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もうすぐ11月3日が来ます。
この日は「文化の日」として祝日になっています。
わたしはこの時期になると、生徒さんの社会科への興味を惹起するために、「なぜこの日が『文化の日』なのですか?」と、生徒さんに尋ねることにしています。
大概の生徒さんは「え? どうしてなんだろ?」と答えます。
以前1人だけ「日本国憲法の公布の日だから」と回答した生徒さんがいました。
なかなか優秀です。
この日が日本国憲法公布の日であることはそのとおりですが、実はこれは日本国憲法公布をわざわざ「この日」に合わせたのです。
ご承知の方もいらっしゃるかと思いますが、「この日」とは明治天皇ご生誕の日です。
この日は明治時代には天長節(=今でいう「天皇誕生日」)でした。
明治の御代が終わると、この日は平日になりますが、「明治節」の請願運動が起こります。
そして昭和に入って「明治節」が祝日となります。
大正は15年(実質14年半)で終わっていますから、国民の間には明治天皇の印象が強く残っていたものと思われます。
生徒さんには、「明治節」の話をきっかけに、明治という時代で行われた様々なことを、特に世界史という立場から解説したり、ともに語り合ったりしています。
単に事実の羅列ではなく、史実の起承転結を語ることで、生徒さんの頭の中が「歴史脳」になっていく様子がよく分かります。
反応はすこぶるいいです。
すでに報道のとおり、去る3日、日本シリーズで楽天が巨人を4勝3敗で下し、球界の覇者となりました。
ふだんは野球を見ることのないわたしも、そして家族の者も日本シリーズの中継をテレビで見ました。
それにしても、「あの」楽天が、まさしく球界に君臨する巨人を破るとは.....
また前日にあれほどの球を投げ切った田中投手がまた登板するとは.....
どちらも想定外でした。
それから試合後の星野監督のコメントにも大変好感が持てました。
「日本一になって、大震災で苦労なさっている方々をほんの少しでも、雀の涙でも癒やしてあげたいと考えていた」
「選手を褒めてあげてほしい」
この言葉に、男を見ました。
これからも楽天、頑張っていってほしいです。
それから、田中投手、本当にお疲れ様でした。
英語におけるリスニング問題の出来具合を見ていると、0点はいない代わりに、満点を取るという生徒さんも少ないようです。
中学生に限ってみると、リスニング以外の筆記試験がほぼ丸坊主状態の生徒さんでも、4割くらいは当たっています。
一方で筆記試験が結構できている生徒さんでも、リスニングが満点という生徒さんは少なく、1問くらいは外すことが多いようです。
筆記試験ができている生徒さんに満点を取ってもらうために、以下のことをお伝えします。
まず、リスニング問題に、大仰な対策は必要ありません。
単語を覚え、音読をしっかりし、学校の授業をきちんと受けていれば十分です。
ここで、単語の記憶や音読は重要です。リスニング問題は「音声を聴く」のがその眼目です。
我々が音声による言葉を理解するときは、「音声を聴いている」だけではありません。
音声を聴き、それに自分が会得している単語に適当と判断するものを当てはめて理解しています。
ですから、知らない単語は聞き取れません。
リスニングの内容を理解するためには、単語をしっかり覚える必要があります。
また試験の最中は、問題を聴きながら、メモを取ると理解度が上がります。
メモと言っても、走り書き程度のもので構いません。
試験中、メモを取らずにじっと聴いていて、あとで答えの文章・図を見て〇を付けるという作業をしているだけでは非効率です。
ぜひしっかり取り組んで満点を取りにいきましょう。
11月は宮城県内の多くの中学校で定期試験が行われます。
その際、中学2年生の数学に関しては、一次関数が主たる範囲となっています。
この関数については、多くの生徒さんが苦手にしており、なかなか定着しづらい分野です。
定期試験が終わり、ジングルベルが街中にこだまする頃にはかなりの部分が抜けてしまうという生徒さんはほんとうにたくさんいます。
そういう生徒さんの多くは、その後の模試や実力試験で、関数分野で低空飛行を続け、約1年間の「冬眠期間」を経て、3年生の二次関数に突入します。
そして図形と関数の融合問題が出てきて、訳のわからないまま入試を迎えることになります。
関数がなぜかくも取っつきづらいのか、理由は大別して2つあると思われます。
まず、内容が抽象的であるということです。
各種計算や図形に比べると、どうしても取り扱う内容と目に見えること(グラフなど)と間に相関関係は見えづらいです。
第二に、数学の他分野に比し、関数は覚えなければならないことが多いということがあります。
数学は覚えることが、他教科に比べて最も少ないですが、その中でも関数は約束事や用語など、覚えなくてはならないものが多い分野です。
これらの克服のためには、グラフをしっかり書いて、くり返し触れるということにつきます。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
前回は「関数がなぜ取っつきづらいのか」について述べました。
今回は、「関数が分からない」といっている生徒さんに見られる特徴を挙げてみましょう。
まず彼らは関数の問題に取り組むとき、グラフを書きません。
こちらは口を酸っぱくしてグラフを書く必要性を説いているにもかかわらずです。
わたしは彼らがグラフを書いて考えた上で「分からない」と言っているならば、まだ許しはします。
が、グラフを書かずに「分からない」といった場合、厳しい叱責が飛びます。
中2生の担当はこの時期ほんとうに血圧が上がります。
健康によくありません(笑)
また彼らに見られる症状として、正確な用語の意味を分かっていないという生徒さんがほんとうに多いです。
例えば、「xの増加量=5」と「x=5」の区別が分からない、そのとき分かったつもりでも、しばらくするとよく間違う。
あるいは「変化の割合」と「傾き」の概念の違いがよく分からない、などです。
かなりの生徒さんは「とりあえずグラフは書ける」という状態ですので、せめてグラフはしっかり書いてほしいと心から思います。
わたしの健康のためにもそうしてください(笑)
先日、河北新報に「仙台三高創立記念特集」と題した企画特集記事が掲載されていました。
第1面の写真にはKスタでの応援の風景が写っています。
ここはもともと男子校ですが、写真には女生徒の姿が多く、以前とは様相が変わったと感じました。
ここは「ナンバースクール」にカウントされている高校です。
同じ「ナンバースクール」でも仙台一高・二高間の交流は盛んですが、三高との交流は創立年代に差がありすぎて、あまりないというのがこれまででした。
今回、この新聞記事を読んで、盛岡三高との野球定期戦があるということも初めて知りました。
一高・二高間の野球定期戦は、その昔はテレビ中継もあったくらいで、比較的知られていたと思います。
仙台を飛び越えて、盛岡との定期戦というのは、ちょっと三高には気の毒なような気がしました。
なんでも三高側からは定期戦に入れてほしいとの要望が創立当時からあったらしいのですが、「伝統を守るため」という理由で両校からは断られたらしいです。
とはいえ、以前よりは、三高との交流が増えてきているような気がします。
5年前、高校野球の夏の大会の予選で、二高が準決勝に進んだとき、ちょうどわたしも観戦に行っていたのですが、そのとき、三高の応援団幹部の諸君が来てくれていたのです。
その際、一高の応援団幹部も来ていました。
わたしが現役生だったころ、三高の応援団幹部が二高に来たなどということは、ついぞなかったので、非常に驚きました。
時代は移り変わっているようです。
昨日、来年3月実施予定の公立高校入試における第1回予備調査の結果が発表されました。
詳細については、こちらをご覧ください。
いよいよ、季節が巡り、入試の季節がこれから本格化します。
結果を見ると、例年通り、高倍率の学校が仙台地区に集中していることが分かります。
これはあくまで予備調査ですが、例年予備調査で高倍率の出た学校は本出願で、若干倍率が下がる傾向にあります。
一般論として、受験生の志望は実力より高い傾向にあります。
そこで予備調査で「身のほどを知った」受験生が、出願する段になって、相応のところに出願するというわけです。
ただ倍率の高さ=難易度ではないので、目先の数字にとらわれず、しっかり地に足の着いた学習の継続が望まれます。
そろそろインフルエンザの季節がやってきます。
わたしは2週間ほど前に予防接種を済ませました。
その昔は学校で集団接種をしたものでしたが、今は各個人の責任の下で行っています。
まだ済ませていない生徒さんはぜひ接種をしていただきたいと思います。
例年、さすがに受験生はほぼ100%の接種率ですが、それ以外の生徒さんとなると、率が落ちるようです。
防止策として、ご父兄の方には釈迦に説法になってしまいますが、うがい・手洗いをこまめにすることが挙げられます。
また、わたしの目から見ると、生徒さんの多くが勉強はしなくても、何となくダラダラと夜遅くまで起きてしまっているということが多いようです。
彼らに「早く寝ろ!」といったところで、なかなか改まりません。
そこで、せめて「15分勉強開始時間を早めて、15分早めに寝る」ということを始めてもらうというのはいかがでしょうか?
まずはしっかり睡眠をとりましょう。
プロフィールに書いてあるとおり、わたしはこの仕事を本格的に始めるようになる前に、会社勤めをしていました。
そのため、約10年余りのブランクがあります。
10年ぶりにこの仕事をするようになり、家庭教師派遣会社からの案件で仕事をしたとき、面接の際に聞かれたこととして印象に残ったことがありました。
それは、喫煙をするか、ペットを飼っている家庭を持つのは大丈夫か、ということでした。
学生のころにこの仕事をしていたときは、ついぞそのようなことは聞かれたことがなく、最初はどういう意図か分かりませんでした。
喫煙をするか否かについては、タバコのにおいを嫌がるご家庭・生徒さん向けの配慮ということでした。
喫煙者はここ10年ほどの間にずいぶんと肩身の狭い思いをするようになったものだと感じます。
もともと、わたしは喫煙をした経験がないので、その点は全く心配ありませんでした。
またペットを飼っている家庭に関する問いは、講師がペットアレルギーかどうかということを聞きたかったようでした。
特に犬は近年、自宅の中で飼うようになっている家庭が多くなっているということを反映しているものです。
わたしは春先になると、スギ花粉で困ることがありますが、動物に関しては大丈夫です。
ちなみにうちでは猫を2匹飼っており、むしろ動物を飼っているご家庭、特に猫を飼っているところは積極的に受け持ちたいと思っております。(笑)
今日は題材として、「白虎隊」を取り上げます。
白虎隊については、多くの方がご存じのことでございましょう。
宮城県では、小学校の修学旅行が会津地方というのが定番となっており、わたしも小学校のときに、行きました。
その際、飯盛山で白虎隊の演武を鑑賞しました。
白虎隊の話はほんとうに哀しいものですが、彼らの残した武士としての誇りは時を経ても決して朽ちることがないものです。
以下、動画にてどうぞ。
→動画が表示されない場合は、こちらから
<歌詞>
1 戦雲暗く 陽は落ちて
弧城に月の影悲し
誰が吹く笛か 識らねども
今宵名残の 白虎隊
2 紅顔可憐の 少年が
死をもて守る この保塞
滝沢村の 血の雨に
濡らす白刃も 白虎隊
詩吟
南鶴ヶ城を望めば砲煙あがる
痛哭涙を飲んで且彷徨す
宗社すでに亡びぬ 我が事おわる
十有九士屠腹して斃る
3 飯盛山の 山頂に
秋吹く風は 寒けれど
忠烈今も 香に残す
花も会津の 白虎隊
花も会津の 白虎隊
この歌の歌詞はいろいろなバージョンがあります。
ことに詩吟の部分は歌い手によって微妙に違います。
というのも、この詩吟は佐原盛純という人が作った漢詩に由来する部分だからです。
訓読の方法が人によって異なるためで、それは無理からぬことです。
ここで文法の解説をします。
1番の歌詞「識らねども」は「知らないけれども」の意味です。
「識らねども」の「ね」は、打消しの助動詞「ず」の已然形です。
また詩吟の部分「すでに亡びぬ」は「すでに亡びた」の意味です。
「亡びぬ」の「ぬ」は、完了の助動詞「ぬ」の終止形です。
新聞報道によると、小6・中3生で行われたが全国学力テストの結果の公表方法のルールが変更される可能性が出てきました。
これまで、学校の成績は、その学校しか発表できず、自治体はその自治体全体の成績しか発表できませんでした。
この変更の眼目は、学校間の成績の相違が一目して分かるようにできるように、公表の仕方を改めるということです。
例えばA市にある全中学の点数を公表できるというようにです。
これが生徒さんやご家庭にどうかかわってくるかについて、以下2点に絞ってまとめてみます。
まず、第1点目として、その影響が出てくるのは少なくても2〜3年先からです。
よって小学生および小学生から下の子供にかかわってきます。
第2点目として、これまで噂の域を出なかった「同じ市内でも、A中のレベルは高いが、B中は低い」というのが具体的な数字を伴って現れます。
つまり、親として最も知りたい情報に触れることができるというわけです。
産経新聞 平成25年11月16日記事より引用
>>>
全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果公表について検討している文部科学省の専門家会議は15日、学校別成績について、一定の条件付きで教育委員会に公表を委ねるよう文科省に求める提言をまとめた。
文科省は提言を踏まえ、月内に来年度以降の公表のあり方を決める。
学力テストは現在、学校別成績はその学校のみが公表でき、市町村教委は、その自治体全体の結果しか明らかにできない。
しかし、一部自治体から学校別成績の公表を求める強い要望があり、下村博文文科相も「教委が説明責任を果たすために積極的に情報提供するのは当然」との認識を示していた。
一方、専門家会議の議論では、教委による説明責任の重要性に理解を示す意見とともに、「過度な競争につながる」「学校の序列化が心配」といった否定的な意見も出された。
最終的に、平均正答率だけでなく各校の学力向上策なども併せて公表する
▽公表内容は学校と協議する
▽課題のある学校への支援策も提示する
−などの配慮事項を、学力テストの実施要領に盛り込むよう文科省に求める提言をまとめた。
専門家会議の座長を務めた奈良学園理事の梶田叡一氏は「正答率だけが独り歩きすることで学校や地域で差別が生じるようなことはあってはならない。
文科省には教育改善につながる公表法を検討してもらいたい」と話した。
生徒さんと接していると、同じ間違いを、同じように繰り返している場合が多いことに気づきます。
これらは練習(日頃の学習)と本番(試験)の際も、同じことが言えます。
例えばずいぶん以前に、中2の生徒さんがいました。
その生徒さんは、関数の際に、y=3x+2と書くべきところ、xを書き落とすという癖がありました。
書き落とすたびに繰り返し指摘するのですが、そのたびに「アッ、そうだった」というだけで、一向に直りませんでした。
そこで迎えた本番で、当然というべきか、同じことを連発し、約30点失う結果となりました。
これは極端な例ですが、この手のミスが非常に多いのです。
結局、これは本人に直そうという自覚がなければダメです。
そういうと、その生徒さんは「自分では直そうと思っている」と必ずいいます。
しかし現実問題として、直ってはいないではないかとこちらが反論すると黙ってしまいます。
このような生徒さんは、これだけが問題というのではなく、おしなべて自分の成績にこだわりを持たない、もしくはこだわりの希薄な生徒さんです。
こだわりを持つかどうかは、本人自身が意識しているとしていないとにかかわらず、本人が選択していることです。
第三者であるわたしがとやかくいうことでもないかもしれませんが、いかにももったいない話です。
一昨日のコラムで、全国学力テストの結果公表方法が変更される可能性がある旨、お伝えしました。
その際、この公表に対する批判のうち、「過度の競争を招き、子供たちに悪影響を与える」というのがありました。
それについて、以下、述べたいと思います。
まず、以前にも触れたとおり、このテストは「先生の通信簿」としての意味合いが強いものです。
これが公表されれば、低評価を与えられた学校を担当している先生は改善策を求められることになるでしょう。
しかし小学校であれ、中学校であれ、何らかの形で試験は行われています。
ここで生徒はすでに「序列化」されているので、当該先生が行うであろう「改善策」が「過度の競争を招く」ことには必ずしも結びつきません。
先生間・学校間での競争が激しくなるというのなら、まだ理解はできるのですが。
それから、現場で教えていて実感しますが、仮に競争が激しくなったところで、何らかの影響を受けるほど、子どもたちはヤワにできていません。
ですから、こういう批判は「子供たちをダシにして、実は教師の競争を忌避しているだけなのではないか」という疑問がぬぐいきれないのです。
先日、担当した生徒さんから、自衛隊一般曹候補生試験に合格したとの知らせが届きました。
倍率は約16倍という超高倍率で、かなりの難関です。
試験は、高校1年生までに習う程度のものを扱います。
当初は英語・数学という希望でしたが、併せて小論文や面接対策も行いました。
志望の動機は震災のときの自衛隊の活躍を見て、ということでしたが、これではあまりにベタ過ぎるということで、いろいろな知識を与えました。
例えば、自衛隊の基本法は何か、最高指揮官はだれか、自衛隊の本来の任務とは何か、軍隊と警察の違い、自衛隊には軍法会議がないこと、等です。
たまたまわたしはこの辺の知識がありましたので、面接時の参考にしてほしいということで、指導時間に解説を行いました。
彼は大変な模範生で、わたしが指導中に書いたノートを一生懸命に読んで勉強していました。
目標をしっかり持っている生徒さんのすごさを感じた次第です。
明日は「勤労感謝の日」です。
生徒さんには、例によって、この日の意味を説明しています。
これは皇室行事「新嘗祭(にいなめさい)」が由来です。
この日は、一年の収穫を神々に感謝するという祭祀が宮中で執り行われます。
この行事は、古くから旧暦11月の2回目の卯の日に行われていました。
旧暦から太陽暦に切り替えた年である1873年の「2回目の卯の日」がたまたま11月23日だったため、以後、この11月23日に固定されることになりました。
よって「11月23日」という日付それ自身には大きな意味がないといえます。
このあたり、例えば、アジア諸国においてお正月が今も旧暦で祝い、年によって休みがずれることを考えると、伝統と現在をどうするかという問題を考える契機となりそうです。
昨日、楽天日本一祝賀パレードが仙台の中心部で開かれました。
集まった人は、21万4000人だそうで、それにしてもすごい数でした。
わたしは仕事の関係で、パレードをテレビで見ていました。
星野監督や選手たちのみならず、駆け付けた皆さんのうれしそうな顔が非常に印象的でした。
やはりああいうプロの方たちですら、自分のなした仕事を多くの人から評価してもらえるというのは楽しいのです。
ということであれば、生徒さんのご父兄は、生徒さんがしっかり成果を出したら、大いに祝福してあげてほしいのです。
それが生徒さんのやる気につながり、また家族みんなが幸せな気分になるはずです。
生徒さんの成果が出たら、大いに祝いましょう! 褒めましょう!
今朝方、大変怖い夢を見ました。
以下は夢の話です。
ちょうどわたしはある生徒さんの家に向かっていたとき、コンビニによってカラーコピーをしました。
なぜカラーコピーをしたのかは覚えていません。
そこで、コピーを終えると、時間に遅刻していることが分かりました。
わたしはハッとして急いで車に乗り、生徒さん宅に向かいましたが、遅刻であることは変わりありません。
おそるおそる玄関に向かい、扉を開け、「申し訳ございませんでした」と頭を下げました。
その生徒さんのお母様は普段、大変柔和な方なのですが、そのときはキッとわたしのほうを見て「うちの子の事なんか、どうでもいいって思ってるんですね」とおっしゃいました。
「まずい」と思い、どうしよう、どうしようと迷っていたら、ハッと目が覚めました。
汗がびっしょりで、ほんとうに夢でよかった(笑)
普段もわたしは時間にはこだわって遅刻のないようにしていますが、今一度、「時間を守る」ことの大切さを認識した次第です。
たとえ、夢の中でも遅刻はしないようにします(笑)
宮城県にはナンバースクールと言われる学校が6校あります。
これらのうちの5校(仙台一高、仙台二高、仙台三高、宮城一高、仙台二華)は相変わらず人気が高いです。
このナンバースクールに関しては、実は現在の生徒さんのご父兄が現役の中学生だったころより、入りやすくなっています。
以下、その論拠を示しましょう。
ホームページwikipediaによれば、宮城県の人口は以下のとおりです。
1980(昭和55)年 208万人
2010(平成22)年 235万人
また宮城県のホームページによれば、宮城県の人口に占める、0〜15歳の人口割合は以下のとおりです。
1980(昭和55)年 23.1%
2010(平成22)年 13.2%
この年代の割合が、30年前に比べると10ポイントも低くなっているのが分かります。
そこで、上掲の人口と人口比をかけると、0〜15歳の人口は以下のとおりです。
1980(昭和55)年 48万1千人
2010(平成22)年 31万人
30年前との対比 64%
30年前に比べて、宮城県の人口は27万人増加しているのに、若年層は17万人も減っています。
そして割合にして3分の2に満たない数字となっています。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
前回までは、宮城県における若年層の人口推移について述べました。
以下、ナンバースクール5校の定員の推移を見てみます。
1980(昭和55)年 1845名
☆内訳
仙台一高、仙台二高、仙台三高、仙台二華(当時は宮城二女)は360名 宮城一高(当時は宮城一女)は405名
2010(平成22)年 1560名
☆内訳
仙台一高、仙台二高、仙台三高、仙台二華は320名 宮城一高は280名
☆仙台二華は中学校からの人数も含む
30年前との対比 85%
30年前と同じ人数比にするならば、現在320名定員の学校の「理論値」は230名となります。
以上より、ナンバースクールが入りやすくなっているというのがお分かりかと思います。
進路を考察するうえでの一助としていただければ幸いです。
英語を語る際、わたしにとっては忘れられない思い出の単語があります。
それはscience(科学)という単語です。
この単語こそが、英単語の歴史に興味を持つようになるきっかけとなりました。
またそれ以後、英語におけるラテン語やギリシア語、あるいはそこから更にさかのぼった言葉とのかかわりを考えるようになりました。
中1生のとき、scienceと書き、「サイエンス」と読むことを習ったとき、非常に奇怪な綴りだと思いました。
どうしてこれで「サイエンス」と読むようになったのか、まるで分かりませんでした。
そのとき、わたしは「きっと何か理由があるに違いない」と考えました。
そこでいろいろと自分なりに調べてみました。
しかし、その当時は、今のようにインターネットがあるわけでもありません。
どこでどのように調べればよいのか、皆目分かりませんでした。
また学校の先生に聞くにしても、何となく敷居が高かったのです。
時を経て、大学生になり、いろいろ調べることができました。
調べた結果、これはラテン語からフランス語に入った言葉で、「知る」という意味のscire(スキーレ)という語に由来を持つことがわかりました。
また、そのとき、英語にはラテン語やギリシア語が多数入っていることも知りました。
わたしが「何か理由があるに違いない」と考えたのは正しかったのです。
今、生徒さんたちが取り組んでいるお勉強はどうしても無味乾燥になりがちですが、こうした視点を加えることができる例として、心に留めていただければ幸いです。
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