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(前回の続きです)
わたしから学習面での足りなさをいろいろと指摘されても、A君はまるっきり聞く耳を持とうとしませんでした。
反抗的なわけではないのですが、「やっていない自分」を省みたり、卑下したりすることなく、実に堂々としていました。
逆にわたし自身が「これだけ堂々としてるなんて、もしかして自分のほうが間違っている?」と、ときどき錯覚するほどでした(笑)
A君に一度、「その堂々さはどこから来ているのか」と尋ねたことがあります。
A君の回答は次のようなものでした。
〜自分が生まれたのは、自分の意志ではない。産むのを決めたのは親である。
〜だから親は自分を育てる義務がある。
これは筋が通っているように聞こえますが、いつまでも親が生きているわけではありません。
その点を指摘すると、そこまで深く考えているわけではないようでした。
他の生物に比べて、哺乳類は親が子供を保護する期間が長いです。
とはいうものの、その期間は永遠に続くわけではありません。
そんな彼の言うことを聞いていて、「落語に出てくる若旦那みたいだな」と感じました。
落語の若旦那というのは、大きな商店の道楽息子です。
「道楽が好き、親の稼いだおカネを好きなように使う、プライドだけはやたらと高い、反省なし」です。
親孝行で、商売熱心で.....というような人は出てきません。
そういう若旦那が親から勘当されるという場面もよく出てきます。
(次回に続きます)
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