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(前回の続きです)
以上のような点を踏まえて、「特別推薦」に関するわたしなりの見解を書きますと次の通りです。
「確かに制度上は平均評定3.0でも大丈夫って学校は言っているし、事実、今年は落ちた人はいないようだけど、入れりゃイイってもんではないでしょ!」
仮に平均評定3.0の人が入学したとして、その後、授業についていけるのでしょうか???
榴ヶ岡高校の今春の国公立大学への進学実績は次のようになっています。
生徒数 278名 進学者 20名 割合 7.19%
(生徒数は、今年度の3年生の数字を用いました。前年は不明です)
ちなみに、難易度が榴ヶ岡高校と同程度の仙台高校、仙台東高校の国公立大学への進学実績は次のようになっています。
<仙台高校>
生徒数 280名 進学者 14名 割合 5.00%
<仙台東高校>
生徒数 280名 進学者 24名 割合 8.57%
仙台高校、仙台東高校は両校とも、みやぎ模試偏差値50程度であり、ほぼ榴ヶ岡高校と重なります。
榴ヶ岡高校は、育英高校や東北高校のように、コース別になっているわけではありません。
仮に3.0で入学しても、通常の成績で入ってきた人と同じ授業を受けることになります。
またわたしは榴ヶ岡高校の生徒さんの指導をした経験もあって、この高校がどのレベルの授業になっていて、どういう試験を課してくるのか、ということも知っています。
そのようなことを考えると、評定オール3の人が通うには危険すぎて、とてもお勧めはできません。
「やはり3.0でも榴ヶ岡高校へ行って、何とか学院大へ」という方は、上記のようなリスクがあることを知った上で、試験に臨んでください。
わたしは、「特別推薦」自体を悪いと言っているのではありません。
基準を額面通りに受け取って、「3.0でもOK! 楽勝!」と考えるのがお勧めできない、と言っているのです。
「特別推薦」でも、平均評定3.5くらいはほしいところです。
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