そもそもなぜ高学歴の人が重用されるのか 〜使用者の立場で考える〜 その4 2018/05/07

前回の続きです)

前回述べた生徒さんは、中3という時点で、指示を理解する力がお伝えした通りということです。

今後、改善の余地はあります。

しかし、実社会に出た場合、こういう生徒さんが、「人を使う立場の人」になって、業務をつかさどるというのは難しいのではないでしょうか。

「学歴の高い人=仕事のできる人ではない」というのはよく耳にします。

実際その通りです。

では、「学歴の高くない人=仕事のできる人」かと言えば、決してそんなことはありません。

会社としては、人を採用するとき、極めて短時間に、その人となりを見極めて、採用か不採用かを判断しなくてはなりません。

となれば、そのときの基準となるものは、「誰が見ても分かりやすい基準」になります。

そうした意味で、学歴というのは、「誰が見ても分かりやすい基準」です。

会社としては、採用時、失敗をしたくないはずです。

仮に仕事がメチャクチャで、コミュニケーション能力のない東大卒の人を採用してしまったとしましょう。

そして上からその失敗を追及された場合、「東大卒だから採用しました」という言い訳をすることができます。

しかし、「学歴の高い人」を採らずに、わざわざ「そうでない人」を採用して、業務に支障をきたすようになったら、採用するほうとしては、弁解のしようがありません。

となれば、「無難なほうへ流れる」すなわち「できれば高い学歴の人を採る」のが世の常です。

以上は、生徒さんが学校の中で、なかなか知ることができない「実社会の現実」です。

 

 

 

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