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わたしは、指導開始時、開口一番に「やってもらってて、『ここが分からなかった』とか、『やってほしかった』とか、そういうところはありませんでしたか?」と尋ねるのが慣例となっています。
その際、「これをやってほしい」「ここが分からない」と一度も言ってきたことのない生徒さんで、成績が浮上したということはありません。
そういう生徒さんは「ありません」「大丈夫です」と答えます。
わたしの目から見ていると、全然大丈夫ではないのですが.....
この手の生徒さんは、「分からないところが分からない」という状態で、習得できているものが少なく、また知識が頭の中で、ゴチャゴチャとなって整理できていません。
そういう生徒さんであっても、質問をしてくるようになると、わたしとしては成績が上がってきている証拠と受け止めます。
また質問でも「いい質問」と「建設的でない質問」があります。
「いい質問」というのは、ある程度、しっかり勉強していないと出てこない質問です。
わたしはこうした質問のとき、「いい質問ですねぇ〜」と顔をほころばせます。
生徒さんからすれば、分からないことがあるから聞いただけで、何が「いい質問」なのかは分からないことがほとんどです。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
例えば、中学校3年生ですと、英語で過去分詞というものが出てきます。
先般、この過去分詞を教えた際、「規則動詞は過去形と過去分詞が同じ形であるが、その際、過去形と過去分詞を見分けるポイントは何か」という質問を受けました。
これはとても良い質問です。
教える側としては、まじめに学習に励んでいると受け止めます。
その一方で、質問の中には、「建設的でない質問」もあります。
例えば、「なぜI am you areというふうにbe動詞は形が変わるのか」といったようなものです。
これらに対しては、「そうだから、そうだ」としか答えようがありません。
この手の「質問」は、要するに「こんな面倒なことは覚えたくありません」という意味です。
こういう質問をしてくる生徒さんには、次のように言っています。
「疑問を持つことは大切で、いいと思います。それはもっと勉強すればわかることが出てくるかもしれません。しかし一旦、ここではそういうものとして覚えましょう。『なんでそうなるのか』というのを、『覚えない』理由にしてはいけません」と。
このようには言いますが、この手の生徒さんの心の琴線に触れることは難しいようです(涙)
今日から、世間ではゴールデンウィーク後半と呼ばれ、暦の上では4連休となっています。
わたしはわたしとて、通常の仕事もあり、またこれまでやれずにいた仕事もやっておきたいと思っています。
また、1週間後の10日土曜には、仙台一高・二高との硬式野球定期戦がコボスタで開催されます。
特に、この両校を志望する生徒さんたちは、一度観戦することをお勧めします。
先輩たちの活躍ぶりが目の前で繰り広げられます。
なかなかこういう機会はありません。
なお、本コラムは明日から6日までを「充電期間」として、お休みにします。
7日から再開します。
ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしたか?
わたしは、こちらのコラムで「充電期間」と称して、コラムをちょっぴりお休みしましたが、実際はサイトの手直し・加筆をしていました。
今般、以前より、少しずつ書いていた、どうしたら子供はその気になるのか?のページが完成しました。
わたしが常々申し上げておりますとおり、成績向上において最も必要なのは、生徒さんがいかにその気になるかということです。
いくら生徒さんの潜在的能力が高くても、本人がその気にならなければ、どうにもなりません。
逆に本人にその気があれば、周りはどうあれ、活路は開けます。
この「子供がその気になる」のに、最も大きな影響力をお持ちなのは、ご父兄の皆様です。
わたしのような一介の家庭教師が千言万言を尽くして、その生徒さんの力を引き出そうと奮闘しても、ご父兄の一言には逆立ちしてもかないません。
それほどの力を、ご父兄はお持ちなのです。
「生徒さんの成績向上を目指す」という点では、ご父兄の皆様もわたしも全く同じ方向を向いています。
よろしければご一読ください。
先般、指導の際、ある高校生の生徒さんがこんなことを語ってくれました。
その生徒さんが、電車に乗っていると、途中で停車した駅から小学生の一団が乗ってきたそうです。
彼らは車内でペチャクチャしゃべるのかと思いきや、ほぼ全員がスマートフォンを持ち、画面に静かに向かっていたということです。
「イヤ〜、びっくりいしましたよ。静かだから。うるさいよりはいいんですが、小学生にスマートフォンって早すぎませんか?」とその生徒さんは言っていました。
今の高校生が、小学生のとき、スマートフォンは一般的ではありませんでした。
高校生にしてすでに世代のギャップを感じているわけです。
げに技術の進歩というのは大したものです。
「子供と携帯電話」については、学校・ご家庭でその対策、ルールがいろいろと講じられています。
そのあたりはここでは論じません。
わたしがこのことを生徒さんに尋ねて、感じたことは、生徒さんの多くがそれなりに自己管理をした上で、携帯電話を使っているということです。
ただごく一部の人たちが、使い方を間違ったりして、犯罪に巻き込まれたりするようになるわけです。
その昔、わたしが10代の頃などは「高校生とバイク」が同じような扱いを受けていたように記憶しています。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
これにしても、暴走したりして、事故に巻き込まれるのは、ごく一部の人たちであったわけです。
そういうことを考えると、新しいものは常に上の世代からは警戒されるという歴史を繰り返しています。
その一方で、多くの生徒さんに接していて思うことがあります。
それは成績の上がる勉強法などをネットで調べたりすることが意外なほど少ないということです。
yahooの知恵袋など、その手の情報があふれ、わたしが彼らと同年代なら、まさしくヨダレの出てくるような情報がいとも簡単に入手できるにもかかわらずです。
またわたしがこれこれ、こういうサイトがあって、こういう情報があって.....と生徒さんに紹介しても、実際にそれを検索している生徒さんは極めて少ないのが現状です。
結局、いくらたやすく情報が得られるようになっても、関心がなければ行動しない、すなわち自分の成績向上にはそこまで関心を払っていないということでしょう。
以前、ご案内いたしました仙台一高・二高硬式野球定期戦が本日コボスタで行われます。
12時30分より開会式、13時より試合開始です。
実際はこの時刻のずいぶん前から、両校の生徒は勢ぞろいし、イベントをやったり、応援をやったりと前哨戦が始まります。
両校のいずれかを目指す生徒さんは、観戦してみるとよいでしょう。
また両校志望の生徒さんを持つご父兄は、生徒さんにお勧め下さい。
親子で観戦というのもいいかと思います。
この定期戦は両校が戦前「仙台一中」「仙台二中」と言っていたころから行われています。
応援は全校一丸となって行うものであり、特に新入生にとっては、ある種「洗礼」というべきものです。
先輩方が眼前で熱心に応援する姿を見れば、自分の志望先が、合格点〇〇点、というような点数だけのものではなく、実像としてとらえることができます。
そうすれば、ここを目指すうえでの志気も高まろうというものです。
実際、以前わたしが担当した二高志望の生徒さんに、この定期戦観戦を勧めたところ、観戦後に彼は非常に感激し、「どうしても二高に入りたいと思いました」と言っていました。
もちろん、観戦した生徒さん全員がこうなるわけではありませんが、志気が高まる確率がわずかでもあれば、「情操教育」という点で、行ってみる価値はあります。
なお、この定期戦の様子はyou tubeに多数上がっています。
興味のある方は、「仙台一高」「仙台二高」「定期戦」などのキーワードで検索するとよいでしょう。
以下3本、昨年の様子です。
〇定期戦を告知するための行進(一高では「アピール行進」、二高では「PR行進」と言います)
→動画が表示されない場合は、こちらから
〇試合開始前のオープニングセレモニー
→動画が表示されない場合は、こちらから
〇試合の応援風景
→動画が表示されない場合は、こちらから
前コラムで紹介いたしました仙台一高・二高硬式野球定期戦は二高の勝利で終わりました。
結果は以下のとおりです。
二高 000 010 634 | 14
一高 022 012 201 | 10
すごい試合と思われるかもしれませんが、これは定期戦ではよくある流れです。
6回終了時点で7-1で一高がリード。
7回表に二高が7-7の同点に追いつく。
その裏一高が9-7でリードし、その後二高が7点、一高が1点を加え、結果は上記のとおり。
わたしは同級生とOB席で観戦していて、「7−1なんて、誤差の範囲だ。大したことない!」などと言っていたら、ホントに逆転してしまいました。
同級生からは、「おまえ、予言者だな」などとからかわれていましたが(笑)
ショックなのは、一高の1年生諸君でしょう。
定期戦の怖さを実感したのではないでしょうか。
また両校の1年生諸君は、学校生活を送る上で、なぜこの定期戦が重要視されてきたか、よく理解したでしょう。
you tubeには、定期戦の模様がすでにUPされています。
「仙台一高」あるいは「仙台二高」などで検索すると出てきます。
興味のある方は、どうぞ。
試合終了後は、「祝勝会」と称して、同級生の経営する飲食店で「来年も必ず勝つ!」などと、仲間と怪気炎をあげました。
その際、いろいろな情報を入手できましたので、このコラムで取り上げていきたいと思います。
本サイトを通じて、ご父兄からお問い合わせがあると、まず、面談という流れになります。
その際、特に成績が低迷を続けている生徒さんのご父兄からは、ときどき「うちの子は、勉強のやり方が分からないんだと思います。勉強のやり方を教えていただければ.....」という言葉を聞きます。
この言葉には「やり方が分かれば、成績は伸びていくはずだ」という思いが託されています。
しかし現状は甚だ残念なことに、こうした生徒さんに「勉強のやり方」を伝授しても、ホイホイと成績が上がるということはまずありません。
理由は簡単で、生徒さんの低空飛行の原因が「勉強のやり方を知らないこと」ではなく、「勉強をやらないこと」、なかんずく「反復基礎演習の不足」にあるからです。
反復基礎演習はスポーツで言えば、ランニングなど体力づくりに当たります。
こうした演習は決して面白いものではありませんが、しっかりこなしてこそ成績が向上します。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
これは例えるとこういうことです。
走れる子供には、「より速く走れる方法」を教授することができます。
しかし、立って歩けない子にいくら「より速く走れる方法」を語ったところで、走れるようにはなりません。
物事には順序があり、こうした子はまず立って歩くことが必要です。
日々の学習もこれと同じことです。
このタイプの生徒さんは、「やり方が分からない」のではなく、正確にいうと「どうしたらいいのか分からない」ということです。
そういうわけで、こうした生徒さんには徹底的に基礎の反復をやってもらっています。
またこの生徒さんならば、ここまではできるだろう、と踏んで、「勉強のやり方」を事細かに教えても、それを実践しないという生徒さんが少なからずいます。
こうした生徒さんは、「やり方が分からない」のではなく、「やる気がない」ということです。
やはり、「やる気」、マインドは大切です。
これは来年以降に、公立高校入試受験予定の受験生全員にかかわってきます。
現在、公立高校入試は、前期選抜、後期選抜の2回に分けて行われています。
その際、難関であった前期選抜の人数枠を拡大し、難易度を下げようとする措置です。
これにより、前期選抜はほんの少しですが、難易度が緩和され、後期選抜は若干「狭き門」になります。
前期選抜の難易度には変化があるものの、難関であることには基本的に変わりありません。
河北新報 平成26年5月15日記事より引用
>>>
前期、後期選抜の2段階で実施している宮城県内の公立高入試について、高橋仁県教育長は14日の定例教育委員会で、前期の募集枠を来春から拡大する方針を示した。
募集定員に占める割合の上限を普通科で現行の20%から30%にするなど、10〜20ポイント高める。
前期、後期の割合は各高校側が設定する。県教委は7月、各高校の募集割合を公表する見通し。
前期選抜は従来の推薦入試の透明化などを目的に2013年度入試から採用し、現行の募集割合の上限は普通科20%、専門学科(農業や工業など)・総合学科30%、専門学科(体育・美術)50%と設定。
15年度入試は普通科30%、専門学科・総合学科40%、体育・美術70%に引き上げる。
下限の10%は維持する。
県教委は「前期選抜は受験生の励みとなり、学習意欲を喚起している」などと説明。
高橋教育長は「期待した効果が表れている」と述べ、各教育委員の同意を得た。
県教委によると、上限の引き上げ幅は(1)現行の前期より高かった推薦入試当時の募集割合の上限(2)出願者数が12年度の推薦入試約5300人から13年度の前期選抜は約8500人に増えたこと−などを参考に決めた。
これに対して県教職員組合(宮教組)の瀬成田実執行委員長は「前期選抜は不合格者が合格者より多い。
枠を広げても生徒の不安や負担、重圧は変わらず、むしろ廃止して後期と一本化すべきだ」と訴えている。
<歌詞>
1 卯の花の匂ふ 垣根に
時鳥 早も来鳴きて
忍び音もらす 夏は来ぬ
2 五月雨の 注ぐ山田に
早乙女が 裳裾(もすそ)濡らして
玉苗 植うる 夏は来ぬ
3 橘の薫る 軒端の
窓近く 蛍 飛び交ひ
おこたり諌むる 夏は来ぬ
4 楝(あふち)散る 川辺の宿の
門(かど)遠く 水鶏(くひな)声して
夕月すずしき 夏は来ぬ
5 五月闇 蛍飛び交ひ
水鶏鳴き 卯の花咲きて
早苗 植ゑわたす 夏は来ぬ
この歌の歌詞、旋律はほんとうに美しいです。
日本の初夏の情景をこれほどまでにあらわしたものを他に知りません。
しかも、歌詞は日本の古典、中国の古典を典拠としており、実に格調高いものです。
以下、一点のみ文法解説をいたします。
題名の「夏は来ぬ」は、口語訳で「夏は来た」となります。
これはカ行変格「来」の連用形に、完了の助動詞「ぬ」が付いた形です。
昨日、当コラムで「夏は来ぬ」を紹介しました。
ちょうどこの時期に合った曲です。
折しも、今日から仙台市内の中心部では、青葉まつりが開催されます。
これが来ると、初夏が来たと感じます。
生徒さんたちは、今の時期、野外活動やら、修学旅行やらで、行事がいろいろです。
そんなわけで、指導がポッとあいたりすることがあり、普段できない仕事や整理をその空いた時間にあてています。
これから多くの中学生・高校生は、総体の季節になだれ込みます。
そのため、なかなか腰を据えて勉強ができませんが、総体の後では、時を経ずして中間試験です。
生徒さんたちは、最低限、課題をしっかりとこなしていくようにしてください。
先日、yahooの知恵袋を見ていたら、驚くべき記載がありました。
家庭教師にまつわる詐欺事件です。詳細はこちらをご覧ください。
この事件の顛末を手短にいうと、あるご父兄が、個人契約の家庭教師をネット掲示板で見つけます。
そして指導料を前払いで支払うも、講師本人が体調不良等あれこれ理由をつけて、多くを休講とされてしまいます。
そして、最後には当該講師が逐電してしまったというものです。
これまでネットで見る家庭教師関連のトラブルというと、高額教材に関するものでした。
すなわち、家庭教師の派遣を会社に依頼するも、70万とか、80万とかいう教材購入のローンを抱き合わせで組まされ、家庭教師派遣は中断したが、ローンだけが残った.....
派遣会社の営業とのやり取りで、その場の雰囲気に飲まれて契約したが、冷静になって考えてみて、やっぱり高いので、クーリングオフしたい.....
等々、そういったものがほとんどでした。
これらはあくまで、民事上のトラブルですで、警察が出てくるかどうかはグレーゾーンです。
しかし今回は真っ黒も真っ黒、100%刑事事件になる犯罪です。
しかも複数の被害者が.....
被害金額は何十万というものでなく、何万という単位なのですが、被害者も手間暇を考え、泣き寝入りしてしまっているかもしれません。
それにしても悪い人間がいるものだと思います。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
こういう悪漢が「家庭教師」を名乗るのは、非常に腹立たしいです。
しかもこの者は、指導に入ったときは、きちんと指導していたというのですから、ますますタチが悪い。
犯罪に手を染めず、真っ当に稼げばいいのに.....
閑話休題。
ご父兄が、こうした詐欺にあわないようにするため、対策として以下3つのことをお勧めします。
まず、個人主宰者と契約するときは、指導料後払いのところを選び、前払いのところは候補の対象から外すことです。
一般に家庭教師派遣会社は前月までに指導料を納入するというシステムを採っています。
個人契約というメリットを生かし切るためにも、指導料は指導した分だけの後払いのところを選んでください。
第二に、当該主宰者が、公表している住所に居を構えているのかどうか、実際に足を運んで確かめてみるのも一法です。
第三に、当該主宰者がブログ等を公開している場合は、それを熟読し、その人となりをつかむことです。
信用のおける人ならば、それは文面に現れます。
指導料の安さだけで選んでしまうと、かえって高くつくことになりかねません。
とにもかくにも、家庭教師はご子息のための投資です。
慎重なる見極めが肝心です。
プロフィールに記してあるとおり、わたしは約12年間、宮仕えをしておりました。
その際、最初に勤務した会社で、社内の部門統廃合のあおりで、管理部門から営業部門への異動を経験しました。
こちらの会社は、商社にありがちな背番号制、すなわち入社時にAという部門に配属されると、一生A部門になるというのが、「お約束」」でした。
したがって、わたしの異動は、その字のごとく「異動」で、異例中の異例でした。
わたしも大いに戸惑いましたし、迎えるほうも、「管理部門から使えないヤツが来た」と思ったに違いありません。
新部門への配属時、直属の上司としてわたしを指導してくださったのがO課長という方でした。
課長はずっと営業畑を歩いてきた方で、人柄も穏やかです。
課長が口癖のようにおっしゃっていたのが、「菊池君ねえ、営業は常にお客様の立場になって考えなさい」ということでした。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
最初、これは「お客様の立場になる=『買い手』の要求に100%こたえる」ことだと思いました。
しかし、それではビジネスとして成り立ちません。
のちにわたしは課長のこのお言葉を「お客様に常に迎合する」という意味でなく、「お客様がどういう視点でこちらをご覧になるか」「売り手の視点でなく、買い手の視点に立って、営業を行う」ことだと解釈しました。
営業をやっていると、「買い手はこういうことを求めているに違いない」と考えていることが、実は全くそうでなかったりすることがありました。
また逆に、売り手が全く気にも留めないことに、多くの買い手はこだわりを持っていたりなどという場面にしばしば遭遇しました。
課長の教えは、この仕事にもズバリ当てはまります。
今の仕事は、一応、ものを教える教師ということで、「先生」などと呼ばれたりします。
が、どのように呼ばれようと、「買い手=ご父兄・生徒さんの視点に立つ」という姿勢は変わりません。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
とはいえ、上述したように、わたしは「ご父兄・生徒さんの要望に100%こたえる」ということは、できませんし、しません。
ご父兄からすれば、指導料はできる限り安く、直前のキャンセルにも理由のいかんを問わず、常に振替をしてもらい、生徒さんの成績がみるみるうちに上がってほしいはずです。
生徒さんの成績向上には全く異論はありません。
しかし、他の二つは、つきつめていってしまうと、わたしの経営が成り立ちません。
「ご父兄・生徒さんの視点に立ったうえで、できるだけ要望にこたえ、またわたしの要望もできる限り、聞いていただく」というのが、わたしの基本的な姿勢です。
このコラムにしても、あくまでその意図するところは、「買い手」である現在、もしくは将来の生徒さん、ご父兄への情報提供です。
売り手である「プロ家庭教師」が、売り手の目から「鋭い視点」をもっともらしく書き連ねたところで、「買い手」であるご父兄・生徒さんが評価しなければ、情報提供としては意味がありません。
これまで、そしてこれからも、ご父兄・生徒さんの視点に立ち、コラムを提供してまいります。
5月はあと1週間で終わりです。
このさわやかな季節ともサヨナラで、もうすぐ梅雨がやってきます。
今年の夏は冷夏ということで、例年に比べると過ごしやすくはなるのかもしれませんが、梅雨がダラダラ続くのは勘弁してほしいです。
例年、新年度に合わせて、生徒さんの入れ替え、すなわち、指導終了となる生徒さん、新たに指導開始となる生徒さんがいますが、今年は例年以上に順調にお問い合わせがきております。
ありがたい限りです。
また、日程が折り合わなかったご家庭には、申し訳ございません。
わたしは「お問い合わせのあった順」という原則をずっと守ってきています。
これはご家庭とわたしとの信用の問題で、そうしていくことが長く仕事を続けることにつながると確信しています。
また、この仕事は、単に教えるだけではなく、いろいろやらなくてはならないことがでてきて、エンドレスです。
少しは休んだほうがいいのかもしれませんが、休むと何だか手持無沙汰に感じてしまいます。
さて、来週からも引き続き、がんばっていきます。
乱文失礼しました。
標記の件につき、3点につき、6月1日より契約システムの一部変更を行います。
1.「無料体験指導」の時間を、2時間(120分)→1時間(60分)といたします。
2.「グループ指導」(同学年の友人同士など、兄弟姉妹以外の複数人指導)の指導料
(1)3人〜5人 時間あたり指導料×1.5を各ご家庭で人数割り
(2)6人以上 時間あたり指導料×2を各ご家庭で人数割り
(3)「グループ指導」は、同学年の生徒さんのみの指導とします。別の学年の生徒さんが入る場合、別契約とします。
3.兄弟姉妹の同時指導は2人までとします。3人以上となるときは、別契約とします。
「無料体験指導」における変更の理由は、ご依頼があってから、ご父兄と打ち合わせののち、ほどなく体験指導という場合がほとんどで、その際、120分の指導というのは、生徒さんにとっても、教える側にとっても負担が大きいと常々感じてきたからです。
初めて指導する場合は、60分がお互いにとって「適量」と判断しました。
また「グループ指導」および「兄弟姉妹の同時指導」は、指導に携わる際の負担及び現状に合わせた形での改定となります。
今後とも変わらぬご愛顧をよろしくお願いいたします。
今の子供たちの遊びは、我々のころと変わらないものもありますが、変わっているものもあります。
一番変わっているのが、屋内での遊びです。
わたしは、その昔、野球盤・トランプ・人生ゲームのようなボードゲームをしこたまやりました。
しかし今の子供は、ニンテンドーDSなどをやっているのが主で、ボードゲーム類はあまりやっていないようです。
まあ、これも時代の流れを考えれば当然でしょう。
なぜこんなことを書いたのかというと、以前、中2の生徒さんに数学の確率を教えていたとき、以下のようなことがあったからです。
生徒さん: 先生(=菊池のこと)、この問題が分からないんですが?
菊池: どれですか?
「ジョーカーを除く52枚のトランプの中から1枚を任意に引くとき、◇をひく確率を求めなさい」と。
どの部分が分からないんですか?
52枚の中に、◇は何枚ありますか?
生徒さん: 分かりません。
菊池: え? 分からないんですか? トランプ、やったこと、ないんですか?
生徒さん: あまりトランプ、やったことないし、それから何が何枚あるかとか、そういうのを考えてトランプやったことないんで.....
菊池: (しばし絶句して)そうですか。そもそもトランプというのは.....(以下、トランプについて5分ほど)
(次回に続きます)
(前回の続きです)
わたしの感覚だと、子供のころ、トランプがどうなっているかということは、常識中の常識でした。
この確率の問題の出題者も、同じ感覚だったでしょう。
ですが、今の生徒さんたちは、昔ほどトランプで遊ばなくなっているのかもしれません。
そう思って確率の問題を見てみると、掲載されていたトランプがらみの問題はこの1問だけでした。
そのほかは、ジャンケンだとか、運動会のリレー選手の順番とか、テニスのダブルスの組み合わせとか.....
一応、出題者も気を遣っているのでしょう。
もしかしたら、削除しようと思って、そのままになってしまったとか.....
時代の流れを感じてしまった出来事でした。
「ジャンケンって、何ですか?」と問われるような時代が来ないことを切に祈る次第です(笑)
わたしは指導の際、生徒さんの書く答えもさることながら、どういう字を書くかも見ています。
見るポイントとしては、丁寧に字を書くかということもですが、筆圧も見ています。
筆圧に関していえば、これの弱い生徒さんで成績のいい人はいません。
だいたいこのようなタイプの生徒さんは、字を丁寧に書かない、すなわちどういう字なのか判別できないという症状も伴っています。
またそういう生徒さんは、鉛筆もすさまじい持ち方をしていたり、筆順もグチャグチャです。
筆順はいろいろな流儀があり、どれか一つというわけではありません。
とはいうものの、これは本来、字をきれいに書くために編み出されたものです。
それがグチャグチャならば、しっかりした字が書けないのも道理です。
筆圧が弱かったり、字が丁寧でないということは、結局、自分の字が自分で読めないことがままあるということです。
特に学年が上がっていくにつれ、アルファベットや小さい数字を書く機会が増えます。
そのため数学の計算間違いの大きな原因のひとつになります。
筆圧の弱さというのは、生徒さん本人の小さいころからの習慣という側面もありますが、勉強に対する自信のなさも現れているのかもしれません。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
次に述べたいのが、消しゴムの使い方です。
学習の苦手な生徒さんは、とにかく頻繁に消しゴムを使います。
答えを書くと、ちょっと書いては消すということを繰り返し、しょっちゅうゴシゴシとやっています。
また答えの間違いを指摘されると、電光石火の勢いで消してしまいます。
こちらとしては、間違ったものを残してもらっていろいろと解説したいのですが.....
しかしそうした生徒さんも、わたしに指摘され続けることで、字が丁寧になってくる生徒さんが出てきます。
そのような生徒さんは、成績に何らかの改善が見られます。
逆にいくら指摘をしても、自らの筆記スタイルを墨守する生徒さんは現状維持を続けます。
わたしが見るところ、そうした生徒さん本人は、自分のやり方にそれほど拘泥しているわけではありません。
しかしながら、本人が「指摘されたから、直さなくちゃ」と思わない限り、結果として「墨守する」ということになってしまいます。
たかが筆圧ですが、そうしたちょっとしたところにも生徒さんの心構えというのは現れるものです。
東北地方への医学部新設に関し、急転直下、宮城県が県立大学医学部の申請を国に行いました。
「東北福祉大学医学部」の構想はなくなり、早ければ再来年に「東北薬科大学医学部」、「宮城県立大学医学部」または郡山市の大学に医学部が誕生することになります。
これは、わたしの推測ですが、この医学部の入学難易度は東北大学医学部医学科には及ばず、他の東北地方の医学部並みになると思われます。
河北新報 平成26年5月30日記事より引用
>>>
東北への大学医学部新設で、宮城県の村井嘉浩知事は29日、県立での医学部設置構想を国に申請すると正式に発表した。
1学年の定員は60人と想定。
構想が認められれば連携する財団法人厚生会仙台厚生病院(仙台市青葉区)から最大200億円の資金援助、宮城県栗原市から市立栗原中央病院の無償譲渡などを受け、同病院と周辺をキャンパスとして整備する。
開学は2016年4月を目指す。
村井知事は同日午後、県庁で臨時の記者会見を開き「東北、宮城の医師不足解消に向け、県立医学部の申請を決意した」と述べた。
30日、文部科学省に構想を提出する。
県の構想によると、栗原中央病院(300床)に300床を増床し、計600床の付属病院を整備する。
入学者全員に修学資金を貸し付け、卒業後10年間、東北6県の自治体病院への勤務を義務付ける。
派遣を受けた自治体が卒業生に代わり、貸付金を返還する。
村井知事は会見に先立って仙台市内で行った講演で、毎年の卒業者60人の派遣先を宮城20人、他5県は各8人とする考えを明かし、「(全国各地に卒業生を供給する)自治医科大の東北版を目指す。
付属病院にはいいドクターに来てもらい、全国から患者を集める」と意欲を見せた。
初期投資は約270億円と試算。県は当初最大約500億円と積算していたが、運営規模を最低限に抑えることで圧縮可能となった。
運営費は年20億〜30億円を見込む。
公立大学法人が運営する宮城大(大和町)に医学部を設置するか、単科大として整備するかは引き続き検討する。
厚生病院と栗原市は27日、設置主体となる予定だった東北福祉大(仙台市青葉区)との連携解消を公表。
県立による医学部新設を村井知事に要請していた。
県立医学部の設置構想を受け、厚生病院の目黒泰一郎理事長は「提出期限が迫る困難な状況下での決断に心から感謝している」、栗原市の佐藤勇市長は「医療過疎地域の大きな希望になる」と話した。
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