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今日から5回にわたって、過般行われた後期公立高校入試で、見事に仙台二高に合格したM君とのインタビュー内容を掲載します。
M君については、「自分は恥ずかしがり屋なので」という本人の談により(わたしに言わせると、「恥ずかしがり屋」というところから、かなり遠い生徒さんです(笑))、実名公表は辞退したいが、インタビューの掲載についてはOKということで、以下、記します。
菊池: 改めて二高合格おめでとう。頑張りましたね。
M君: はい。菊池先生のおかげです。(半笑いしながら)
菊池: ずいぶんお世辞がうまくなりましたね。(笑) では、そもそもM君が二高志望になったきっかけはどういうものでしたか?
M君: うちの父が一高、母が宮一の出身で、小さいころから何となく一高とか二高には親しみがありました。
そこで自分も何となくそういうところに行くのかと。
それから、「一高」とか「二高」とか、数字がついてるとカッコいいんで、そういうこともありました。
菊池: お父さんは一高に入れたかったのでは?
M君: よく分かりませんが、二高への進学には賛成してくれました。
「行けるのであれば、行った方がいい」みたいなノリで。
菊池: じゃあ、これからは、家の中で毎日定期戦ですね。(笑)
M君: まあ、そういうことになりそうですね。(笑)
(次回に続きます)
(前回の続きです)
菊池: M君が使っていた参考書類について教えてもらえますか?
M君: 自分は塾にも行ってたんで、塾ではテキストに書き込んで、そのほかに自習用のものをもらってました。
そのテキストは応用的なもので、模試のために使っていました。
それから菊池先生からの問題集は定期テスト用に使っていました。
それと数学と英語の教科書ガイドと、だいたいそんなものですね。
菊池: 必要にして十分な量ですね。
どういう使い方をしてましたか?
M君: 問題を解いて、解説を読んで、間違ったところを覚えるようにしてました。
菊池: でもM君は、当初、問題を解いて、解説を読んで、それで終わりっていう勉強をしてましたね。
わたしは「問題は間違えたところにこそ価値がある」「ゴキブリが1匹見つかると、実際は10匹いる。それと同じで、1つの間違いの周りには、10の分からないところ・弱点がある」と繰り返し指導していたと思いますが。
M君: そうです。
最初は面倒くさかったです。
宿題も、終わらすことばかり考えてて。
でも先生に言われた通りやってみたら、少し成績が上がったんで、なるほどそうなのか、と。
塾では演習はするんですが、「どうやって成績は上がるのか」というところまではあまり教えてもらえなかったんで、よかったです。
それから模試の前には、定期試験の問題や以前に受けたみやぎ模試の解き直しも何度もやりました。
模試の解き直しをしていると、理科・社会なんかはそれなりに意味があるのは分かってましたが、正直、数学の応用問題や国語の長文なんかは、解き直しててあまり意味がないんじゃないかと思ってました。
答えも覚えちゃってるんで。(笑)
でも、数学の応用問題も試験にそのままで出ることはないんですが、形を変えて出てました。
入試のときは、それで助かりました。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
菊池: M君は、指導開始当初から、社会の点数が芳しくなくて、足を引っ張られてきましたね。
特に、実力試験や模擬試験の点数が。
M君: そうです。
菊池: わたしもずいぶんと喝を入れた覚えがありますよ。
わたしに喝を入れられて、そして点数が徐々に上がっていきましたね。
社会はどうやって克服したんですか?
M君: 社会は苦手というか、興味が持てなかったんですよ。
興味がないんで、あんまり勉強しなかったんです。
それで点数がよくなかったんです。
菊池: 実にわかりやすい!(笑)
M君: でも、さすがにこれでは二高に行けなくなっちゃうと思って、社会も勉強するようになりました。
最初はイヤでしかたなかったんですが、菊池先生から、いろんな話を聞いて、社会という科目は、将来、なんかの役に立つんだなあって思いました。
それまでは、イヤなのもありましたが、社会という教科がどう役に立つのか、よく分からなかったんです。
それで、何となく、勉強にも身が入らなくて.....
菊池: そうですか。
わたしがした「いろんな話」の中で、どういうのが印象に残っていますか?
M君: 歴史の話ですね。
歴史を勉強してると、平安時代までは天皇とかがいっぱい出てきて、だんだん武士が出てくるようになって、鎌倉時代になると、武士の話だけになる。
そして、江戸時代の終わりころに、突然また天皇とか公家だとかが出てくる。
なぜ江戸時代の終わりころ、天皇が突然出てくるようになったのか、その部分がどうも分からなかったんです。
昔は力があって、そこから力がなくなって、突然江戸時代になって力が出てきて注目されるようになったっていうのが、よく分からなくて。でも、先生の話をきいて、すごく納得しましたし、おもしろいと思いました。
菊池: そういえば、そういう話をしたかもしれません。
よく覚えてますね。
この手の話はしてみるものですね。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
菊池: 入試本番のときは緊張しましたか? どういう感じで受けましたか?
M君: 自分のところは二高を受けた人が結構いたんで、学校のテストみたいな感じで受けられましたが、始まる前までは緊張しました。
始まる前は眠くないのにあくびばっかり出るんですよ。
菊池: わたしも緊張するとそうなりますよ。生あくびってやつですね。
M君: 試験が始まると、緊張感はなくなり、集中できました。
菊池: M君は、合格後、自分の入試の成績を学校からもらってきたんですよね。
何点でした?
M君: 449点でした。
菊池: お、それはよくできましたね。
わたしが常日頃言っていた450点に1点足りなかった。
あと1点、どうにかなりませんでしたか(笑)
点数だけでは比較できませんが、みやぎ模試の成績と比べると、これまでで最高点ですね。
この点数であれば、みやぎ模試ならA判定以上は確実に出ます。
よく頑張りましたね。
M君: ありがとうございます。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
菊池: 勉強は1日にどのくらいやってましたか?
M君: 1年生のころは、1日2時間くらいだったと思います。
塾へは週1回行ってましたが、家庭教師の日と塾の日は、授業が終わると疲れて勉強しませんでした。
2年生のときには3時間くらいで、3年生になって部活を辞めてからは、4時間くらいはやりました。
3年生なってから、塾や家庭教師の日も、終わってからも少し勉強しました。
菊池: まあ、二高を目指す人だったら、そのくらいやってるかもしれません。
あと、モチベーションはどうやって維持してました?
M君: 実は同じ部活に、頭がよくて、けっこう女子にもモテるっていうヤツがいたんですよ。
そいつには絶対負けたくないと思ってました。
菊池: (大笑い)そうですか。
女性のことが絡むと、M君は燃えるんですね。(大笑い)
そういう、まあ、言ってみれば、頭も顔もいい奴が許せなかったってことですね。
結果としてよかったんじゃないですか。
そのイケメン君のおかげで頑張れたわけですから。
M君: そいつは一高に合格しました。
菊池: おお、そうですか。それは立派、立派。
最後に後輩諸君へ勉強のアドバイスとかあれば.....
M君: そんなに偉そうなことは言えませんが、1年生のころからまじめに勉強しておいた方がいいと思います。
特に理科とか社会は1年でやったことは忘れてたりするので、それをやるのに大変でした。
菊池: いろいろ、聞かせてもらって、ありがとうございました。
これからがある意味、本番ですよ。
わたしが言ってきたとおり、高校はあくまで通過点ですから。
M君: 分かりました。頑張ります!
3月末から急に暖かくなってきて、朝は起きるのがだいぶ楽になりました。
生徒さんやご父兄の方も、この時期は花粉症で悩む方が多いのではないでしょうか。
体が不調だと、集中力が欠け、学習にも身が入らなくなってしまいます。
それゆえ、花粉症対策は大切です。
花粉症は今年は例年に比べると楽です。
わたしは医者から処方してもらっている薬のほかに、それで効きが弱いときには、麻黄附子細辛湯という漢方薬を飲んでいます。
この薬は、体を温めるというのが主たる目的で、風邪などのときにもOKです。
葛根湯と同じような感じなのですが、葛根湯は主に温まるのが上半身のみで、麻黄附子細辛湯のほうは全身が温まるそうです。(と、薬局の人が言ってました)
実際、この薬を服用すると、症状が緩和されます。
眠くならないので、お試しになるといいかもしれません。
さて、花粉症の症状緩和を図ったところで、生徒の皆さん、春休みの宿題、しっかりやってください。
春休み明けに実力試験のある生徒さんは、宿題の箇所を再度しっかり見直し&解き直しをしてくださいね。
新学期が近づき、生徒さんも学習教材を新たに揃える時期になっています。
生徒さんのご父兄からも、「どのようなものを買えばいいのでしょうか?」と聞かれることが多いです。
そこで今回は、多く受け持つ機会の多い中学生に的を絞り、わたしが用意していただいている教材を記します。
(基本教材)
①教科書・学校の副教材
②教科書ワークシリーズ(文理)
③教科書ガイド
④これまで受けた定期試験・模擬試験の答案
(受験生用に)
志望校過去問題集
(上位高を狙える生徒さんに)
発展的内容を含み、解説の詳しいものを適宜
(勉強が全体的に苦手な生徒さんに)
なるべく薄く、字が大きいもの。小学校の算数の問題集を準備してもらうことも。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
ここで、上記の内容について、詳述します。
(基本教材)①にあるように、わたしは教科書を非常に重視しています。
教科書については、いろいろ言いたいこともありますが(特に歴史と英語!!)まずは教材として最も基本になるものです。
生徒さん、あるいはご父兄は教科書を「学校で使うもの」という固定観念があるかもしれませんが、そのようなことはありません。
上手に使えば、自学自習用においても、最良の教材です。
また学校で副教材としてワーク類や資料集(国語・理科・社会など)が配布されます。
こちらも非常に使い勝手のいいものです。
ただ学校の副教材として配布されるワークは、定期試験時に、回答を記入の上で提出を求められたり、学校の授業の際に使ったりするので、日々の指導にはあまり使いません。
定期試験が近づくと、よく使います。日々の指導に指導するのが、英語・数学の教科書ガイド(いわゆる「虎の巻」)と文理から出ている「教科書ワークシリーズ」です。
このシリーズは学校で配布されるワーク類と大きく変わりませんが、英語や数学には実践問題のCDがついていたりして、大変重宝します。
指導や日々の課題においては、「教科書ワークシリーズ」に直接答えを書き込まずに繰り返し使います。
また数学の演習においては、上記「教科書ガイド」を使いながら、教科書の問題も繰り返し解いてもらいます。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
また、みやぎ模試や校内実力試験対策には、これまでに受けた定期試験・模擬試験の答案を使います。
これを何度も解き直し、特に間違った部分をしっかり覚えてもらいます。
この「過去の試験の解き直し」をしっかりやった生徒さんが異口同音に言うこととして、同じような問題が形を変えて繰り返し出ています。
「過去の試験問題」という教材費0円の「教材」を放っておく手はありません。
以上、述べたように、(基本教材)をやりこむことで、成績は確実に上がります。
肝要なのは「やりこむ」ことです。
そして間違えた問題を、いかに着実に自分のものにしていくかです。
また、上位高を狙える生徒さん(あくまで「上位高を狙える」生徒さんであり、「上位高を狙う」生徒さんではありません)、勉強が全体的に苦手な生徒さんには、前者に対して発展的な問題集を、後者に対しては、より易しい問題集などを(基本教材)に加えます。
さて、新学期のスタートダッシュ、お互いにしっかりやっていきましょう!
昨日、標記の件で、渦中の小保方氏が記者会見を行いました。
生徒さんからは、「STAP細胞って、どういうものなんですか?」「STAP細胞って、ほんとうにあるんですか?」などと、聞かれたこともあるので、一応、このコラムで取り上げることにします。
わたしの主張は3つです。
ひとつめは、わたしに「STAP細胞って、どういうものなんですか?」と聞かれても、「全く分かりません」としか答えられないということです。(笑)
文系のわたしには全くの専門外です。
たぶん、すごいものなのでしょう。
二つ目に、ここからが、わたしの専門分野の発揮ですが、昨日の会見はあくまで、小保方氏が理研から下された処分に対する不服申し立てにまつわるものであるということです。
STAP細胞の存在に関してではありません。
分かりやすく言うと、小保方氏が「これまでにないような、画期的な風味のカレーライスを作りました!」と発表したものの、カレーライスの中に入っていたのは、ニンジンの代わりに大根が入っていたり、ジャガイモでなくてトロロイモだったりしたというものです。
そして理研が「専門家ならば、ニンジンと大根を取り違えたり、ジャガイモの代わりにトロロイモになっているのは、わざとやったでしょ」と言っているのに対し、小保方氏は「自分が未熟ゆえに、ニンジンを大根と間違え、ジャガイモをトロロイモと間違えました。
間違ったのは、わざとではありません」と主張しています。
小保方氏が「自分の未熟さ....」を強調していたのは、そのためです。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
「わざとやった」と判断されれば、研究者としては失格になってしまうので、「わざとじゃないです」を繰り返したのです。
実際問題として、小保方氏や弁護団は理研で研究を続けられるとは考えていないでしょう。
ユニットリーダーというのは、企業で言うと、主任とか係長という肩書です。
その主任もしくは係長が、公の面前で、ノーベル賞受賞者である社長に頭を下げさせたのです。
小保方氏の腹としては、「打ち首」なのか「切腹」なのか、「懲戒免職」なのか「自己都合退職」なのかの条件闘争をやっていて、何とか「切腹」=「自己都合退職」にして、他への再就職の道を模索する、というのが、落としどころであると思われます。
三番目には、文系から見て、理系の世界というのは、100%とはいかないまでも、文系の学問に比べて「客観性」が求められているんだなあ、と感じ入った次第です。
「学問ならば、当たり前じゃないか」といわれそうですが、決してそうではありません。
文系の学問は、理系のように、スパッと切るのが難しい分野が多いこともありますが、時の政治や権力に翻弄される場合があります。
翻弄されるだけならまだしも、曲学阿世の徒が跳梁跋扈する分野が引きも切りません。
そういう「権威」を権力が利用するのはもちろんですが、普段はその権力を批判していて、第四権力とも呼ばれるマスコミも利用している有様です。
「小保方氏があんなにマスコミに言われるのなら、糾弾されるべき連中はいくらもいるはずだよな」というのが、わたしの率直な感想です。
「真実」はつらい!
一昨日、昨日と、当コラムにてSTAP細胞を巡る一連の騒動を取り上げました。
小保方氏の研究結果にいろいろケチがついた格好になったのは、返す返すも残念です。
特にあの分野の「権威」を自認するお歴々からは、彼女の「業績」に対し、やっかみやら、何やらがあったことは、想像するに難くありません。
が、あの会見では、「自分の未熟さ」に対する彼女による百の弁明はあっても、「STAP細胞がホントにあります」という一の証拠が示されませんでした。
研究が実際はどのようなものであったか、これが何よりも雄弁に物語ります。
驚くのは、質問者から第三者(インディペンデント)で研究成果を証明してくれる人はいるのか、いるとしたら、誰なのか、具体的な名前を挙げてほしいと言われたときに、彼女は「あまりにも公の場なので.....」と断ってしまったことです。
もし自らの発表が真実であるとしたら、その第三者と十分に打ち合わせをしておき、その第三者の名前を出せば、それですんでしまいます。
小保方氏はそれすらもできなかったのか、しなかったのか、分かりませんが、あれではSTAP細胞の存在がますます疑われてしまいます。
彼女が言う「第三者」がこのコラムを読んでいるとは思えませんが、いらっしゃるとしたら、是非、名乗り出てきてほしいです。
小保方氏のためではなく、科学の発展のために。
標題にある通り、このコラムでも昨年来追ってきた東北地方への医学部新設が遅れることになりました。
理由は医学部の教員をつとめる医師が不足しているため、調整がつかなかったということです。
朝日新聞 平成26年4月12日記事より引用
>>>
文部科学省は、2015年4月を目指していた東北地方の大学医学部の新設について、少なくとも1年間先送りする方針を固めた。
下村博文文科相が11日の記者会見で、「大学関係の準備が間に合わず、やむを得ない」と述べた。16年4月の開設を軸に検討する。
東北地方の医学部新設は昨年11月、安倍晋三首相の指示を受けた下村文科相が1校限定で認めることを表明。
開校時期について「最短で15年春」としていた。これまでに仙台市の東北福祉大と東北薬科大が構想を発表している。
文科省によると、構想中の大学などから「来春の開校は困難」という声が上がった。
医師を教員として引き抜くことで、地域の医療サービス低下を心配する日本医師会などに配慮し、教員を全国から公募する準備に時間がかかるという。
ナンバースクール新入生の皆さんは、これまでの環境とはガラリと変わって、不安に感じる面が多々あるのではないかと思います。
皆さんは、中学校のとき、上位にいたわけですが、今や皆さんの周りにいる人たちは皆さんと同じレベルの人たちばかりです。
そこで、ナンバースクール新入生の皆さん、あるいはご子息がナンバースクール新入生というご父兄へ、これからの新入生の学校生活が有意義になるために、以下3つの実践をお勧めします。
①英語・数学の予習をできる限り進め、「予習の貯金」を増やしていく
②部活動など課外活動に溺れすぎない
③とにもかくにも、6月の中間試験までは歯を食いしばって①と②を実践する
この時期は、毎日が新しいことばかりで、クタクタに疲れます。
しかし、疲れるのは、あなた一人だけではありません。
皆、同じです。
そこで、ちょっとがんばって①〜③をやってみてください。
3年後に、わたしのお伝えしたいことが分かるはずです。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
以下、上記①「英語・数学の予習をできる限り進め、「予習の貯金」を増やしていく」についてです。
英語・数学の予習はできる限り進めていってください。
とりあえず、国語・理科・社会については、「授業をまじめに聞く」くらいで構いません。
中学校の調子で授業を受けると、英語・数学の進度が非常に速く感じられます。
ですので、「明日の予習は前日に」などと悠長なことを言わず、できる限り進めていってください。
予習すべき内容は以下のようなものです。
英語...単語や熟語の意味調べ、本文を読んで意味をつかみ、練習問題をノートに記入
数学...教科書を読み、練習問題を解いて、ノートに記入し、答え合わせをしておく。
数学の予習には教科書ガイドが大変便利です。
詳しい答えがついています。
英語の教科書ガイドは、残念なことに、中学校のそれとは違い、全文訳はしてありません。
が、重要なところだけは書いてあります。
数学の教科書ガイドは、購入を是非お勧めします。
英語については、中身を見て、必要と思ったら購入してください。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
次は、上記②「部活動など課外活動に溺れすぎない」について述べます。
多くの生徒さんは、これまでより通学時間が長くなります。
加えて部活動、運動会、一・二高生なら定期戦の応援など、行事・課外活動が満載です。
この時期にこうした活動に振り回されすぎると、肝心の勉強が疎かになってしまいます。
勉強に厳しさを求められない学校であれば、それでもいいでしょう。
しかしナンバースクールはそういう学校ではありません。
通学時間が長くて勉強時間が取れない.....
部活動で疲れて勉強できない.....
こうした生徒さんの声に学校側が配慮するということは全くありません。
ナンバースクールは校風が自由だとはよく言われますが、「自由だ」という校風は、「こぼれていくのも自由です」という意味でもあります。
授業はどんどん先に進むし、アッという間に自分が取り残されてしまうだけです。
そうなると、学校が苦痛になってしまいます。
そうjならないためにしっかり自己管理をしていきましょう。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
最後に、③の「とにもかくにも、6月の中間試験までは歯を食いしばって①と②を実践する」に関して詳述します。
今後の高校生活が有意義になるか、無残なものになるかは、一にも二にも新入生の中間試験までの時期にかかっています。
ですから、該当する生徒さんは、わたしに騙されたと思って6月の中間試験までは、なんとか時間をやりくりして「英語・数学の予習貯金」の残高を増やすようにしていってください。
またこのコラムをお読みのご父兄で、該当する生徒さんがいる場合、生徒さんに本コラムを見せ、わたしの申し上げたことを実践するよう促してください。
この時期を乗りそこなうと、後々浮上することは極めてまれです。
また逆に言うと、この時期は「下克上」のチャンスでもあります。
この「下克上」というのは、中学時代には逆立ちしてもかなわなかった人が、この時期にサボってしまったために成績が下降し、まじめにやった人が結果として相対的に成績が浮上することを言います。
1年生も終わりころになると、二高の最下位と三高のトップでは、三高のトップのほうが断然優秀です。
そしてそれは大学合格実績へとつながっていきます。
この時期を乗り切れば、あとは自分のペースがつかめていきます。
それまで、どうか、どうか、3ヶ月間、辛抱してください。
3年後にニッコリ笑うために!
去る17日に行われた園遊会の模様をテレビで見る機会がありました。
ソチオリンピックで金メダルを獲得した羽生選手も招待され、両陛下との歓談の場面が映し出されていました。
羽生選手のすごいところは、常に周りに対する感謝を忘れず、また謙虚であるということです。
しかも取ってつけたような感じではなく、実に自然です。
わたしがあの年齢でどうだったかというと、穴があったら入りたい気持ちです。
彼を見るたびに、「さぞかし親御さんは立派な教育をなさったんだろうな」などと、親の立場で感じてしまいます。
羽生選手の父君は中学の先生で、利府町の某中学に教頭として今年赴任なさって来たという話を、そこの中学に通う生徒さんから耳にしました。
どういう先生か、分かりませんが、立派な先生であろうことは、十分に察しがつきます。
なお、羽生選手の凱旋パレード、来週26日(土)に開催されます。
詳細は↓を。
http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/supoken/hanyu-parade.html#gaiyo
昨日、どういうきっかけでなのか、小学校の道徳の時間に読んだ話を思い出しました。
それは「お母さんの請求書」という話です。
内容は、主人公が、お使いや掃除など、自分がしているお手伝いのお駄賃として、お母さんに500円の請求書を出します。
これに対して、お母さんは、何も言わずに、主人公の要求どおり500円を支払います。
そしてお金とともに、主人公にあてた書状が添えてあります。
その書状にはこうあります。
「あなたへの請求書
病気をしたときの看病代…0円
洋服やくつやおもちゃ代…0円」
それを見て、主人公は自分の不明を恥じ、親に感謝するようになるというものです。
今、この原稿を書こうとしてネットを検索してみると、いや〜出てくる、出てくる(笑)
道徳教材の古典(?)としてつとに有名なもののようです。
(時間に続きます)
(前回の続きです)
ネット情報によれば、もともとこれは日本の話ではなく、英語にあった話を題材にしたとか。
また主人公の名前もいくつかのバージョンがあり、また主人公が母親に出した「請求書」の内容にも、いろいろなバリエーションがあります。
が、母親から0円の請求書を受け取った主人公が、母親に申し訳なく思うというオチはどれにも共通しています。
この話については、ネット上でも、さまざまな意見がつけられています。
これらを読んだところ、いずれも「道徳の教材」「この話を学ぶ子供の観点」から語られているのが、ほとんどです。
そこで、今回は、切り口として、「親の観点・立場」から、この話を語ることにします。
まず、この話から分かるように、ご父兄は日々、家族のため、自分のためにと働いているわけですが、子供は親の一生懸命さに必ずしも気づいているわけではありません。
わたしたちが、空気の大切さを重々知りながら、空気がここに存在するのを日々顧みることはほとんどないのと同じです。
これを実感するのは、空気がなくなったとき、例えば、宇宙空間に出たときや、大気汚染による健康被害が出たときなどくらいでしょう。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
子供にとってみれば、日々の糧が食卓に供されたり、洗濯機に洗濯物を放り込んでおけば、それがきちんと洗濯されて手元に戻ってくるのは、それこそ当たり前のことですから、それらをしたところで、特に親に感謝するということはないでしょう。
実際、わたしが子供だったころを思い出しても、そうですから.....
閑話休題。
話を本稿にふさわしい内容にするとすれば、「菊池の指導を受けるからには、成績が上がってほしい」、そのためには「自分の子供には、せめて月謝をかけるからには、まじめに指導を受けてほしい」とご父兄がお考えになる、ということになるでしょう。
ご父兄にしてみれば、親の心、子知らずで、だらけた態度で指導を受けてもらっては困るわけです。
さりとて、まじめに受けるかどうかは、生徒さんの心がけ次第です。
志気の高い生徒さんであれば、問題ありませんが、志気が高くない場合は.....
いくら言っても聞かない場合、非常にご父兄としてはお困りになると思います。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
前回にあるように、志気が高くなく、まじめに指導を受けないような場合は、「あなたのために、これだけお金がかかっているんだ!」と子供に具体的な金額を示すのも一つの方法でしょう。
ただ、そうは言っても、お金のことを子供にはいいづらいということもあろうかと思います。
そこで、そういう子供にはこう言ってみてはどうでしょう。
自分のことを言うのでなく、配偶者を引き合いに出して、配偶者が子供のためにどれだけ苦労をしているかを子供に言うのです。
例えば、お父様なら「お母さんは、おまえのために、毎日これだけのことをしている。お母さんも大変なんだよな」と。
またお母様なら、「お父さんは、あなたのために、会社で一生懸命に働いている。お父さんは大変なんだよ」と。
その「大変さ」を、なるべく具体的な実例を出して子供に語るのです。
また、配偶者がいない場合は、どなたか親戚の方とか、近しい方に、子供へ代弁してもらうのです。
そうすれば、子供は、「お母さんの請求書」ではないでしょうが、自分の知らなかった親の愛情に気づき、指導の際にも、変わっていくことが出てくる可能性は高いです。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
前回述べたように、自分の功績を自らが語るのでなく、配偶者を引き合いに出す方法であれば、「わたしはこれだけあなたのためにお金を出してやってる」と、恩着せがましく聞こえることもありませんし、子供にも言いやすいでしょう。
子供も安心してそれを受け止めます。
そして、何より、それが配偶者の耳に入った場合、夫婦関係に極めてよい結果をもたらすであろうことは間違いなく、いいことずくめです。
ほんのちょっと頭を使い、言葉を添えるだけで、金銭以上のものをもたらすわけですから、費用対効果を考えれば、これほどいいものもありません。
まず隗より始めよの例えのごとく、わたしも、子供に特段問題があるわけではありませんが、これを実践しています。
なかなか効果があるようです。
蛇足ながら、わたしの配偶者が、上述の方法を実践しているとは本日に至るも聞いていません(笑)。
今日はいい天気になりました。
このコラムで先般も取り上げたように、今日は羽生選手のパレードが行われます。
わたしは午前中の仕事が終わり次第、駆け付けます。
諸人こぞりて、羽生選手の偉業を称えましょう!
今日4月28日は、昭和27(1952)年、サンフランシスコ平和条約が発効し、外国による占領から解き放たれた日です。
また、明日は「昭和の日」で祝日になっています。
生徒さんには、例によって、これらの日にまつわる話をして、歴史に興味を持ってもらえるようにしています。
まず、主権回復については、日本人はともすると先の大戦が昭和20(1945)年8月15日に終わったと思いがちです。
しかし、そうではないことを生徒さんに説明しています。
戦争は、戦後も「占領」という形で継続しました。
現在、いろいろな場面で政治問題化していることが、実はこの占領期間中にあったボタンのかけ違いから起きていることが非常に多いのです。
ここで、この「主権回復」にあたっての昭和天皇の御製は以下のとおりです。
この主権回復を詠まれた昭和天皇の御製を紹介します。
風さゆる み冬は過ぎて まちまちし 八重桜咲く 春となりけり
また、「昭和の日」については、この日がなぜ「昭和の日」なのか、分からない生徒さんがほとんどです。
わたしのような昭和生まれは、この日が、以前は「天皇誕生日」だったことはよく実感できていますが、生徒さんにとって、昭和天皇はすでに歴史上の人物ですので、それも無理からぬことかもしれません。
昨日のコラムで述べたように、今日は「昭和の日」、昭和天皇のお誕生日です。
昭和天皇は25歳で天皇を践祚され、昭和20年8月15日のときには、44歳。
つまり青年の間、ずっと戦争と向き合われ、大日本帝国を一身に背負ってこられたわけです。
自分の年と重ね合わせると、とにかく、とてつもないことだと感じます。
今日は「朧月夜」を取り上げます。
この歌は、文部省唱歌で、わたしは小学校5年だったか、6年のときに習いました。
田舎の春の様子が目に浮かぶようで、きれいな歌だなあと感じた記憶があります。
以下、動画でどうぞ。
→動画が表示されない場合は、こちらから
<歌詞>
1.菜の花畠に、入日薄れ、
見わたす山の端(は)、霞ふかし。
春風そよふく、空を見れば、
夕月かかりて、にほひ淡し。
2.里わの火影(ほかげ)も、森の色も、
田中の小路をたどる人も、
蛙(かはづ)のなくねも、かねの音も、
さながら霞める朧月夜。
ここで文法解説です。
2番の歌詞にある「さながら」は「皆一様に」という意味です。
また「霞める」は「霞む」に存続・完了の助動詞「り」の連体形「る」がついた形です。
よって、「さながら霞める」は「一様に霞んでいる」という意味になります。
成績upのヒント!
教育コラム「雨か嵐か」
〒981-0933
仙台市青葉区柏木1-6-22佐藤アパートB101
15:00~20:00
日曜日