「中学校定期試験過去問をやらせる塾は八百長」なのか? 〜定期試験の過去問を考察する〜 その2 2018/01/31

前回の続きです)

平均点の取れない中学生ならば、定期試験の過去問演習は意味を持ちます。

彼らを指導する際には、範囲をきっちり絞りこみ、徹底的に反復させなくてはなりません。

彼らは高得点を取れる必要はないし、また取れるとも考えていません。

彼らの望みは、「前より少しは分かるようになってきた」「ちょっとだけ自信の持てる箇所が出てきた」というものです。

答えを覚えさせるくらいやらせて、それでも足りないくらいです。

実際、しばらくすると、それだけ反復したものの、かなり跡形もなく消え去っていってしまうのが通例だからです。

一方、例えば、ナンバースクール辺りを目指す人ならば、定期試験の問題が解けて、それに安心しきってしまってはなりません。

定期試験の過去問演習は、「さらっと参考程度」にとどめ、目指すはより範囲の広い、模擬試験、実力試験、そして入試です。

中間層にある生徒さんならば、定期試験の過去問演習と、試験範囲に関連した箇所の問題演習を適宜混ぜていく、というやりかたでよいのではないでしょうか。

わたしもいろんな塾の様子を見聞きしますが、どちらの方も大体はわたしが述べたようなやり方でやっているようです。

それであれば、一介の受験関係者が、ヨソ様のことに取り立てて目くじらを立てることもありません。

また、ご父兄としても「まずは理にかなった方法でやっているところが多いんだな」と安心していただけるのではないでしょうか。

以上、述べたことは、あくまでわたしの意見であり、多くの受験関係者がそう考えているのだということではありません。

参考までにお耳汚しを賜れば幸いです。

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