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(前回の続きです)
それから大学入試問題の国語は、単にボキャブラリーを知っていれば事足れりというものではありません。
高校の授業でやったような知識が求められることも多いです。
例えば、今年の共通テスト第1問です。
ここでは、「モーツァルト没後200年レクイエム演奏における宗教行事の側面」について述べられています。
一昨年の共通テストでは、「正岡子規の書斎にあったガラス障子」に関する記述が出てきています。
確かに、モーツァルトや正岡子規のことを何も知らなくても、問題は解ける建前にはなっています。
しかし、こうしたものへの知識が全くなくして、文章の内容を読み砕くのは、なかなかに難しいです。
そして、共通テストの受験生が、「正岡子規って誰ですか?」というレベルでは話にならないということです。
事実、モーツァルトにも正岡子規にも、注釈は付いていません。
これ以外にも、宇宙工学のような理系のことを扱う文章が出たりもします。
ここから分かることは、「高校の授業、ちゃんと受けてるよね?」という側面を、国語の出題者は織り込んで問うているということです。
ここが弱ければ、当然に高得点は望めません。
大学入試の国語が一筋縄ではいかない理由がこういうところにもあるように感じます。
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