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昨日まで、当欄では「学校の授業と部活との関係」について取り上げました。
その際、わたしは次のように主張しました
・学校では「学業第一・授業第一」である
・先生方の部活での負担が大きく、「授業第一」が難しい現状がある
・先生方の負担が小さくなるため、京都市が中学の部活廃止を打ち出したのは、理解できる
この件は、Twitterでも主張しました。
おおむね、わたしの意見に賛同しているようでした。
しかし、中にはこういう方もいました。
この発言主は、学校の中で授業より部活のほうが、教育的に価値があるとしています。
そして、
「学校の授業はビデオ授業で可能」
「国が手間をかけてビデオ一本作れば事足りる」
とも語っています。
そこで、今回のコラムでは
「学校でビデオ授業は対面授業の代わりになるのか」
ということを論じることにいたします。
まず、この件でわたしの主張の結論はこうです。
・授業の効果は対面授業がビデオ授業より遥かに効果がある
・学校でビデオ授業は対面授業の代わりにならない
わたしは、学校のような集団指導・家庭教師としての個別指導、いずれも経験があります。
また、オンライン指導・対面指導、どちらもやっています。
そこからの感想です。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
ビデオ授業と対面授業ではどのように違うのでしょうか。
この2種類の授業は、生徒さんからすると、どちらも授業を受けるという点では変わりません。
両者の違いはあまり認識・実感できない・しないかもしれません。
だからこそ、「国が手間をかけてビデオ一本作れば授業は事足りる」という意見が出るのでしょう。
しかし、指導する側からすると、ビデオ授業と対面授業では、ものすごく違います。
それがどれだけ違うのか...
想像するに、「コロナのときの無観客試合・コンサートと通常の試合・コンサートとの違い」ではないでしょうか。
無観客試合・コンサートを見ている側からすると、通常の試合・コンサートと違いがあるのは肌感覚で分かります。
一方、無観客試合・コンサートをやっている側からすると、どうなるか。
これは、観客が感じる以上にものすごい違いを感じるはずです。
観客の反応を感じながらやるのと、そういうものがまるっきりない状態でやるのとでは、全然雰囲気が違います。
学校の授業もそれに近いものがあります。
授業というのは、先生の「お言葉」を教壇から一方通行で発するものではありません。
生徒の反応を見ながら、そのときどきでやり方を変えていかなくてはならないものです。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
確かに、先生によっては「一方通行」になっているような授業もないわけではありません。
教科書に書いてあることをボソボソ読みながら、生気なさそうに進めていく先生もいらっしゃらないわけではありません。
が、多くの先生は、生徒に多くのことを授けたい・指導したいとお考えです。
コロナ禍のときには、一定期間、対面授業はできませんでした。
一律にビデオ授業になったり、プリント学習を通じた自習だけをやるようになりました。
その結果はどうなったのか。
「できる生徒さんとそうでない生徒さんの格差が大きくなった」
こういう副作用が生まれました。
学校側・指導する側がビデオ授業で得た教訓...
それは
「ビデオ・オンライン授業では生徒さんが一定以上の自制ができないと成り立っていかない」
ということです。
このビデオ授業だけで一定程度の効果があるのは、
・上位層
・年齢はおおむね中2くらいから
・自制心が一定程度以上ある生徒
です。
それ以外の層は、確実に成績は落ちます。
学校というのは、成績上位層のためだけにあるわけではありません。
中間層以下の生徒さんの底上げも必要になってきます。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
また授業に関して言えば、先生が教室にいらっしゃるのと、そうでないのとでは、効果が違います。
これを理解するには、例えば、警官がパトロールしただけで犯罪率が下がるということを思い浮かべるとよいです。
ビデオ授業ということならば、「先生が教室にいらっしゃる効果」は期待できません。
また、対面授業とビデオ授業での大きな違いは、指導している側からすると、
「生徒さんの動きが360度で確認できる」
ことです。
集団指導ともなると、1人の生徒だけに目を配っているわけには行きません。
それでも、先生がその気になれば、1人の生徒を360度で確認できます。
ビデオ授業では、そういきません。
この違いは大きいです。
確かにビデオ授業というのは、ちょっと前までシステム的に不可能なことでした。
そのため、対面授業が「古臭い・効率が悪い」ように見えるかもしれません。
しかし、「新しいものが昔ながらのものより常に良い」とは限りません。
コロナ禍が終わって、学校が対面授業に戻したのは、理由があります。
それは、長い目で見た教育的効果がビデオ授業より大きいと判断しているということにほかなりません。
そして、わたしも学校のこうした判断を支持します。
今回のコラムでは、Twitterに流れてきたツイートを基に話してみます。
まずは、以下をご覧ください。
この動画で話している女性は、インターナショナルスクールの出身らしいです。
ですから、英語がかなり流暢です。
彼女は意を決して北米に留学したものの、日本に戻ってきました。
そして日本に戻ってきて、日本の会社における不満を述べています。
動画の内容について、感じることは様々でしょう。
わたしとしては、これを見て、インターナショナルスクールとホライゾン学園がどう違っているかを書いてみようかと考えた次第です。
両者の違いの概略は次の通りです。
◎インターナショナルスクール
・授業はほぼ英語で行われる
・友達・先生との会話も英語
・日本では「正式な学校」と扱われない
☆以上には、学校によって、これに当てはまらないケースもあり
◎ホライゾン学園
・授業は日本語・英語
・友達との会話は日本語、外国人の先生とのやり取りは英語
・教科書は文科省検定教科書を使う「正式な学校」
上で紹介したインターナショナルスクール出身の女性は、ここで述べたようなインターナショナルスクールで育ってきたものと思われます。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
インターナショナルスクールというのは「英語がペラペラになる」というだけの側面だけがあるわけではありません。
そこには別の面もあります。
わたしが考えるに、それは次のようなものです。
・子供が日本を「自分の国」として考えられなくなる
→日本以外の国(たぶん多くの場合はアメリカ)を「自分の国」と考えるようになる
・日本語の運用能力・読解力が十分でなくなる
そして、次のようなケースなら、インターナショナルスクールは適しています。
・両親のうち、どちらかが外国人(例えばアメリカ人)
・将来は日本でなく、アメリカなどに住んで、生活する
・日本と行ったり来たりはしても、「本国」は日本でなく外国
今からの時代、自分の子供は「英語がペラペラになるように」なるといい!
日本人の両親のもとに生まれた子供が、それだけが理由でインターナショナルスクールを選ぶのはリスクが大きい...
わたしはそのように考えています。
実は、最近、元AKB48の板野友美さんが、自身の子供について語る場面を動画で見たとき、その感を強くしました。
インターナショナルスクールに子供が通うことのマイナスがハッキリと出ているように思えたのです。
(次回に続きます)
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