「分かりやすい指導」と「成績の上がる指導」は違います その1 2018/05/27

「A先生の授業は分かりやすい」

「B先生の授業は分かりにくい」

指導をしていると、生徒さんからしばしばそうした声を耳にします。

この場合の分かりやすさ、分かりにくさは、学校の先生の授業に関して語られます。

わたしが現役学生のころを振り返ってみても、この種のことは生徒間でよく語られていました。

こと受験に関していえば、「指導の分かりやすさ」というのは非常に大切です。

それは今さら申し上げるまでもありません。

生徒さんに「分かりやすい指導」がいいか、「分かりにくい指導」がいいかと尋ねれば、「分かりやすい指導がいい」という答えが返ってくるはずです。

学校の集団授業ならば、先生は「分かりやすい指導」を心がけていればいいでしょう。

しかし、これが受験産業になると事情が違います。

ご父兄が受験産業に求めるのは、「成績の上がる指導」です。

ここで問題なのは、「分かりやすい指導」と「成績の上がる指導」がイコールではない点です。

さらに、厄介なのは、ご父兄が受験産業に求めるのは、「成績の上がる指導」であるのに対し、生徒さんは「分かりやすい指導」を求めてはいても、「成績の上がる指導」を求めていない点です。

受験関係者は両者の狭間で思い悩むことになります。

次回に続きます)

 

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