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(前回の続きです)
前回に紹介したように、宮城県の公立高校入試システムは、
「30年前までのシステムを、今の状況に合わせて少し手直しして『新しいシステム』とした」
ということです。
以前に行われていたやり方、特に入試を前期・後期で2回実施していたときには、相当に評判が悪いものでした。
このシステムは、県の教育委員会の名誉のために言っておくと、理念としてはすばらしいものでした。
しかし、現場の高校の先生・中学の先生・ご父兄や生徒さんからは、
「2回の入試実施はやめてほしい」
という悲鳴・怨嗟の声が相当に聞かれました。
その声は、公立高校からだけでなく、私立高校のほうからも聞こえてくる有様でした。
今はそのころに比べると、落ち着いています。
ここから分かることは、
「入試のシステムは、すばらしい理念・理想より、シンプルで分かりやすいものが支持される」
ということです。
現在の公立高校入試のシステムが「そこそこ回っている」と思う理由がこの点にあります。
もちろん、システムに完全なものはありません。
時代が変わっていくとともに、新しい要素も必要です。
しかし、「シンプルで分かりやすいもの」は、何だかんだと言って、定着しやすいように感じます。
(次回に続きます)
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