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今日は、標題のことを書く前に、落語のことをちょっと語ってみます。
しばらく前、ラジオで落語家の立川志の輔師匠が、留意すべきこととして弟子に繰り返し指導していることがあると言っていました。
それは、落語の登場人物に気持ちを入れ込み過ぎないということだそうです。
落語というのは、ご承知の通り、何名もの人物を1人の落語家が演じます。
しかも、それを瞬時に語り分けなくてはなりません。
ですから、登場人物に気持ちを込めすぎてしまうと、その切り替えができなくなってしまうそうです。
弟子に稽古をつけていると、弟子はどうしても登場人物に入れ込み過ぎてしまいます。
かと言って、気持ちを込めなくては、落語は語れません。
その辺の間合いをどう取っていくのかが難しいのだそうです。
一方、先代の円楽師匠(俗に「馬円楽」)の場合は、少々勝手が違いました。
先代の円楽師匠というのは、テレビ番組「笑点」に出ている三遊亭円楽師匠(俗に「黒円楽」)の師匠です。
先日亡くなった、桂歌丸師匠の前の司会であった方です。
先代の円楽師匠は、演じているときに、「芝浜」「藪入り」といったホロッとさせる題目(落語で言う「人情噺」)になると、涙を流しながら語ることがありました。
そのためもあり、彼は、俗に「泣きの円楽」と呼ばれています。
しかし、その演じ方は、落語の世界で、必ずしもよく受け止められていません。
演者が涙を流して語れば、聴衆は感動します。
が、プロの落語の世界では、あくまで「ご法度」のように考えられているようです。
長々と語りましたが、以上のような話は、わたしのように受験指導に当たる者が、よく心得ておかねばならないことだと思いました。
それは、指導に当たって、「前のめりになり過ぎないようにする」「どこかに冷めた部分が必要である」ということです。
(次回に続きます)
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