公立中学生の定期試験過去問 与えるべきか 与えざるべきか その3 2019/06/22

前回の続きです)

前回のコラムで、「プラシーボ効果」のことを述べました。

これは、医療の場で偽薬を処方しても、患者が薬だと信じ込むことで何らかの改善がみられることを言います。

定期試験の過去問も、これに近いのではないかと考えます。

中学生が塾・家庭教師の先生から、「これは去年の定期試験の過去問です。だから、これを使って、しっかり勉強してね」と言われたとします。

彼らは、それを基に、喜々として勉強にいそしむでしょう。

そして、成績は改善するでしょう。

特に学習の苦手な生徒さんが、範囲を絞った形で、繰り返し演習するのは、それなりに効果があります。

何しろ、副教材ワークと違い、テストとしての雰囲気が、答案のいろんなところからにじみ出ています。

そして、他校の過去問や、副教材ワークの切り貼りといった「ニセ過去問」を「あなたの学校の過去問です」とウソをついて、生徒さんに与えたとしても、たぶん、似たような「成績アップ現象」が現れるのではないでしょうか。

言い換えると、成績アップの原因は、過去問そのものでなく、いつも以上に熱心に学習するからではないでしょうか。

もとより、過去問でもないものを、「過去問です」と偽って、生徒さんに配るような、人の悪い受験関係者はいないでしょう。

「成績を上げる」という観点からすれば、教材は、定期試験の過去問でも、他校の過去問でも、ワークの切り貼りでも、差し支えないと考えます。

副教材ワークの章末にあるまとめの問題は、「定期試験の過去問」そのものと言ってよいです。

これをやり込むことが、「過去問演習」になります。

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