高校生への数学指導の盲点 〜なぜ彼らは「分からない」のか〜 その1 2017/08/28

数学は学年が進むにつれて、扱う内容が難しくなってきます。

ここでいう「難しい」の意味は、だんだんと内容が抽象的になってくるということです。

例えば、小学校のころの算数では、1+1=2というような、足し算から始まります。

この段階では、2という数が意味するところを「実感」することができます。

しかし、y=3x+5とか、ルート21だのという世界になると、「実感」できません。

すべては頭の中の「バーチャル」な世界です。

現在担当している高校生6名は、学校も習熟度も様々です。

しかし学校における授業について申せば、どこの学校でも「ここにサイン、コサイン、タンジェントというものがあって、それはこういうもので..... そして問題を解くとこうなって、ああなって.....」というところから始まっています。

わたし自身はそのような授業が少々不満です。

英語や社会のような授業ならそれでもいいでしょう。

「英語で『本』をbookという」

「徳川家康は1603年に江戸幕府を開いた」

というようなことは、「そうなっている」のであり、議論の余地がありません。

一方、数学は少し趣きが違います。

「サイン、コサイン、タンジェントはなぜそういう決め方をしたのか」ということに関しては、そう決めることでのメリットや、今後に習う単元との絡み、応用するとどうなるのか、という側面があるはずです。

学校ではそういうところをまず語っていただきたいのです。

次回に続きます)

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