文章が読めない...文章が読めない... その4 2023/10/18

前回の続きです)

「文章を読めない」という生徒さんは、どういう文章の読み方をしているのか...

例えば、次の文章をお読みください。

これを「菊池」の発言とします。

 

「確かにA君、君は間違ったことをしてしまった。

でも、君の仕事は、のちのち、きっと評価されるようになるよ」

<問題>「菊池」は、この発言のとき、どういう気持ちだったか?

 

こういう問いに、文章の読めない生徒さんは、

 

「A君の間違いに怒りを感じている」

 

などと、答えてしまいます。

あるいは、選択問題でそれに近い答えを選んだり...

文章全体を通して読めば、「菊池」が、A君に怒りを感じていることは読み取れません。

正解できなかった生徒さんに理由を尋ねると、

「本文中に『君は間違ったことをしてしまった』と書いてあったから」

などという答えが返ってきます。

つまり、本文中から設問と同じような言葉を見つけ出して、それを選んでいます。

「でも、君の仕事は、のちのち、きっと評価されるようになるよ」

という文章は目に入っていません。

実際の問題はもう少し複雑です。

が、だいたい似たようなことが繰り返し起きています。

わたしが今回のコラムで取り上げた「文章が読めない」とは、以上のようなことです。

受験における「文章が読める」とは、その内容が理解できているということなのです。

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