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わたしはこれまで何名か、学習障害を持つ生徒さんを担当してきました。
学習障害に関しては、これまで多かったのが、算数・数学の文章問題がほぼ理解できないというものです。
例えば次のような算数の問題があったとします。
A君は、500円持っています。
300円のものを買いました。
お釣りはいくらでしょう。
答えは500−300=200円となりますが、こういう生徒さんは、しばしば800円と答えます。
500+300=800となるというのが、彼らの述べる根拠です。
こういう状態が、小学校の高学年や中学生になっても続きます。
彼らは通常の生徒さんよりは、スピードや正確さに劣るものの、計算そのものはこなします。
そのため、中学の数学における計算問題で、ある程度点数を確保することができます。
ただ、どういう場面で、足し算・引き算・掛け算・割り算を使い分けなくてはいけないのかよく理解できません。
数字を見ると、片っ端から足していくというのは、よく見られる現象です。
こういう感じですと、大人になってからも、仕事をする際に支障が出てくる場面が予想されますが、こうした生徒さんは、一定数います。
学習障害を持つ生徒さんにわたしができることは、「学習障害を踏まえた上での受験指導」です。
学習障害そのものを改善させることはできません。
しかし、そういう現状を分かった上で、受験指導をすることはできます。
(次回に続きます)
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教育コラム「雨か嵐か」
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