日大事件に見るスポーツ推薦の盲点 その1 2018/05/30

日本大学のアメリカンフットボール部にまつわる一連の事件は、今もって収束する気配が見えません。

わたしもツイッターで、この件をかなり饒舌に語ってきました。

今回、弊コラムでは、スポーツ推薦入学の盲点について述べてみることにいたします。

まずもって、わたしは、そもそも入学試験というのは、一般入試で入るべきであるという考えを持っています。

それは学校という場所が、結局のところ、勉学をするところだからです。

一般入試で入ってきた人は、推薦入試の入学者と比べると、「強い」です。

誰に対して気兼ねする必要もありません。

また、入学後に行われる授業の際も、一般入試と推薦入試では、前者を経た人のほうが、より基本的な力が備わっています。

そうした意味で、スポーツ推薦は、他の推薦形態、例えば専願、AO入試などと比べても、入学後の「気兼ね」というのが極めて大きくなります。

ここでいう「気兼ね」とは、そのスポーツをつかさどっている監督、あるいはさらにその上の「雲の上の人」の完全なる指揮下に入ることを意味します。

それは名門と言われるところほど、そうなります。

もともとスポーツ推薦とは、「わたしは部活動を一生懸命にやって、学校の名声を上げます。だから勉強のほうは、ちょっとお目こぼししてね」というものです。

そうなれば、スポーツ推薦で入学した場合、その部活動を辞めてしまうことは、その学校に居場所がなくなってしまうこととほぼ同義です。

学校にしてみれば、そもそも学校は、勉学をするところです。

そして、部活動をするからということで、勉強に目をつぶってきた経緯があります。

そういう条件がなくなってしまえば、あとは一般学生と同じです。

「部活を辞めれば、ただの人」です。

次回に続きます)

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