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(前回の続きです)
英語に関してもそうです。
中学校で使用する英語の教科書ガイドには、教科書の英文・単語の訳が残らず掲載されています。
特に中学英語のように語学の初期段階においては、手元に英文・単語の訳があるのは自学自習の際に必要です。
ただここが「あまりに親切すぎる」と、指導者が考えてしまう点です。
考えられる欠点としては、
単語や熟語など、調べる手間を惜しむようになってしまう.....
掲載してある訳文を見てしまうと、自分の頭で考えなくなり、教科書ガイドに頼り切ってしまう.....
訳文が非常にきれいなので、英語の単語と日本語のつながりが見えにくくなってしまう.....
などです。
上記のような欠点があることはわたしも十二分に承知しています。
しかしそれでもなお、わたしは総合的に見た場合、益の部分が多いと感じています。
例えば、単語や熟語など、調べる手間を惜しむようになってしまうという点については、「勉強とは手間暇をかけてやるものである」という固定観念があるように思えます。
そもそも単語や熟語を調べるのは、「作業」であり「学習の前段階」であって、「勉強そのもの」ではありません。
もちろん「ある単語を調べているうちに、ほかの単語とのつながりも覚えるようになるから、単語調べは有用」という意見もあるでしょう。
しかし、それは、わたしに言わせると、高校に入学してからで十分です。
中学の段階では、基本的な単語を何度も読んだり、書いたり、使ったりして「確実に覚える」ことのほうが重要です。
優先順位を取り違えることがあってはなりません。
(次回に続きます)
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