数学 なぜ計算過程を軽視するのか 〜教える側の自戒を込めて〜 その2 2017/10/05

前回の続きです)

学年が進んだり、難問になればなるほど、複雑な計算を必要とします。

その際、指導時間との兼ね合いで、途中の複雑な計算を省いて、「はい、模範解答ではこうなってます」と指導しがちです。

ちょうど、料理番組みたいなもので、「できあがりは、こうなりました!」とやっているようなものです。

指導を受けている生徒さんも、「指導者がああやっているわけだから、自分も計算、きちんとやらなくてもいいんだ」と考えている人がいるのではないか.....

まさかとは思いますが、そのようなことを危惧するようになりました。

わたしもほんとうのことを言うと、計算も含めて数学の指導には時間をしっかり注ぎたいのです。

しかし、受験科目は数学だけではありません。

他の科目にも目配りする必要があります。

生徒さんには、そうした事情でのやむを得ないやり方だと受け止めてほしいのです。

それから、計算過程の軽視という事情を少しでも改善するために、学校の先生方のご協力も不可欠とも考えるようになりました。

というのも、定期試験や副教材ワークなどでは、非常に貧弱な計算スペースしか与えられていないという現実があります。

中学校で提出を義務付けている副教材ワークは、印刷の都合もあってか、計算スペースはごくわずかです。

そこに答えだけなく、計算過程も書いて提出するように命じている現状があります。

そうなっては、どうしても生徒さん側として、計算をなるべく書かずに済まそうという気になっても致し方ありません。

ですから、例えば定期試験では計算スペースをタップリすぎるほどタップリとるとか、別に計算用紙を配付するとかの配慮をしていただけると、クラス全体の成績は何がしか改善が見られるのではないでしょうか。

次回に続きます)

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