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(前回の続きです)
前回述べた、「教育困難校」の生徒の3類型については、わたしとしても、大いにうなずけるところがあります。
これまで家庭教師という仕事をしていて、「あの生徒さんは(1)タイプだな」「あの子は(3)タイプだな」と思い当たるところがたくさんあります。
それでも、わたしの仕事は、基本的に彼らの高校入学をもって終了します。
指導が終了し、彼らがその後にどういう道を歩むかは、想像するしかありません。
本の内容を見ると、「やっぱりそうなんだ」ということで、意外性はありませんでした。
第2点目として、彼らが就職をするとき、どうなるのかということが、目を引きました。
ここに、こういう記述があります。
(引用開始)
ある時、企業の人事担当者が直々に学校を訪れた。
その春に卒業して就職した女子生徒の件である。
「実は困っているんです。
本人の希望どおり現場で製造に当たらせたところ、ものすごくペースが遅くて....」
・・・(中略)・・・
「旅費の計算をしてもらっても、路線や地名が分からないから、困っているんです。
こないだ見るに見かねて口を出したところ『乗り換え』っていう言葉がわからないって言うんですよ。
いやあ、困っちゃって」
(引用終了)
そして、その上司は彼女の低学力に閉口し、勤務終了後、算数の問題集を買ってきてやらせているという事実も書いてあります。
著者によれば、この女子生徒は(3)のタイプ、すなわち、おとなしく、問題を起こすことはないが、本人の能力の面で、できることが限られてしまうというケースです。
(次回に続きます)
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