受験生のためのラテン語・ギリシア語概説


ラテン語・ギリシア語って何?ancient greece-155-116.jpg

受験生とどうかかわりがあるの?

これを知っていると、どんなふうに得をするの?


→そうした疑問にお答えすべく、以下、受験生の観点からラテン語・ギリシア語を概説します。




なぜ英語にラテン語・ギリシア語が必要?

真の英単語力を身につけるためにはラテン語・ギリシア語の知識が不可欠です。

英語学習における語彙力の重要性は改めて述べるまでもありません。

どんな名講師の講義を聞いても、いくら問題集を解いても、単語が分かっていなくてはお話になりません。

単語の記憶法にはいろいろあります。

その際、広く行われているのが語源の活用です。

語源の活用による記憶法とは、英単語を漢字の部首のように細分化し、その語の成り立ちを理解し、記憶の助けにするというものです。

ここで留意すべきことは、大学受験の単語に現れる「語源」がほとんどラテン語・ギリシア語に源を有するという点です。

英単語を効率的に身につけるには、ラテン語・ギリシア語の知識が不可欠とする理由はまさしくここにあります。

これまでも英単語を記憶しやすくするために、語源を活用している単語集などはありました。

しかしその根本となるラテン語・ギリシア語を解説したものとなると、受験生に便利なものはありませんでした。

ここでは、ラテン語・ギリシア語とはどういう言語かを述べ、英単語を記憶するうえで、どう活用できるか、概説します。




英語とラテン語・ギリシア語とのかかわり

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まずある年の東京大学入試問題の一節を読んでください。

We usually think of the meaning of a poem or any other literary work  as having been created and fixed by the writer; 

all we readers have to do is find out what the author intended to say. 

However, although it is indeed the poet who gives verbal form to his or her idea or vision, it is the reader who translates this verbal shape into meaning and personal response.  

Reading is in reality a creative process affected by the attitudes, memories, and past reading experience of each individual reader.

 

格別変わったところがない入試問題といった風です。

ここで下線を付した箇所というのが、いずれもラテン語・ギリシア語に起源を持つ単語すなわち「本来は英語でない単語」です。

ことほどさように、英語にはラテン語・ギリシア語が入り込んでいます。どうして英語はこうなったのでしょうか。

ここで現代英語に深くかかわったラテン語・ギリシア語そしてフランス語に焦点を当て、解説します。

 

 

ギリシア語とは

ギリシア語は古代以来、様々な変化を経て、今なおギリシアの地で語られています。

α、β、πなどのギリシア文字はすでにおなじみです。

ギリシア語で書かれたものとしては、ソクラテス・プラトンなどの哲学者の著作、新約聖書、イソップ寓話など多数あります。

後のローマ帝国の文化にも大きな影響を与えました。

 

ラテン語とは

ラテン語はローマ帝国で語られた言葉です。

ギリシア文化の影響で、ラテン語にもギリシア語が取り入れられました。

ローマ帝国は成立以来領土拡張を続け、ラテン語が欧州各地に広まります。

そして各地に広まったラテン語は土地ごとに独自の変化をするようになります。

その独自に変化したラテン語が今日のフランス語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語などの言葉です。

その後ローマ帝国分裂等により、ラテン語は「発展的消滅」をとげます。

なお、中南米を表すラテンアメリカという言葉は、これらの地域で使われている主要な言葉が、ラテン語の子孫であるスペイン語・ポルトガル語であることからつけられた名です。

ラテン語=中南米で語られている言葉ではありません。

 

フランス語とは

フランス語はラテン語から生まれ、今もフランスで語られています。

英語がラテン語・ギリシア語の語彙を抱えるきっかけを作った言語です。

 

英語とフランス語の関係

英語が大量のラテン語・ギリシア語の語彙を抱えるようになった理由は大別して二つあります。

第一は、1066年のノルマン征服です。

これはフランス語を話すノルマン王が英国王になった事件です。

これを契機に英語の文法は著しく変わり、また大量のフランス語の語彙が英語に入り込みました。

フランス語はラテン語から生まれた言葉ですから、当然ラテン語の要素を多く含んでいます。

その結果として英語の語彙は「フランス語のような風味のラテン語・ギリシア語」を多く有することとなります。

第二には、ルネサンス期です。

このときにはフランス語を経ずに直接ラテン語・ギリシア語から多くの語彙を取り入れました。

新しい概念・事物が現れたとき、ラテン語・ギリシア語を組み合わせて新造語を作る試みは現在も行われています。

こうした語彙の二重構造すなわち高度な概念を外来の古典語が占め、日常語をその言語本来の言葉で表すという点において、英語は日本語と似た構造をしているといえます。


☆日本語の語彙

外  来  語  
漢   語 →高度な概念を表す語に多い
日本語本来の言葉(大和言葉) →日常使われる語に多い
★英語の語彙
外  来  語  
ラテン語・ギリシア語

→高度な概念を表す語に多い 

(受験英語として重要)
英語本来の言葉

→日常使われる語に多い

 



ラテン語・ギリシア語・英語・フランス語は親戚同士

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上図を見てください。

これまでの研究により、ラテン語・ギリシア語・英語・フランス語は皆親戚同士であり、同一の言語(=印欧祖語)から分かれたものであることが証明されています。

このグループに属する言語を総称して印欧語族と呼びます。

英語の親はゲルマン祖語です。

ラテン語・ギリシア語は「おば」(あるいは「おじ」)です。

フランス語は「いとこ」で、ドイツ語は姉妹(あるいは兄弟)です。

さらに印欧祖語から分かれたものの中にサンスクリット語があります。

サンスクリット語とは古代インドの言葉で、仏典などが編纂されました。そしてサンスクリット語は仏典を通じ、日本語にも入っています。

 

 

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