「指示通りにやらない?」それとも「指示通りにやれない?」 その3 2026/10/16

(前回の続きです)

彼らのような学習苦手層の生徒さんに受験学習を指導するとき、わたしが心しているのは次の点です。

 

・指示は最小限に、最低2回繰り返す

・演習内容は範囲をできる限り絞る

・演習内容はとにかく同じことを繰り返す

 

まずもって、彼らはトップクラスの生徒さんにするようなやり方で指示をしても、決して指示通りには動きません。

彼らの行動を見ていると、「動かない」というのではありません。

「動けない」のです。

指示を受け止めるだけの日本語処理能力、特にボキャブラリーが、平均的な生徒さんと比べても、圧倒的に不足しています。

その不測の程度は、たぶん一般的な方が想像するよりずっと大きいです。

それゆえに、彼らは「指示通りにやれない」のです。

そうしたことを踏まえ、わたしは生徒さんに指示を出すとき、最低2度、その指示を繰り返すようにしています。

そうすると、わたしの指示に対する彼らの理解度は少し上がります。

また、一度にあれこれ指示を詰め込むことも避けています。

それをやってしまうと、彼らの処理能力を遥かに超えてしまいます。

そして、「くどいくらいに繰り返す」

そうやって初めて彼らはよい変化を見せます。

現実はこういう感じです。

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