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公立の小中学校で、平均点の取れない生徒さんと接していて感じるのは、国語力の不足です。
これは単に国語の成績がよくない、ということだけではありません。
例えば以下のような文章をお考えになってください。
(設問1)
昔あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。
おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。
→おばあさんは、どこへ行きましたか?
(設問2)
昔あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。
おじいさんは咳が出て、おばあさんを駭遽させました。
→おばあさんは、どうしましたか?
(設問1)は難しくありません。
解答は「川」です。
しかし(設問2)をお答えになれるご父兄はまずいらっしゃらないでしょう。
理由は「駭遽」の意味するものがつかめないからです。
「この字、何て読むの?」とお感じになった方が多いのではないでしょうか?
「駭遽」は「がいきょ」と読み、驚くことです。
簡単に言えば、「おじいさんは、咳が出て、おばあさんは驚いた」ということで、(設問2)の答えは「おばあさんは驚いた」となります。
なお、わたしもこのような言葉を以前から知っていたわけではありません。
辞書を引いて、そこから単語を選びました(笑)
わたしがなぜこのような設問を出したのかというと、実は(設問2)でご父兄が感じたようなことを、国語力の不足している生徒さんたちは、常に感じているということをご理解いただきたかったからです。
(次回に続きます)
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教育コラム「雨か嵐か」
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