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「うちの子供はこっちから声掛けしないと自分からやらない」
というのは、多くのご父兄の悩みであるようです。
ただその一方で、「勉強しろ」と言われなくても、自主的に取り組む子供がいます。
わたしの現役学生の頃を振り返ると、親から「勉強しろ」と言われた記憶がありません。
ということは、言われなくても、学習には自分で取り組んでいたということなのでしょう。
このようにできていたのは、たぶんそれが習慣化していたからだったのだと思います。
わたしは、アニメ「サザエさん」「ドラえもん」「ちびまる子ちゃん」に出てくるような小学生時代でした。
中学受験の経験もありません。
小4辺りまでは、学校の宿題以外に勉強をしていたという記憶がありません。
クラスメイトと近所の空き地で野球をしたりするなど、カツオ君のようなスクールライフを過ごしていました。
ただ、小5のとき、「自主勉強」というのがありました。
題材は何でもいいので、レポート用紙に勉強した結果を書いて提出するというものです。
それは、勉強した結果を提出すれば、担任の先生がそれをチェックし、ときどきはお褒めの言葉をいただく、というものでした。
「~ページ以上やらなくてはならない」というものではなかったです。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
「自主勉強」の内容自体は、いま思えば、相当に稚拙なものです。
二華中・青陵中を目指して頑張っている生徒さんが見たら、
「そんなの勉強をやっているうちに入らないでしょ」
というようなシロモノでした。
今のわたしは、タイムマシンを使って、小5のときのわたしに向かって、
「それはまだまだ勉強のうちに入らないな!」
と言ってやりたいところです。
しかしながら、この「自主勉強」のおかげで、「机に向かう」という習慣がついたのは間違いありません。
「毎日机に向かう」ことを苦痛に感じたということもありませんでした。
苦痛に感じなかったというのは、「毎日机に向かうことが入浴・歯磨きのレベルになっていた」ということなのかもしれません。
そういう経験があったからなのか...
あるいは性格的に「毎日机に向かう」のを厭わない性格だったからなのか...
その後に中学に上がって、高校受験にパスするために学習するとき、小5で身につけた経験が大いに役立ちました。
ですから、
「面倒なことは日々の生活の中で、習慣化してしまう」
というのは、非常に大事です。
習慣化してしまえば、
「それをやっておかないと何だか居心地がよくない」
という気分になります。
そうなれば、しめたもの!です。
今回のコラムは、小学生をお持ちのご父兄向けです。
分けても、二華中あるいは青陵中受験を検討しておいでの方の参考になればと思います。
さて、そうしたご父兄から、幾度となく、次のような質問を受けてきました。
・・・二華に行くのと、二高に行くのとでは、どちらがいいんでしょうか?
これに対するわたしの回答は、
「どちらにも一長一短がある。
最終的にはご父兄の政治判断」
というものです。
今回のコラムは、そうした「政治判断」をする材料として、日比谷高校・横浜翠嵐(すいらん)高校の台頭について書くことにいたします。
それに関して、こちらのネット記事をご覧ください。
東大合格者の実績というと、圧倒的に私立の中高一貫校が強いです。
それ自体には変化がありません。
丁度、甲子園大会に出る名門校がほぼ私立というのと、状況が少し似ています。
しかし、今年になって、「私立の独占状態」に風穴があきました。
その穴をあけたのが、日比谷・横浜翠嵐です。
日比谷は東京都立、横浜翠嵐は神奈川県立です。
東大合格者のベスト10を3年前と比べるとこうなります。
これを見ると、わたしの意図するところがお分かりになっていただけますでしょうか。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
日比谷高校は、昭和30年代、東大合格者全国トップを誇っていました。
それが都立高校の学区制が制定されてから、みるみる順位を落としていきます。
そして、石原都知事がテコ入れをし、学区制を廃止した結果、「古豪復活」を遂げます。
横浜翠嵐も、学力向上進学重点校に指定され、学区制の廃止後、実績を伸ばしています。
ですから、お上がシステムを変更すると、これだけ実績が変わってくるわけです。
東大のような最難関を目指すとすれば、システム上、中高一貫校は有利です。
事実、前回のコラムで紹介したトップ10の多くは、私立の中高一貫校です。
しかし、日比谷・横浜翠嵐の台頭、厳密に言えば、日比谷の復活が、証明していることがあります。
それは、一般的な高校のシステムは、中高一貫校に比べ、そこまで劣っているわけではない、ということです。
我が宮城県の場合、二高は、日比谷・横浜翠嵐のような高校です。
一方、二華は開成・灘・桜蔭のような中高一貫システムを採用しています。
首都圏での流れをそのまま二高・二華に当てはめることは無理かもしれません。
が、「どちらのシステムがいいのか?」という疑問に答えてくれる材料のひとつにはなりそうです。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
二華のような中高一貫校の場合、公立の中学に比べて、かなり進み方は速いです。
特に数学・英語といった教科がそうです。
二華の場合、中学2年間で、公立中学の3年分+αくらいの量を学習してしまいます。
二華中と言えば、県内でもトップクラスが集っていることは言うまでもありません。
ですから、中学3年間で勉強するものを、2年ちょいで終わらせることも、決して無理ではない...はずなのです。
が、全員がその学習に耐えられるのかと思いきや、そういうわけでもありません。
というのも、中学へ入学してからすぐに、その中でも序列が付いてしまうからです。
そして、下のほうになってしまうと、その後に上へ行くのは難しくなります。
もちろん、二高でも入学後の事情は似たり寄ったりです。
ただ、下のほうになってしまうと、二華はその後5年ちょい、二高はその後2年ちょい、その状態が続くおそれがあります。
二華のほうが「下位になっている時間」は、二高より長くなってしまいます。
こういう点が、合格実績でも中高一貫校が通常の高校に比べて、常に優れているとは限らない部分があるという証左なのでしょう。
ですから、「二華か?二高か?」は、その生徒さんの性格やキャパで左右される要素が大きいということだけは言えそうです。
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