見捨てられた高校生たち 〜「教育困難校」進学者が心すべきこと〜 その1 2017/10/22

最近、「見捨てられた高校生たち」(学事出版・朝比奈なを著)という本を読みました。

著者は、「教育困難校」と呼ばれる高校で勤務した経験から、そこがどういうところなのかを赤裸々に語っています。

著者の考えとしては、「教育困難校」における生徒の実情と、「貧困」の問題とは非常に密接に関係しているというものです。

「教育困難校」という言葉の定義は難しいですが、これは「底辺校」と呼ばれていたところをイメージしていただければと思います。

また、サポート校、定時制高校というところも、「教育困難校」の問題と重複するところがあります。

本コラムにおいては、受験関係者という立場から、本書の内容について2点、述べてみることにいたします。

まず、著書によれば、「教育困難校」に通学する生徒はだいたい3パターンに分けられます。

 

(1)本来、持っている能力が高い生徒

(2)ヤンキー、ワル

(3)無気力で生気が感じられず、学力が非常に低い生徒

 

(1)のタイプは、いじめや家庭の事情などで不登校となり、中学校の内申書が悪く、「教育困難校」に来ざるを得なくなった生徒です。

(2)のタイプは、イメージ通りです。

(3)のタイプは、おとなしく、問題を起こすことはありません。

一方、人の話を理解しているようで、理解しておらず、学習障害の疑われるケースが多数あります。

そして「対人コミュニケーション能力」が不足しています。

著者によれば、「教育困難校」においては、この3タイプの混在が最も深刻な問題だと語っています。

次回に続きます)

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