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(前回の続きです)
それでも、古文・漢文が、著しく負担の多い教科なら、理系受験生が、それを目の敵にするのも納得がいきます。
ところが、古文・漢文は、他教科に比して、少ない労力で高得点が望めます。
しかも、その得点は安定します。
百歩譲って、古文・漢文が理系にとってムダだとしましょう。
それでは、わたしの経験した「数学・理科の壮大なムダ」はどうなるのですか???
高校で学ぶ程度の古文・漢文という「小さいムダ」に、目くじらを立てている意図が、わたしには全く理解できません。
それから理系受験生は、古文・漢文を「全く使い道がない」と考えているのかもしれませんが、そのようなことはありません。
わたしにいわせると、使い道がないどころか、意外なほど使われています。
「兎 追ひし かの山 小鮒 釣りし かの川」のような唱歌にも、文語の跡が見て取れます。
戦前における昭和天皇の閲兵式のニュースフィルムでは、「かしこくも大元帥陛下には、皇軍清栄の威容を見そなはせ給ひ.....」などとアナウンスされています。
戦前の公文書は、文語・漢字カナ混じりです。
専門課程で古文・漢文を使うかどうかは別にして、これらの知識がなければ、たかだか70年ちょっと前のニュースや公文書が理解できないということになります。
一定水準以上の大学生ならば、文系・理系問わず、古文・漢文の知識は有しておくべきです。
高校の課程で学ぶようなものを、あれこれ理由をつけて学ばないようでは、大学課程の学習に耐えられるはずがありません。
それは、文系受験生にとっての数学も、同様だと感じています。
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