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先日、標記にあるように、公立高校入試の総元締めである教育委員会に、高校入試に関する質問状を提出しました。
質問状提出はメールで行いました。
その際、わたしの身分と生業を明かしたうえで、教育委員会からの回答は弊サイトに掲載する旨をあらかじめ伝え、了承を得ました。
内容については以下の通りです。
県教育委員会からの回答があり次第、こちらにアップいたします。
(質問状の内容)
宮城県教育委員会 高校教育課 教育指導班 上遠野様
初めまして。
当方は菊池澄夫と申しまして、仙台市内において家庭教師業を営んでおります。
このたび、宮城県の高校入試に関して、お伺いしたいことがあり、メールをお送りいたす所存です。
質問は以下の通りです。
ご回答に関しましては、ご多忙のところ恐れ入りますが、当方送付のメールアドレスに賜れば幸いです。
なお、いただいたご回答は、あらかじめ電話にてお伝えしておりましたとおり、高校入試という公共性にかんがみて、当方のホームページにて公開いたしたく存じます。
当方のホームページアドレスは以下の通りです。
http://www.pro-teacher-kikuchi.com/
お手数ですがよろしくお願いいたします。
質問は4点、主として内申書の評定にかかわることです。
本県の高校入試においては、中学1年〜3年までの学年末評定がすべて対象となっております。
こうすることで生徒が中1からしっかりと授業を受けるという姿勢が保てるという長所があります。
その一方、短所もあります。
入試を受ける段階で学力は志望校に達していると思われるのにもかかわらず、志望校変更をするケースを目にしています。
その原因は、「中1〜中3を均等に評価する」という本県の内申制度にあります。
中1〜2年の段階での内申点が不足していると思われる場合、中1〜中2の評定という「前科」に縛られ、「内申点不足」による不合格を避けるためのやむを得ない措置です。
そうした「過去の内申不足による志望校変更」が少なくなるような配慮がなされている県もあります。
例を挙げると、例えば山形県は3年生の評定のみを使用したり、また岩手県は中2・中3が対象となり、学年が上がると換算倍率が高くなるなどしています。
また実技教科の評定が2倍に換算されています。
実技教科は、学力試験や点数で表すのが難しい科目です。
そのため評定をつける先生の主観が主要5教科以上に大きく評定を左右し、客観性が保ちづらくなっています。
さらに学力の学校間格差から生じる内申点の不平等さも目にします。
学力に中学校間の格差があることは、「公然の秘密」とでもいうべきものです。
そうした場合、通学する学校によって、ある受験生の評定が相対的に上がったり、逆に下がったりするケースも感じられます。
実際、「この生徒とこの生徒がなぜ同じ評定?」と首をかしげる場面に毎年遭遇します。
以上を踏まえ、お伺いいたします。
(1)「3年間を均等に評定する」という現制度の短所について、貴委員会はどのような認識をお持ちなのでしょうか?
そしてそれを改善するために、具体的な策を検討している動きはございますか?
(2)実技教科が2倍に換算されるという根拠をお知らせいただけませんでしょうか?
(3)学力の学校間格差から生じる内申点の不平等さについて、貴委員会はどのような認識をお持ちなのでしょうか?
またそれを是正するために具体的な方策を取っておいででしょうか?
(4)今後、入試制度を近年中に見直す動きはありますか?
あるとしたら、具体的にどのような点でしょうか?
以上、お知らせくださいますようお願いいたします。
お手数をおかけします。
(以上、引用終わり)
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