ツベコベ言わずに繰り返す ウンザリするほど繰り返す その1 2021/11/14

生徒さんを教えていると、彼らからときどき、こんなフレーズを聞くことがあります。

 

...先生! これ、この数学の問題を解く公式なんですよね?

これ、覚えてしまえば、試験、余裕ですよね?

...明日のテストは、社会なんですよ。

社会、教科書に太字で書いてあるところ、覚えてしまえば、行けると思うんですよ。

 

こういう言葉は、受け持ってからあまり時間のたっていない生徒さんから聞くことがあります。

成績としては、最下位層というところまではいきませんが、平均よりはるかに下です。

わたしは、彼らの言葉を肯定も否定もせず、ニコニコしながら、聞いています。

「ホー、余裕ですか。テスト、期待してますから」という言葉だけを残して。

そして、試験が終了し、結果が返ってきます。

「これ、覚えてしまえば.....」と語っていた生徒さんが、彼らの予告通り、「余裕」だったり、「行ける」状態だったりしたことは、ただの一度もありません。

ただの一度も。

そこで、わたしは少し語気を強めて、生徒さんに言います。

「あなたからは試験前に、覚えてしまえば余裕だとか、景気のいい言葉を散々聞かされましたが、余裕だったんでしょうかね?

結果が悪かったということは、余裕でも何でもなかったっていうことですよね」

生徒さんからは、「.....」という沈黙があるのみです。

次回に続きます)

 

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