数学とは「数学語」という外国語の試験である 〜国数英みんな根っこは同じ〜 その4 2019/05/05

前回の続きです)

先日来、コラムで取り上げてきた、「数学=数学語という外国語の試験」に立ち向かう際に必要な、「日本語→数学語に翻訳」という作業は、決して易しくありません。

そこには高度な国語力が必要です。

「うちの子供は数学の計算はできるんですが、文章題や図形の問題が苦手で.....」というご父兄のお嘆きは、程度の差こそあれ、どの生徒さんにも当てはまります。

 

「3,000円で仕入れた商品に、3割の利益を付ける」→「3,000×1.3」

 

というような「日本語→数学語訳」は、その生徒さんの国語力が高ければ高いほど、早く確実に身につきます。

人によっては、演習を重ねても、全く身につかない場合があります。

それは生徒さんの習熟度の差です。

「国語力の差」とも言っていいです。

その「国語力の差」とはどういうものなのか.....

以前、担当していた中3生で数学の問題演習をしていたとき、次のような問題がありました。

ちなみにその生徒さんは、定期試験でようやく2桁の点数が取れるかどうかという感じです。

 

A,Bの2式のうち、左の式から右の式を引いた場合の差を求めなさい

 

この問題自体は「A−B」とやれば、答えは出ます。

この計算は中1で習うものです。

全然難しいものではなく、その生徒さんでも十分に対応可能です。

しかし、生徒さんは固まってしまったっきりです。

〜たぶん、「差」という言葉が分からないのだろう.....

そう思ったわたしは、その生徒さんに「差というのは引き算の答え」とヒントを出しました。

次回に続きます)

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