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(前回の続きです)
では、学習の苦手な生徒さんの「分からない」については、100%信用していいのかと言えば、そういうわけではないのです。
確かに、彼らの「分からない」という言葉は、「分かった」よりも信用できます。
しかし、100%信用できるわけではありません。
実は、彼らはちょっと取り組めばできるような問題でも、考えるのが面倒で、実に安易に「分からない」と言ったりすることがしばしばあります。
例えば、先日、実際にあった出来事です。
生徒さん: 今、出された問題、分かりません。
菊池: 分からない?
じゃあ、問題文をここで音読してみてください。
...生徒さんは問題の音読をする。
菊池: 問題、読みましたね。
では、この問題、ここで解いてみましょうか?
...生徒さんはその問題をスラスラと解き始める。
生徒さん: 解けました。
菊池: そうですか。解けたんですね。
それはよかったです。
でも、君が最初に問題を「解けない」って言ったとき、問題はちゃんと読んだんですか?
生徒さん: いや〜、それは...
菊池: 結局、それって問題文をまともに読まずに、「分からない」って言ったんでしょ?
問題をきちんと読まないで、答えられるわけ、ないじゃないですか。
問題文も読まないで、簡単に「分からない」なんて言わないでください。
まず、きちんと考えてみてください。
受験勉強でやったことが、そのまま将来に役立つ場面は少ないかもしれません。
とはいえ、彼らはこれから先、80年近くも頭を使って、いろいろと考えながら生きていかなくてはなりません。
若いうちに受験勉強でギチギチといろんなことを詰め込んでいくのは、この文明社会に必要不可欠です。
物を考えなくてよいのは、あの世に行ってからで十分に間に合いますので.....
成績upのヒント!
教育コラム「雨か嵐か」
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