ご父兄の皆様 学生時代の学習状況はいかがでしたでしょう? その1 2025/07/01

こちらのコラムは、主としてご父兄向けに、受験や学習に関する話を提供しています。

それゆえここで話題にしているのは、ご父兄から見ると、「息子・娘の受験」「息子・娘の学習」です。

そういう前提があって、皆様にお聞きします。

 

・・・ご父兄の皆様 学生時代の学習状況はいかがでしたでしょう?

 

このように言われると、ドキッとするかもしれません。

わたしが同じようなことを聞かれたら、きっとドキッとします。

わたしがなぜこんなことを言ったか...

それは、わたしが指導をして、ご父兄に接していると、次のように感じることが多いからです。

 

・・・高学歴の方、学生時代に受験学習をガッチリなさった経験のある方ほど、受験に関して話が早い

・・・高学歴の方、学生時代に受験学習をガッチリなさった経験のある方ほど、「子供はまず勉学第一」というお考えである

 

本コラムをお読みの方は、ほとんどが意識の高いご父兄です。

そういう方から見れば、

「受験に関して話が早い」

「子供はまず勉学第一というお考え」

という「ごく当然のこと」を、なぜ菊池はわざわざ書くのか、という風にお感じになったかもしれません。

しかし、実際にご父兄に接していると、例えば「子供ははまず勉学第一」ということが、必ずしも「当然のこと」ではないと感じるのです。

次回に続きます)

ご父兄の皆様 学生時代の学習状況はいかがでしたでしょう? その2 2025/07/02

前回の続きです)

実際にご父兄に接していると、「子供はまず勉学第一」とお考えの方ばかりではない

 

これはどういうことなのでしょうか。

例えば、以下は、わたしが経験した事例です。

 

(1)定期試験の1週間前に「家族旅行」と称して、学校の授業・家庭教師の指導を休む

(2)お母様の知人の○○さんが急遽訪ねてくることになって、その関係で家では授業ができないので、指導のキャンセルを当日に申し出てくる

 

もちろん、「子供の学習」に、どのような価値基準を置くかは、それぞれご家庭によって違います。

ただ、以上挙げた例で指導を休むご家庭というのは、トップ層・上位層の生徒さんのご家庭にはまずありません。

この事例は、公立中学で定期試験5教科150~200点(1科目30点台)の生徒さんのご家庭です。

こちらとしては、生徒さんの成績改善のため、ご家庭に伺って学習指導をしているわけです。

もちろん、ご家庭としてもそれを望んでいるわけです。

しかし、指導の側としては、

「ご家庭でいろんな都合はあるかもしれないが、まずは子息の勉学を最優先する」

としていただかなくては、「成績を上げていく」以前のお話と考えてしまいます。

たぶん、当コラムをお読みのご父兄の多くの方も、わたしと同じようにお考えなのではないでしょうか。

次回に続きます)

ご父兄の皆様 学生時代の学習状況はいかがでしたでしょう? その3 2025/07/03

前回の続きです)

前回紹介した(1)(2)の事例について補足です。

この二つのケースは、(2)が「成績がなかなか改善しない」ということで、中2の半ばでご家庭のほうから「指導終了の申し出」がありました。

(1)のケースは、中2の11月末で、こちらから「指導終了」をご家庭に願い出ました。

こちらから「指導終了」を願い出るというのは、受験業界の常識に照らせば、レアケースです。

ただ

「あのとき、契約を続けていたほうがよかったなあ」

と、感じたことはありません。

ということは、そのときのわたしの判断は、妥当なものだったのでしょう。

なお、(1)そして(2)のご家庭の名誉のために申し上げておくと、どちらのご父兄も、問題のあるような方ではありませんでした。

ただ、必ずしも「子供はまず勉学第一」というお考えのご家庭ではなかったということです。

そうなると、成績を上げていくのは、難しくなります。

このように書くと、

「親と子は別の人格だ」

「親が勉学第一と考えなくても、それと子供の成績は関係ないのでは?」

このようにお感じになる方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、わたしの経験によれば、親御さんの意識と子供の成績とは、大いに関連があります。

(次回に続きます)

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