数学とは「数学語」という外国語の試験である 〜国数英みんな根っこは同じ〜 その5 2019/05/06

前回の続きです)

案の定、その生徒さんは、「差」という言葉の意味が分かっていませんでした。

〜「差」の意味を教えたから、今度は、答えを出せるだろう。それほど難しい問題でもないし.....

そう思いました。

が、その生徒さんは、一生懸命にその問題集の左側のページに目をやったまま、困惑の表情を浮かべています。

ちなみにその問題は、問題集の右ページに印刷されていました。

〜どうしたんですか? 分からないですか?

そう声をかけて返ってきたその生徒さんの答えは次のようなものでした。

「『左の式』って書いてあったので、問題集の左のページを見ていた。でも、左のページには、何だかたくさん書いてあるので、どれを書いたらいいのか分からなかった」

〜うわあ、分からなかったっていうのは、そこなの?!.....

そこで、わたしは「左の式」がAを、「右の式」がBを示すことを教えました。

そして、「左の式から右の式を引いた場合の差」というのは、「A−Bをすること」の意味であると、その生徒さんのため、「数学語」に「翻訳」しました。

そこで初めてその生徒さんは、正解を得られたのです。

ここで分かることは、「A−B」という計算はできても、問題文の意味を理解できなければ、正解にはたどり着けないということです。

上記の例は、特に学習の苦手な生徒さんにとっては、珍しいことではありません。

逆に言えば、問題文の意味をまるっきり読み取れないからこそ、学習が苦手のままになっているとも言えます。

「国数英すべて根っこは同じ」

わたしの申すことがお分かりいただけたでしょうか?

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