「試験の点が上がる」読書はどうあるべきか その3 2017/11/20

前回の続きです)

受験という観点から見た読書というのは、「すればするほど知識量が増え、試験のときに負担が減る」という側面があります。

もちろんそれは重要な要素です。

しかし、それ以上に大切なのは、「文字に立ち向かっていく姿勢」です。

勉強の苦手な生徒さんを指導をしていて痛感することがあります。

それは、彼らが時としてまともに考えずに答案を書いていたり、文章をほんの少し読んだ時点で、考えるのを放棄してしまっているのが多いことです。

言い換えると、「文字に立ち向かっていく姿勢」が非常に弱いのです。

その大きな原因としては、使いこなせる言葉の数が少ないというのがあります。

しかし、見ているとそれだけではありません。

「書いてあることを読んでじっくり考えてみる」という気力そのものが弱い傾向にあります。

彼らが「分からない、解けない」と言ってくる問題を、少しずつ区切って、考えるように水を向けると、スルスルと問題が解けてしまうということがしばしばあります。

その間、わたしは文章を少しずつ区切って、その言葉の意味することを彼らに答えさせているだけです。

そういう場合があるということは、つまり、彼らが文章を読む前に、戦意を喪失してしまっていることを意味します。

「aとbの和と、cとdの積を.....」などという言葉を目にした瞬間、彼らの頭の中はグルグルと回り始め、「分からない、解けない」となってしまっていることが多いのです。

これでは、まともに考えて答案を書くように言っても、無理な話です。

「読書は文字に立ち向かっていく姿勢を養う」.....受験としての読書はこれで十分なのではないでしょうか。

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