文語調の歌に親しむ 〜 「椰子の実」 2014/07/18

今回は「椰子の実」を取り上げます。

以下、動画にてどうぞ。

→動画が表示されない場合は、こちらから

<歌詞>

1.名も知らぬ 遠き島より 流れ寄る 椰子の実一つ 

 故郷(ふるさと)の岸を離れて 汝(なれ)はそも波に幾月

2.旧(もと)の木は 生(お)ひや茂れる 枝はなほ 影をや為せる

 われもまた渚を枕 孤身(ひとりみ)の 浮寝の旅ぞ

3.実をとりて胸にあつれば 新たなり 流離の憂ひ

  海の日の沈むを見れば 激(たぎ)り落つ 異郷の涙

 思ひやる八重の汐々 いづれの日にか 故国(くに)に帰らん

 

この歌は小説家としても名高い島崎藤村の詩集「落梅集」の中の詩に、後年曲がつけられてNHKの「国民歌謡」という番組で紹介された歌です。

わたしは音楽の時間にこれを習い、きれいな詩に感じ入った次第です。

島崎藤村と言えば、この詩以外にも「初恋」「小諸なる古城のほとり」の詩はとても気に入っています。

以下、文法解説です。

「生ひや茂れる」「影をや為せる」の「る」は完了の助動詞「り」の連体形です。

いずれも「や」という助詞があるために係り結びの放送が適用され、終止形で終わらず、連体形で終わっています。

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