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(前回の続きです)
「文章を読めない」という生徒さんは、どういう文章の読み方をしているのか...
例えば、次の文章をお読みください。
これを「菊池」の発言とします。
「確かにA君、君は間違ったことをしてしまった。
でも、君の仕事は、のちのち、きっと評価されるようになるよ」
<問題>「菊池」は、この発言のとき、どういう気持ちだったか?
こういう問いに、文章の読めない生徒さんは、
「A君の間違いに怒りを感じている」
などと、答えてしまいます。
あるいは、選択問題でそれに近い答えを選んだり...
文章全体を通して読めば、「菊池」が、A君に怒りを感じていることは読み取れません。
正解できなかった生徒さんに理由を尋ねると、
「本文中に『君は間違ったことをしてしまった』と書いてあったから」
などという答えが返ってきます。
つまり、本文中から設問と同じような言葉を見つけ出して、それを選んでいます。
「でも、君の仕事は、のちのち、きっと評価されるようになるよ」
という文章は目に入っていません。
実際の問題はもう少し複雑です。
が、だいたい似たようなことが繰り返し起きています。
わたしが今回のコラムで取り上げた「文章が読めない」とは、以上のようなことです。
受験における「文章が読める」とは、その内容が理解できているということなのです。
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教育コラム「雨か嵐か」
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