〒981-0933 仙台市青葉区柏木1-2-29-301
電話での受付:15:00~20:00
定休日:日曜日
最近、「見捨てられた高校生たち」(学事出版・朝比奈なを著)という本を読みました。
著者は、「教育困難校」と呼ばれる高校で勤務した経験から、そこがどういうところなのかを赤裸々に語っています。
著者の考えとしては、「教育困難校」における生徒の実情と、「貧困」の問題とは非常に密接に関係しているというものです。
「教育困難校」という言葉の定義は難しいですが、これは「底辺校」と呼ばれていたところをイメージしていただければと思います。
また、サポート校、定時制高校というところも、「教育困難校」の問題と重複するところがあります。
本コラムにおいては、受験関係者という立場から、本書の内容について2点、述べてみることにいたします。
まず、著書によれば、「教育困難校」に通学する生徒はだいたい3パターンに分けられます。
(1)本来、持っている能力が高い生徒
(2)ヤンキー、ワル
(3)無気力で生気が感じられず、学力が非常に低い生徒
(1)のタイプは、いじめや家庭の事情などで不登校となり、中学校の内申書が悪く、「教育困難校」に来ざるを得なくなった生徒です。
(2)のタイプは、イメージ通りです。
(3)のタイプは、おとなしく、問題を起こすことはありません。
一方、人の話を理解しているようで、理解しておらず、学習障害の疑われるケースが多数あります。
そして「対人コミュニケーション能力」が不足しています。
著者によれば、「教育困難校」においては、この3タイプの混在が最も深刻な問題だと語っています。
(次回に続きます)
成績upのヒント!
教育コラム「雨か嵐か」
〒981-0933
仙台市青葉区柏木1-6-22佐藤アパートB101
15:00~20:00
日曜日