平方根は何のためにあるの? 〜二次方程式が解けるといいな〜

平方根にはいろいろな使い道があります。

その中で大きいのが、二次方程式の解を「簡単な形」で表すことができるということにあります。

では、二次方程式が解けるとどのような「よいこと」があるのでしょうか。

応用範囲は非常に広いですが、ここでは、上掲の図を再び使って説明します。

<図1>

三角形.jpg

ここで、<図1>のXは三平方の定理より

X^2=40^2−30^2=2500

X>0より

X=50です。

<図2>

pitaq01[1].gif

<図2>においては

X^2=2×2−1×1=3

X>0より

X=√3となります。

 

これでXの箇所は実際に測量する必要がなく、計算ができるので、楽をすることができます。

もっとも√3はどういう数だか分からず、近似値として

√3=1.730508.....

という数が与えられており、実務上はそちらを使います。

実務の上では近似値を使うのに、数学で根号を用いるのにはいくつかの理由があります。

ここでは2つ挙げます。

第一に、数学はあくまで基礎理論であって、数学という論理上の正確さは求められても、実務の上でいかにそれを応用・利用するかについては、思考の範疇の外にあるからです。

早い話、数学は「理屈」が正しければよく、実務でどう使うかということまでは想定していません。

第二に根号を使うことで、

√48+√12=4√3+2√3=6√3

√10×√15=5√6

のように「より簡単な形」にまとめることができるということです。

ということは、近似値を求める際にも、より正確な近似値が出ます。

例えば

√10=3.162277660

√15=3.872983346

√6=2.449489743

とすると、

√10×√15=3.162277660×3.872983346=12.247448714

5√6=5×2.449489743=12.247748715

となり、小数点の端数を考えると計算するのも楽ですし、より理論値に近いものが求められます。

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