「トップ層」に「結果の出ない学習法」を教えてみた その1 2025/10/01

過日、ナンバースクール狙いの中学生の指導のとき、「結果の出る学習法」「効率の良い学習法」の話になりました。

誰しも、最小の努力で最大の成果を得たいと考えます。

そこで、わたしは当該中学生に、

「お勉強の苦手な生徒さんたちって、どういう勉強してると思います?

効率の良い学習法を考える前に、彼らがどういう勉強をしてるかどうかを考えてみてください。

あなたはその逆をやればいいわけですから」

と伝えました。

トップ層の生徒さんたちは、学習苦手な人たちがどんな勉強をしているかなんて、そもそも関心がありません。

考えたことすらありません。

そこで、学習苦手な生徒さんたちが、どういう学習をしているか、示してみました。

 

◎指示通りにしない・できない

菊池:

お勉強の苦手な生徒さんって、指示通りにしない・できないんです。

例えば、1ページから3ページまで、練習問題を2回繰り返しやってください、っていう指示を出しても、1ページしかやってこないとか、繰り返しやってないとか。

生徒さん:

それじゃあ、できないままですよね。

菊池:

はい、そうです。

まず、そこができてない、やらないんです。

生徒さん:

え~、そうなんですか~

次回に続きます)

「トップ層」に「結果の出ない学習法」を教えてみた その2 2025/10/02

前回の続きです)

◎問題を解いた後の答え合わせをしない

 

菊池:

問題を解いた後、答え合わせをしますね。

何のためですか?

生徒さん:

問題を解いても間違って覚えてたり、勘違いをしていないかどうか、確認するためです。

菊池:

そうですよね。

トップクラスの生徒さんだと、そう考えます。

それが常識です。

でも、勉強の苦手な生徒さんは、その答え合わせをしようとしないんですよ。

いくらこちらが言っても。

生徒さん:

どうしてですか?

菊池:

さあ、どうしてなんでしょうねえ(笑)

面倒なんでしょうね。

生徒さん:

でも、間違ったままの答えを書いても、意味なくないですか?

菊池:

そのとおりですよ。

勉強の苦手な生徒さんにとっては、とにかく勉強から逃れたいんでしょうね。

答えを書けば

「ああ、終わった。終わった」

って思っちゃうんでしょう。

自分の答えが当たってるか、間違ってるかの関心って、薄いんですよ。

後は野となれ山となれという感じで。

生徒さん:

え~、そうなんですか~

菊池:

そうなんです。

そういう感じだから、お勉強が苦手になってしまうんでしょうね。

生徒さん:

ああ、そうか...

次回に続きます)

「トップ層」に「結果の出ない学習法」を教えてみた その3 2025/10/03

前回の続きです)

◎込み入った問題で書いて考えない

 

菊池:

わたしは込み入った問題を解くとき、いつもこう言ってますよね。

「込み入った問題は書いて考えるようにしてください。

問題を読んでいるときにも、問題用紙に書き込みをしてください。

手を動かして、できる限り書くようにしてください」

生徒さん:

はい、そうです。

菊池:

ところが、勉強の苦手な生徒さんだと、いくら言っても、書かないんですよ。

生徒さん:

どうして書かないんですか?

菊池:

どうしてなんでしょうねえ~

「書かない」っていうよりは、「書けない」のかもしれません。

生徒さん:

でも、それだと問題、解けなくないですか?

菊池:

はい、そうですよ。

解けません。

生徒さん:

そういう人たちって、例えば数学の図形の問題とか、どうやって解くんですか?

菊池:

問題を読んで、ジーッと考えてます。

手は全然動かしません。

生徒さん:

ジーって問題を見るだけだと、解けないですよね。

ちょっとでも書けば、分かるところはあるかも。

菊池:

あなたならそう思うでしょう。

それは、あなたがお勉強、できるからそう思うんです。

勉強が苦手な人って、それができないんですよ。

生徒さん:

え~ そうなんですか...

次回に続きます)

「トップ層」に「結果の出ない学習法」を教えてみた その4 2025/10/04

前回の続きです)

菊池:

どうです?

お勉強の苦手な生徒さんって、どんな感じで勉強をやっているか分かりました?

生徒さん:

なんか、これをやってたら、点数取れないっていうのは、分かります。

あんまり考えたこと、なかったけど、そうなんですね~

菊池:

「こんな風にやってたら、そりゃあ点数は取れないよな」

って思うでしょ。

だから、「成果が出る勉強法」っていうのを考えたとき、彼らがやってるのと逆をやればいいんですよ。

生徒さん:

逆っていうのは?

菊池:

「指示通りにまずやる」

「問題を解いた後で答え合わせをしっかりやる」

「入り組んだ問題は、できるだけ書いて考える」

これって、面倒かもしれません。

でも、何だかんだで、手抜きをしないで、マメにやることが結局は一番効率的なんですよ。

もちろん、どの程度マメにやればいいかは人によって違います。

できる生徒さんは、滅多に間違うことはないし、正確です。

生徒さん:

そうなんですね~

菊池:

どうです。

「効率的な勉強法」っていっても、特別なことは何もないんですよ。

つまんないでしょ?(笑)

 

・・・というわけで、「特別なことは何もない」っていうのがオチでした。

締まらないオチで、ほんと、スミマセン...

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