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職業柄、受験に関する情報には、一次情報、人を介して得る情報を含めて、各所にアンテナを張っています。
今回はそうした中で、内申点および合格点にまつわるネット情報の信憑性について書きます。
ネットを検索すると、内申点に関する情報を得たがっている人たちがわたしを含めて大勢いるようです。
そうしたもののうち、「わたしは内申点平均○○で、入試本番は○○点で、その結果○○高校に受かりました」というような、本人(と思われる)書き込みはそれなりに信憑性が高いです。
しかし、それ以外の情報については、「あくまで目安、参考値」と考えておくべき、というのがわたしの見解です。
ネット情報を見ると、受験評論家を自認していると思しき方々が、内申平均○○点以上で、入試本番で○○点以上だと、○○高校は確実、○○点から○○点までは、ボーダーラインなどと、実に具体的で細かい数字を記しているものが散見されます。
何もそうした情報のない受験生やご父兄から見れば、ありがたいものに映るでしょう。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
わたしの目から見ると、これらの書き込みは、受験産業に携わる者から見た「プロの勘」としては、大筋で当たっています。
しかし、それはあくまで「プロの勘」であり、どうしてああいう細かい数字を断定的に、しかも自信たっぷりと書けるのか、いつも不思議な思いで見ています。
「私見によれば」「これまでの経験によると」「わたしが所属している塾の調査によれば」などと断り書きがあれば、その根拠が分かります。
そして「あくまで参考値」なのか「それなりに確度の高い情報」というのが分かります。
しかしそうしたものがまるでないものもあったりして、「???」となること、しばしばです。
かなり細かい数字となると、進学塾であれば、それなりに確度の高い情報を持っているでしょう。
しかしそうした情報は収集にかなりの手間暇・費用が掛かっています。
ちなみに「新みやぎ模試」の場合は、受験シーズン終了後、各受験生にアンケートを行い、合格した学校を郵送してもらえるようなシステムをとっています。
それとて受験生全員がアンケートに協力してくれるわけではありません。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
難関校であれば、ほとんどの受験生が受けるでしょうから、それなりに精度は高くなります。
一方で、難易度が易しめの学校になればなるほど、みやぎ模試を受ける受験生も少なくなるし、したがって、精度としては低くなってしまいます。
そしてその調査をもとに、出すのがこの表です。
正確な情報は多くの受験生、ご父兄、わたしを含む関係者が、のどから手が出るほどほしいものであり、いわば「秘伝中の秘伝」に属するものです。
そのようなものを無料が基本のネットに書き込むようなお人よしはいません。
もしほんとうに正確な情報が出てくるようであれば、会社のほうが逆にそういう情報を流した人を懲戒処分にしたりするのではないでしょうか。
無料のネット情報はあくまで「無料」です。
だれも責任をとるわけではありません。
なぜなら、それはタダだからです。
受け取る側もタダの情報に文句を言う人はいません。
であれば、「あくまで参考値」としておいたほうが無難です。
以上、ご参考になれば幸いです。
ゴールデンウィークまっただ中の今日、わたしは「通常通り」です。
「通常通り」に指導をし、「通常通り」に文章をアップしています。
今日もこれから指導があります。
この時期、わたしは生徒さんからのお申し出がなければ、通常通りに動いています。
今年は、そうしたお申し出が非常に少なかったので、いつものとおりです。
塾と併用している生徒さんのほとんどは、この期間は休みのようです。
ただその期間中、かなり宿題が出ています。
この時期、多くの生徒さんは部活動の練習もしくは練習試合で、多忙です。
なかなか落ち着いて勉強をできる感じではないのでしょうが、今のうちに「勉強の貯金」をしっかり確保していきましょう。
特に、高校生、中でも新入生の皆さんは、大学進学のことを考えるのであれば、大変かもしれませんが、予習を中心にやっていってください。
「高校受験が終わって、しかもゴールデンウィークに、部活もあるし、遊びたいし.....」と思うかもしれません。
その気持ち、よく分かります。
でも、これをやっておくと、6月の中間試験で泣きを見ずに済みます。
以下、昨日の指導での、生徒さんとのやり取りを.....
菊池: 次回まで、数学の予習、どのくらいやってこられそうですか?
生徒さん: う〜ん、大会が入ってるし、あんまりたくさんは.....
菊池: なるほど。確かに疲れますよね。でも、それはそれ。これはこれですよ。総体が終わると、ほら、こんな具合にすぐに中間試験ですよ。(と、いいながら、学校の行事予定表を生徒さんに見せる)
総体後に振り替え休日、それから土日をはさむと、試験まで6日間しかありませんよ。さあ、どうしましょ。
生徒さん: .....
確かに、こういう陽気のいいときには、中にこもって、勉強なんてしたくないですよね。
でも、昼間はともかく、夜にやってはどうでしょう。
それなら抵抗感や悲壮感も少なくなるのではないでしょうか。
太陽が出ているときは、表で運動に打ち込む。
そして日が沈んでからは、勉学にいそしむ。
すばらしいじゃないですか。
これぞ学生の本分!
ことにも高校1年生の皆さんは、6月の中間試験を「第二次高校入試」と考えて、頑張ってみてください。
難関校に合格した皆さんはこの時期に気を抜いてしまうと、致命傷になります。
転がり落ちるのは、ほんと、あっという間です。
それをくぐりぬければ、その後の高校生活は比較的スムーズです。
「よく学び、よく遊べ」でお願いします。
仙台一高・二高を目指す生徒さん、ならびにそうした生徒さんをお持ちのご父兄へお知らせです。
毎年この時期に行われる仙台一高・二高硬式野球定期戦が来る9日(土)コボスタで行われます。
12時30分より開会式、13時より試合開始です。試合開始は13時ですが、午前中からイベントがあり、楽しめます。
去年は二高勝利で終わりました。
6回終了時点において7-1で一高がリードしていたもののそこから二高が猛烈な勢いで迫り、結果14-10というスコアになったという、定期戦らしい展開でした。(笑)
ちなみに、今年の二高の団長は女性です。
一高は共学になってから、女性が応援団の幹部になったことはなかったように記憶しています。
一説には、「女人禁制」を貫いているらしいのですが、今年もその「伝統」は守られているのでしょうか?
わたしが現役の高校生だったころは、定期戦で両校の応援団同士が殴りあいになったこともありましたが、女性が入るとなったら、喧嘩もできません。(笑)
だから、昔に比べると、応援団同士は、牧歌的というか、緩やかになったというか、そういう感じがします。
この日は、在校生のみならず、OB・OGも集まります。
定期戦に引っかけて、種々の集まり・イベントが開かれます。
わたしも観戦の予定です。
さて、今年はどういう展開になりますか.....
平素より、ご愛顧くださり、ありがとうございます。
当方、このたび、緊急手術、緊急入院となり、2〜3週間の加療を要することになりました。
その間、諸業務ができなくなってしまいました。
お手数をおかけします。
先ほど、緊急手術・緊急入院より退院いたしました。
多くの方にご迷惑をおかけしてしまったこと、お詫び申し上げます。
また、現在担当のご家庭からは温かい言葉をいただき、心より感謝いたします。
指導は、5月25日(月)を目途に本格復帰する予定です。
今後ともご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
ネットにおける書き込みあるいはご父兄や知人の話すことの中には、学校の先生への不満・要望といったものがかなりあるということがよく分かります。
とりわけ、受験産業に携わる方々の書き込みに、学校あるいは学校の先生への不満、特に受験に関する知識の乏しさを嘆くものが多いようです。
またご父兄もその辺のところを十分に理解し、学校の先生からは得られない「受験のプロ」からの情報に耳を傾けます。
受験産業に携わる方々のそうした不満・嘆きの原因は、一言でいえば、「アチラさんは給料分だけ仕事をしていない。アチラさんは身分が安定していて、それにあぐらをかいて.....」というやっかみが多くを占めているのではないかと勝手に想像しています。
さて、そういうことを踏まえたうえで、では、学校の先生の最大の仕事は何かというと、それは「日本国民を作ること」であると、わたしは考えています。
公立学校の先生はもちろんですが、私立学校の先生にせよ、税金から補助が出ているわけですから、同じことです。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
そもそも「国民」という意識は、ほうっておいて形作られるものではありません。
膨大なエネルギーが必要です。
学校の先生方はその一翼を担い、また学校教育は「日本国民を作る」という目標のためになされます。
我が国は明治維新後、かなり速くそうした意識が作られてきましたが、多くのアジア・アフリカ諸国が「国民」という意識を作るのにいかに苦労しているかは、彼らが欧米の支配を脱してから、国内で騒擾(そうじょう)・内乱がひっきりなしに起きてきたという事実からだけでも分かります。
学校教育が上記のような目的を持つならば、知育・徳育・体育という言葉が示すごとく、受験に必要な知識等はそのうちの一部分を構成するにすぎません。
学校の先生方は、「日本国民を作る」専門家ではあっても、受験の専門家でない以上、その方面の知識が手薄になるのは当然です。
わたしのような家庭教師を含む受験産業従事者は、「日本国民を作る」などという発想を持ちません。
また徳育・体育のことも考えていません。
それはとりもなおさず、受験に特化した私(わたくし)の運営体です。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
もちろん、学校という公(おおやけ)の機関が、受験産業を利用するということはあるでしょう。
しかしこれは、あくまで「出入り業者」としての役割であり、それ以上のものではありません。
これは清掃管理会社や旅行会社が学校相手に商売をしているのと同じです。
学校の先生が、校舎の守衛をやったり、修学旅行の新幹線の手配をするわけではありません。
学校があり、そしてそれを補う役割として受験産業があります。
受験産業は学校の代わりにはなれません。駿台予備校は小学校から大学までを経営していますが、「予備校」と「学校」は本質的に違います。
学校の役割が「日本国民を作る」ことだとしたら、不祥事を起こす先生、不適格な先生、日教組はどうなんだという反問が予想されます。
それは個別の事案で、批判・批評すればよいことです。
多くの先生は、それぞれの得意分野で、懸命に生徒さんと向き合っています。
わたしとしては、今後も「家庭教師としての身分」をわきまえ、ご父兄・生徒さんの手助けをしていくつもりです。
かつて宮仕えをしていた頃の話です。
仕事上のことで、ある工務店の社長と懇意になりました。
その社長は現在ちょうど70歳です。
中学卒業後、ある工務店に就職して技術を学び、その後独立して主に管工事を手がけているというたたき上げの社長です。
その社長がいつかこんな話をして下さったことがあります。
社員を採用するに当たっては、自分が中卒だったということもあり、独立当初は中卒あるいは高校中退者(彼らも学歴としては中卒になります)を積極的に受け入れていたそうです。
社長が中卒として働き出したのは、昭和30年代半ばであり、そのころ、中卒で働くのは珍しいことではありませんでした。
高度経済成長で人手不足であったこと、また当時の家庭の経済状況、兄弟姉妹の多さなどもあったと思われます。
そのころの中卒と、それから50年近く過ぎたころの中卒とでは、だいぶ勝手が違ったようです。
社長がおっしゃるには、中卒で入ってきた人たちはとにかく定着率が悪く、遅刻も頻繁で、突然行方不明になってしまう場合もあったとか。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
そして社長が続けます。
.....遅刻して、その社員に電話すると、本人、まだ寝てたってこともあったね。
それではやく来るように言うと、親が電話に出て、「うちの子は16歳で、まだ幼いんで、なかなか起きられなくて.....」なんてことを言うんだよ。
驚いたね。
親が親なら子も子って感じかな。
とにかくうちはそういうことがあったから、中卒は採らないことにした。
自分らのころの中卒と、今の中卒では時代が違うからなんだろうけど、今の中卒は、勉強ができないんじゃなくて、勉強もできないんだろうね。
.....
現在の最終学歴中卒の人たちが全員社長のおっしゃるような方ばかりではないのでしょうが、高卒以上という学歴がないと職業選択の幅が狭まるというのは、上述したような背景があることを認識しておく必要があります。
企業は学校と違って利益を出し、社員を食わせていかなくてはなりません。
となれば、中卒の人は採らないという社長の方針は、企業防衛上、無理からぬことです。
最近、とみに不登校・高校中退者が多くなる中、高卒以上という学歴がないと職業選択の幅が狭まるのはなぜなのか、ご父兄・生徒さんは、今一度お考えになってみるとよろしいかと思います。
ネットで家庭教師派遣業者に関する口コミを扱ったサイトを見ると、学習塾に比べて、ネガティブな書き込みが多いように思います。
「悪事千里を走る」という言葉があるように、悪い噂というのはとかく人の口の端に上りやすいものです。
書き込みの内容は大別して2つです。
1.料金に関すること.....高額教材等、高い料金を請求された
2.講師派遣に関すること.....契約したが、講師が派遣されない。派遣されてきた講師が希望の講師像と違う。
契約の中途解約で最も多いのは、子息に改善が見られないということだと推測します。
とはいえ、これは子息のほうにも問題のある場合があり、即、悪評にはならないでしょう。
また料金については、とにもかくにも、子息に改善が見られていれば、ネットに苦情を書き込む動機は弱まります。
この症状を端的に申し上げると、「主宰者が利潤追求を前面に押し出し過ぎて、ご家庭・主宰者・講師の三者間で連携が取れなくなった」ということです。
では、学習塾に比べてなぜそういうことが起きやすいかというと、これは家庭教師派遣業という業態が抱える構造そのものに原因があると考えます。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
その構造とは、ズバリ、「家庭教師派遣業は利が薄い、儲からない」からです。
ご父兄からすれば、「これだけの月謝を払っているのに、利が薄いってどういうこと?」とお考えになるかもしれません。
以下は学習塾との比較で、家庭教師派遣業における、利益を出しにくい構造を書きます。
学習塾は集団指導が原則です。
仮に1人の講師が10人の生徒さんを受け持つとすれば、1対1という指導が原則の家庭教師の場合、単純に言って、学習塾の10倍の指導料でなければ採算が合いません。
ただし学習塾の場合は、生徒さんを収容するだけの施設に対する賃借料がかかり、家庭教師の場合はそれがかかりません。
よって、単純な比較はできませんが、仮に塾並みの利益を得ようとすれば、塾の指導料の7倍程度はかかるでしょう。
しかし、現実として、時間当たりの指導料は、せいぜい2〜3倍です。
5倍というのは、かなり「高額」になります。
(次回に続きます)
(前回の続きです)
費用が抑えられている理由は、ほんとうに塾並みの採算をとろうとして指導料を高くしてしまうと、依頼先が減ってしまうからです。
仮に、家庭教師派遣を依頼しておいでのご家庭が現在払っている指導料の3〜5倍かかってしまうといわれたら、おいそれとは家庭教師を頼みづらくなります。
となれば、家庭教師派遣業者は、会社を存続させ、利益を出すために、いろいろな無理をしなくてはなりません。
利益の出ない分は、数を集めて損益分岐点を超えるより仕方がありません。
そうした無理が高額教材の販売や不明確といわれる料金体系につながっています。
加えて、家庭教師は学習塾に比べて、契約期間が短くなってしまうことも原因の一つでしょう。
こうした諸々の要素がネット上の悪評につながっていると考えています。
わたしの場合は、主宰者=講師ですので、比較的単純な構造になりますが、悪評を立てられたら即アウトです。
わたしが明確な料金体系を心掛け、また教材の斡旋を行わない旨、弊サイトにおいて繰り返し語っているのは、その点にあります。
先に記しておりましたとおり、今月初旬、緊急手術と緊急入院を経て、22日金曜日に退院しました。
現在、業務に復帰しております。
病名は大腸穿孔すなわち大腸に穴が開いてしまうというものです。
5日の夜に排便後、腹部に尋常ならざる痛みを覚え、病院に救急搬送されました。
そして「今すぐ切らないと、明日、命はありません」と言われ、すぐに手術に入りました。
痛みを覚えるそのときまで、前兆らしきものはありませんでしたので、防ぎようがありません。
怖い病気があるものです。
現在、人工肛門での生活をしており、半年〜1年後に、人工肛門を元に戻す再手術をする予定になっています。
術後の経過はよく、現在は仕事ができております。
医療体制がしっかり整った日本に生まれた幸福、深夜にもかかわらず、緊急事態に向かい合ってくださった病院スタッフの皆さんへの感謝、そして多くの方々から寄せられた温かい言葉、お志への感謝の気持ちをかみしめています。
さて、今回、退院に当たっては、人工肛門にかかわる作業(以下ストーマケアといいます)をしっかりマスターすることが必須とされました。
「ストーマケアをしっかり学ばないと退院できません」と言われ、看護婦さんからOKをもらうことが必要だというのです。
一日も早く退院したかったわたしは、説明書を見ながら、10回シュミレーションを繰り返すという「試験勉強」を独学で行い、何とかOKをもらって退院できました。
わたしはよく生徒さんに、「何度も繰り返しやる」ということを言っている以上、自分もここでしっかり実践しなくては、生徒さんに申し訳が立たないと思い、とにかく繰り返し、ストーマケアのシュミレーションをやってみました。
看護婦さんもその姿を見て、「菊池さん、ずいぶんと頑張ってますね」「たぶん合格できますよ」などと言ってくれました。
これが、結構うれしいものです(笑)
そうなんです。
わたしは自分なりにやれることをやろうと実際に頑張っていたわけですから.....
普段だと、これが逆の立場になります。
逆の立場になって改めて感じたのは、自分の頑張りを認められると、うれしいものだし、もっと頑張ろうという気になるということです。
ですから、ご父兄の皆さんも、子息が頑張っている姿を目にしたら、「よく頑張っているね」と語りかけてほしいのです。
わたしは職業柄、努めてそうしようと思っていますが、ご父兄にもご協力をお願いいたします。
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