宮城県公立高校入試のシステム ~そこそこ回っている理由~ その3 2026/09/26

(前回の続きです)

前回に紹介したように、宮城県の公立高校入試システムは、

「30年前までのシステムを、今の状況に合わせて少し手直しして『新しいシステム』とした」

ということです。

以前に行われていたやり方、特に入試を前期・後期で2回実施していたときには、相当に評判が悪いものでした。

このシステムは、県の教育委員会の名誉のために言っておくと、理念としてはすばらしいものでした。

しかし、現場の高校の先生・中学の先生・ご父兄や生徒さんからは、

「2回の入試実施はやめてほしい」

という悲鳴・怨嗟の声が相当に聞かれました。

その声は、公立高校からだけでなく、私立高校のほうからも聞こえてくる有様でした。

今はそのころに比べると、落ち着いています。

ここから分かることは、

「入試のシステムは、すばらしい理念・理想より、シンプルで分かりやすいものが支持される」

ということです。

現在の公立高校入試のシステムが「そこそこ回っている」と思う理由がこの点にあります。

もちろん、システムに完全なものはありません。

時代が変わっていくとともに、新しい要素も必要です。

しかし、「シンプルで分かりやすいもの」は、何だかんだと言って、定着しやすいように感じます。

(次回に続きます)

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