トップ層の日本語の語彙不足 その1 2021/02/05

以下は主に小中学生のトップ層についての話です。

わたしが彼らの指導をしていてときどき感じることに、「日本語の語彙不足」があります。

「日本語の語彙不足」というのは、要するに試験に書いてある言葉の意味が十分に理解できていないケースがちょくちょくあるということです。

もちろん彼らは、同学年の平均的な生徒より知識はあります。

語彙力もあります。

そうであればこその「トップ層」です。

しかしながら、彼らを指導していて「あれ、この言葉、知らないの?」ということは珍しくありません。

例えば「 」内にあるようなこういう言葉です。

 

彼は彼女からの問いかけに「おずおずと」返答をした。

彼女は彼の答えに「失笑」を漏らした。

Aの様子は、漁師としてようやく「板についてきた」。

 

これらはいずれも、高校入試問題の国語にあるものです。

つまり、出題者としては、「中3生なら、この程度のことは知っておいてほしい」という願望があるわけです。

これらには(※注)が付いていません。

ところが、トップ層という中学生でも上で紹介したような言葉は、「どこかで聞いたことはあるが、実はよく知らない」ということがあります。

そういう言葉は、国語の解答の際、理解のカギになっていたりします。

次回に続きます)

 

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