これは、そのころ、進学校と呼ばれていたところは、だいたい似たような状況でした。
いまは、先生方による授業も、だいぶ受験を意識したものになっています。
わたしが二高に在籍していたころの先生方が、今の二高で授業をしたら、半分くらいの先生は、クビになるのではないでしょうか(笑)
先生方の「丁寧さ」に関して、わたしがビックリしたのが、今の二高の生徒さんの英語の授業で、配られていたプリントの内容です。
教科書の新出単語と単語の意味が一覧で書いてありました。
すべての先生がそのようなプリント配付をしているとは限らないのですが...
これが二高で行われていたことに、とにかくビックリしました。
わたしの高校生時代には、考えられない「手厚さ」です。
これ以外にも、数学では、「受験のための仕上げ」を授業でやっているという感じです。
わたしの在籍当時の数学の先生は、こんなに親切ではありませんでした。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
◎医学部合格というウリを重視
昭和のころに比べると、全般的に進学校といわれるところは、確実に「成果」を求められるようになりました。
そのなかで二高は、「医学部合格」ということを随分とウリにしています。
前のコラムでもお伝えしたとおり、わたしが高校に在籍していたころは、基本的に学校の方針としては「放置」でした。
そのため、「医学部合格!」ということを二高として表に出したり、ウリにしていることはありませんでした。
結果として東北大医学部への合格者、あるいは国公立医学部への合格者は、県内の高校の中では多かったです。
しかし、それは、あくまで結果としてそうなったということです。
今の二高は、「医医合格」を後押しする取り組みの一環として、医進会があります。
そういったこともあり、最初から医学部へ進学する環境を求めて、「我が子を二高に」というケースも多いです。
こうした背景には、二高生のご父兄が医療関係者というケースが多いことも関係してきます。
いま、こうして述べたことを振り返ると、時代とともに、二高も様変わりしました。
ただ、伝統として残っている部分ももちろんあります。
「よき伝統」のようなものは、今後も残ってほしいです。
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