日大事件に見るスポーツ推薦の盲点 その2 2018/05/31

前回の続きです)

スポーツ推薦というのは、前回述べたように、学校・ご父兄・子息の三方にメリットがあります。

ただしそれは、三方が同じ方向を向いていればという条件付きです。

しかし、何か事が起これば、たちまち弱さが露呈します。

一般入試で入った生徒さんに、そうした「弱さ」は存在しません。

こうした場合、立場の弱い人により大きな負荷がかかってしまいます。

「三方一両損」にはならず、生徒さんのみの「一方丸損」です。

まさしく、スポーツ推薦の盲点です。

学校側としては、部活動をしない、勉学をするわけでもないという生徒を抱えるメリットはありません。

子息は子息で、方向転換をして、今さら勉強をやると言っても、なかなかに難しいものがあるでしょう。

日大の例は極端ですが、「ミニ日大」のようなところは、全国至るところに存在します。

ご父兄にとっては、この世に二人といない我が子であっても、学校にとっては、「コマのひとつ」です。

勉学を顧みず、スポーツに一心不乱に取り組んできて、それが急に梯子を外されることになった場合、ご父兄のサポートは欠かせません。

ただそうなった場合でも、あくまでご父兄ができることは、「子息のサポート」です。

そのサポートを受け、自分の力で道を開くのは、子息です。

こうした際、「子息の人間力」が試されます。

 

 

 

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